納涼会は、夏の暑さに負けないで頑張ろう!という気合を入れるのと、涼しさを感じるために楽しむことをしようというものです。今では企業の活性化に欠かすことのできないイベントとして、むしろ積極的に納涼会のような懇親会が行われているようです。
そんな納涼会で必ずあるのが「乾杯の挨拶」と「閉会の挨拶」です。
納涼会と言え、社長という立場である以上、少し仕事の話も盛り込んで、しっかりと社員に訓示をなんて考えていませんか?
それは、ちょっと待ってください!
納涼会のような懇親会では、社長にもやらなければいけない役割があるのです。
今回は、社長の納涼会の乾杯の挨拶、締めの挨拶を、例文を交えてご紹介します。また納涼会における社長の役割、期待されていることも併せていますので、ぜひ参考にしてくださいね!
【納涼会の挨拶!社長向け乾杯の挨拶文例!】
乾杯の挨拶はその開会の挨拶とあまりかぶらないように、そして短く行うのがスマートな挨拶の仕方になります。
盛り込む内容、言ってはいけない内容、うまい挨拶と思われる内容にするには?
「乾杯の挨拶」は盛り込む内容は少なくていいのです。ひとことだけ社員をねぎらう言葉を入れましょう。間違ってもクレームの話や、個人の失敗話などは言わないようにしましょう。
今日は難しい話はなし!みんなで暑気払いしましょう!という気持ちが伝わればいいのです。
うざがられる挨拶とは?
乾杯の挨拶をする時間帯は、皆さんが今か今かと宴が始まるのを待っています。そんな時に仕事の話を持ち出して長い話をしたり、笑えないジョークを話してしまったりしたら場がしらけますよね?
乾杯の挨拶では、仕事の話は社員をねぎらう程度に留めましょう。
ジョークを入れる場合は短くてわかりやすいものにしましょう。
乾杯の挨拶で社長らしい挨拶の文例
例文①
「毎日ご苦労様です。最近の暑さは特に身体に堪えるような厳しさですね。
ここで元気をとりもどすべく!楽しく飲んで、食べて英気を養うことにしましょう。
それでは、乾杯したいと思います。乾杯!」
例文②
「みなさん、暑い中毎日ご苦労様です!
今日は目の前にビールや美味しい食べ物がたくさん並んでおります。
暑さを忘れておおいに楽しみましょう!
それでは、お待ちかねの乾杯を行ないます。
皆さん、グラスの用意はよろしいでしょうか?
それでは乾杯したいと思います。乾杯!」
【納涼会の挨拶!社長向け締めの挨拶文例!】
納涼会が楽しい時間であったということ。これからも一緒に頑張っていきましょうということを短くお話ししましょう。
宴席での挨拶ですから、長々と話す必要はなく、ポイントを押さえてスッキリ短く話すのが基本です。
盛り込む内容、言ってはいけない内容、うまい挨拶と思われる内容にするには?
社長という職業柄、話が長くなりがちですが、あまり長いと楽しかった時間も忘れてしまうほど、参加者のテンションが下がってしまいます。閉会の挨拶も短くビシッと決めましょう。
うざがられる挨拶とは?
納涼会という楽しい場の締めですから、皆さん気分よく帰りたいですね。そんな時にお酒に酔って同じ話を、繰り返し長々と話しては絶対にダメですよ!
納涼会締めの挨拶で社長らしい挨拶の例文
例文①
名残惜しいことですが納涼会もそろそろお時間となりました。
皆様、楽しんでいただけたでしょうか。
今日は共に楽しいお時間を過ごせて、大変うれしく思っています。
まだまだ暑さは続きますが、身体には十分に気を付けてこれからも一緒に頑張ってまいりましょう!
本日はありがとうございました。
例文②
本日は休日にもかかわらずたくさんの方のご出席をいただき、誠にありがとうございました。
納涼会ということで、みなさんと楽しく交流できたことを嬉しく思います。
これからも暑さは本格的になってまいりますが、体調に気をつけてこの暑い夏を乗り切ってまいりましょう。
本日はありがとうございました。
【納涼会での社長の役割は?社員が期待していることとは?】
納涼会で社長が行うことは?
トップが現場の声を直接知ることができることも納涼会のメリットのひとつですね。気軽な雰囲気のなかで話をすると企業の改善点が明らかになる場合もあれば、新しいアイデアが浮かぶこともあるかもしれません。
社員も企業のトップと言葉を交わすことで、モチベーションアップにつながるチャンスになりますね。
社員が社長に期待をしていることは?
ひとつは気軽な雰囲気のなかで話ができることです。
一般の社員が企業のトップと話をする機会はそう持てるものではありません。
出来る限り1人1人に声をかけてあげたいものです。
社長は酔いつぶれてもいい?
社長は「尊敬」される人であってほしいと社員は思っています。お酒を飲んでも、飲まれてはいけません。潰れて介抱されるようなことがないようにしましょう。
【納涼会の会費、社長が全部出すのが普通?会社持ち?会費制?】
納涼会の費用はどうする?
現在、多くの会社が全員一律金額の自己負担制を取っています。親睦会(従業員の会)で前もって予算を取り徴収している場合もあります。
役職や先輩後輩を問わず、全員が公平であれば不満も出にくいのと、会社の予算だと強制的に出席しなければならないので、会費制の方が特に子育て世代の女性は欠席しやすくなりますね。
会費にする場合はどれぐらい多く払うの?
高くても5000円、相場は3000円です。
飲まない女性が多いので女性の会費を低く設定する会社もあります。
社長が全部だすのはあり?
ポケットマネーから出すのは「あり」ですが、会社から出すとなると会社の経費(福利厚生費)として処理できるかという問題があります。
経費で計上するには、会社にとって必要な集まりであったのかと言う点がポイントになります。
①会社スタッフ全員が参加できる状態にあったのかどうか。
一部の人間だけで行うような納涼会は会社の経費にできないというのが原則です。その場合には「会社の行事」という記録を残しておくことをお忘れないようにしましょう。
②社会通念上考えて妥当な金額であること。
あまりにも高額なお店だと全額を会社負担というのは難しいです。認められるのは「社会通念上考えて妥当な金額」ということなので高くても5000円以内にとどめておきましょう。
もちろん2次会、3次会はさらに参加人数が限られるのでNGですよ!
【納涼会での社長の役割は社員と会話する事】
納涼会での社長の挨拶、役割について紹介してきました。
まとめますと、
②閉会の挨拶もポイントを押さえてスッキリ短く話す。
③納涼会のメリットは「トップが現場の声を直接知ることができる」こと。
④納涼会の社員のメリットは「社長と気軽な雰囲気のなかで話ができること」
⑤会費は多くの会社が全員一律金額の自己負担制をとっている。
⑥経費(福利厚生費)として処理するには、「全員が出席できる状態であった」「社会通念上考えて妥当な金額である」必要がある。
納涼会という名の懇親会で、社員は社長と話すことで、お互いに情報を交換したり共有したりすることができます。それは大きなメリットになります。社員のモチベーションアップにつながるような、楽しい納涼会にしてくださいね!
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