走るのが苦手で運動会が憂うつ……なんて思っている小学生は少なくないようです。
実は私もそうでした。
全員リレーなどは「私のせいでクラスが負けたらどうしよう…」なんて、不安になることも。
そんな私でも気楽に参加できたのが「玉入れ」。
走ったり跳んだりは苦手でも、玉を投げることならできますよね。
一斉に投げるから、誰の投げた玉が入ったかなんてわかりません。
どの学年でも楽しめる玉入れ。
でも1年生から6年生まで同じルールの玉入れでは、ちょっと飽きてしまいますね。
そこで、小学校向けの玉入れアレンジを5つ調べて考えてみました。
- ダンシング玉入れ
- ディフェンス玉入れ
- ぴったり玉入れ
- 段ちがい玉入れ
- アジャタ玉入れ
1年生におすすめのダンシング玉入れから、高学年向けのアジャタまで、後半に向って難易度が高くなります。
ちょっと工夫した玉入れを探している小学校の先生に、アレンジの参考にしてもらいたいです。
玉入れアレンジ小学校の運動会アイデア5選! その1:ダンシング玉入れ
これはもう定番になっていますね。
地域によっては「チェッコリ玉入れ」ともよばれています。
やり方
- 曲が流れている時はチェッコリダンスを踊る
- 曲が切れたら玉入れ
- また曲が流れたらダンスを踊る
- これを数回繰り返す
子どもから大人まで楽しめますが、おすすめは1年生。
とにかくダンスがかわいいです。
最近ではチェッコリの代わりに、DA PUMPの「U.S.A」、「エビカニクス」、米津玄師の「パプリカ」の曲とダンスで行う学校も多いです。
参考動画の学校では、数曲を組み合わせて行っています。
いろいろなダンスがあっておもしろいですね。
玉入れアレンジ小学校の運動会アイデア5選! その2:ディフェンス玉入れ
基本は通常の玉入れですが、カゴの周りで相手チームの2~3人がじゃまをします。
じゃまをする道具は、長い柄のほうきや虫捕りあみ、ラケットなどがいいでしょう。
ディフェンスをする人は、背の高い人を選ぶのがおすすめ。
玉入れのカゴは少し低めにすると、ディフェンスがしやすく、より白熱します。
気をつけたいルールは、
- じゃまをする道具でカゴをふさがない
- じゃまをする道具で玉入れをしている人を狙わない
- じゃまをしている人を玉で狙わない
これらを先に教えておきましょう。
玉入れアレンジ小学校の運動会アイデア5選! その3:ぴったり玉入れ
基本は通常の玉入れと同じですが、大きくちがうのは、紅白チームのカゴがぴったりとくっついていること。
カゴがくっついているため、相手チームのカゴに入ってしまうことも。
やり方
- 紅白のカゴをぴったりと並べて設置
- カゴのまわりに、両チームの児童が混ざった状態でスタンバイ
- 紅チームは紅の玉を、白チームは白の玉のみを投げる
勝敗の玉の数を数え方は2通り。
- それぞれのカゴに入った数をそのまま数える(玉の色は関係なし)
- 紅チームのカゴは紅の玉のみを、白のカゴは白の玉のみを数える
両チームが混ざるので人数が多すぎてしまうときは、紅白それぞれ半分の人数で2回行うようにしましょう。
玉入れアレンジ小学校の運動会アイデア5選! その4:段ちがい玉入れ
カゴを段ちがいに設置して玉入れをします。
高い位置のカゴに入った玉は、得点が高くなるように設定します。
例えば、低いカゴは1点、高いカゴは10点にすると、点数の差が大きく盛り上がります。
数える時の計算も簡単ですね。
チーム内で高いカゴを狙う高得点メンバーを選ぶなど、チームワークが試されます。
玉入れアレンジ小学校の運動会アイデア5選! その5:アジャタ玉入れ
「アジャタ」を知っていますか?
アジャタとは、スポーツ玉入れです。
高学年向けにどうでしょうか。
やり方
- ボールをサークル内に積み、後ろ向きでサークルの外側でスタンバイ
- 合図で投げ始める
- カラー玉が全部入ったら最後に黒玉を入れる
- 早く全て入れ終わったチームが勝ち
6人1チームで行いますが、運動会ではもっと人数を増やしてもおもしろそう。
参考動画では短時間で終わってしまいますが、投げ方や積み方を研究しないと投げた玉がばらばらになり、意外に時間がかかります。
玉の積み方、投げ方の工夫を、あらかじめ各チームで研究しておくとよいでしょう。
チームの団結力も強くなります。
まとめ
ここまで、小学校向けの玉入れアレンジを紹介してきました。
- ダンスを取り入れた「ダンシング玉入れ」
- じゃまされる「ディフェンス玉入れ」
- カゴがぴったり並んでいる「ぴったり玉入れ」
- 高得点を狙いたい「段ちがい玉入れ」
- スポーツ玉入れ「アジャタ」
低学年向け~高学年向けの順に並んでいます。
最後に玉入れのコツを紹介します。
「ほかの組に負けたくない! 玉入れ必勝法!」
- 「投げる」よりも「押し上げる」ように入れる
- 押し上げる時にジャンプもする
- 玉を2つ同時に投げる時は、玉が縦になるように持つ
玉入れについては、こんな風に思っていました。
でも違いますね。
きちんとコツもありますし、チーム内で作戦を立てることが必要になることも。
がむしゃらに投げている児童の姿はかわいいですが、高学年には少し工夫された投げ方やチームワークを見せてほしいですね。
【こちらも読まれています】