いったい企業の営業のスローガンはどう作るのか?
なにから始めたらいいかわかりませんよね。
世の中にはいろいろなスローガンがあります。
製品を全面に出したもの、品質や、他にはない目新しい機能をアピールするものなど、その種類は千差万別です。
今回は、その中でも営業に関するスローガンの作り方について、企業のスローガンの例文を見ながら、営業のスローガンの作り方のポイント、そもそも営業のスローガンを作る目的、作ったスローガンを浸透させるやり方など、営業に関するスローガンについてのあれこれをご紹介していきます。
スローガンの作り方のポイントは?作る目的は?企業ならではの作り方はある?
スローガンと一口に言っても、色々なものがありますよね。
今回はその中でも、営業に関するスローガンの作り方についてご紹介していきます。
まず企業のスローガンですから、会社の理念に沿ったものでなくてはいけません。
その中で、営業にまつわる言葉を重視し、スローガンの土台としましょう。
営業のスローガンの作り方のポイントは、まず、営業目標に沿ったものではなく、一致団結できるスローガンを作ることです。
もちろん営業ですので、目標などが設定されている場合が多いと思います。
しかし、そこに焦点を当ててしまうと、ある一定の人にしか響かないスローガンとなってしまいます。
営業全体に向けたスローガンを作ることを心がけましょう。
そして、覚えやすくわかりやすいスローガンにし、説得力のある、個人、ひいてはチームのモチベーションの上がる言葉を使い個人の努力がチーム全体の力になるのだということを意識させることがポイントです。
そのため、スローガンを作る目的としては、
- 営業チーム全体の目標を明確にし、共通意識を作る
- 個人ではなく、チーム頑張るんだというモチベーションを持たせる
ということが挙げられます。
企業の営業に関するスローガンの例文3選!
ここでは、営業に直結する、品質改善や保持に関するスローガンをご紹介していきます。
”あったらいいな”をカタチにする” 「富山小林製薬株式会社」
世の中に、これがあったらいいな、と思うことを商品にする。
モノを作る会社には当たり前のことですが、こうしてしっかりスローガンにすると、なんて素敵な仕事なのだろうという気持ちになりますよね。
このスローガンを胸に、誇れる自社の製品を営業できるならば、モチベーションや団結力の強さは言わずもがな、という気がします。
“顧客に学ぶ” 「松下電器」
シンプルで力強いスローガンですよね。
なにを作るにしても、顧客のニーズに応えられていなければ、その商品の品質の保持、改善にまで至りません。
それを、社内だけでなく、顧客も巻き込むという形で、顧客すらも自らの糧にする、そういった精神があらわれているのではないでしょうか。
そして、営業という仕事は一番顧客と近く、たくさんのことを学ぶことができますよね。
“改善にこれで終わりの言葉なし” 「日本科学技術連盟 日本規格協会 日本商工会議所」
品質改善に対する、しっかりとしたスローガンです。
品質を改善することに終わりはないし、それにともない、それをアピールする営業にも終わりがないということが読み取れます。
改善に改善を重ねて、新しいものや新しい価値観ができあがり、それを営業が一番に実感、理解し、それを世の中に広めていくのです。
企業の営業に関するスローガンを社員に浸透させる方法はある?
営業に関するスローガン。
せっかく作ったのですから、社員に浸透させ、よりモチベーションと団結力を持ってほしいですよね。
まず、皆の集まる朝礼で、一言、「今週も~~というスローガンに基づき、頑張りましょう。」という一言があるだけでも、だいぶ浸透率はあがります。
毎週毎週耳にタコができるほど聞いていると、無意識のうちにそれが体に浸み込むというものです。
また、他にポスターなど何もない壁や、時計のかかっている壁の近くにスローガンを掲げるのも良いと思います。
無意識的に読み、気づいたら身についているという、上記と同じパターンです。
もうひとつ無意識パターンを挙げると、喫煙所・トイレなど、人がぼーっとしがちなところにスローガンを張っておくのもいいでしょう。
意識的にスローガンを覚えて貰うためには、やはり定期的に朝礼で皆で唱和すると、そのうちそらで言えるようになり、実践もしやすくなります。
単純ですが、一番効果的な方法です。
スローガンの変更のタイミングは?毎年変更すべき?
スローガンを変更するタイミングですが、これはスローガンの種類にもよります。
普遍的で、ある程度抽象的なスローガンでしたら、長く使い、より社員に浸透させることができます。
ただ、瞬発力や時代にあったものかどうかという点で弱いため、少し今の時流にあっていないなどと感じた時が変更のタイミングとなります。
次に、瞬発力があり、単発に近く、今この時を反映させたスローガンでしたら、その掲げている“今”が過ぎた時が変更のタイミングです。
こういったスローガンは浸透しにくいため、朝礼で唱和するなど、上記で上げた無意識的に覚える形ではなく、意識的に覚える形にした方がよいでしょう。
まとめ
以上、企業の営業に関するスローガンの作り方についてご紹介してきましたが、参考になったでしょうか。
以下にまとめておきます。
- 営業のスローガンは、団結力とモチベーションをあげるものを作ろう
- 品質改善、保持に関するスローガンは、それを紹介する営業のスローガンと直結する
- スローガンを浸透させるには、意識的にも無意識的にもアプローチが必要
- スローガンの変更タイミングは、そのスローガンの性質に合わせたタイミングで
スローガンを考えるというのは、思っている以上に大変で重圧のかかる仕事ですよね。
しかし、そのように悩み、考え生み出したスローガンは、必ずや営業の団結力やモチベーションを高め、ひいては企業全体の団結力、モチベーションアップにつながります。
しっかりとスローガンを作ったあとは、それを浸透させることも忘れないでくださいね。
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