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ゴミ出しのルール・マナーを守らせる注意文の書き方!【建物・場所別】

  • 「ゴミ出しマナー違反ってどんなことがあるの?」
  • 「ゴミ出し分別についてのルールを貼ってみたけれど効果が出ない…。」
  • 「ゴミ出しについての注意文に何を書いたらいいのかわからない…。」

ゴミ出しの注意文を書くことになった人ならこのような悩みをお持ちではありませんか?

私自身、近所のゴミステーションや会社でのゴミ捨てマナー違反に苦労してきました。そんな経験をもとに、コピペでも使える「ゴミ出し注意文」を建物・場所別に用意しましたので、ぜひ活用してみてください。

 

絶対防ぎたい!ゴミ出しのマナー違反

ゴミ出しのマナー違反は多岐にわたります。ここでは5つのマナー違反についてご紹介していきます。

<ゴミ出しのマナー違反例>

  1. ゴミ出しの日が守られていない
  2. ゴミ出しの時間が守られていない
  3. 粗大ゴミの不法投棄
  4. ゴミの分別がされていない
  5. ひとつの袋に大量のゴミが詰めてある

①ゴミ出しの日が守られていない

それぞれの自治体では燃えるゴミの日、燃えないゴミの日、ビンカン・ペットボトルの日・資源ゴミの日などと、それぞれのゴミを何曜日に出すのかが決まっています。

けれども、曜日を守らずにゴミを出す人がいるのです。

ゴミ出し日を守らないと収集されず、収集されるまで収集所に置いたままになります。そうすると、悪臭の原因になったり、ネコやカラスがゴミをいじりゴミが散乱してしまったりします。

 

②ゴミ出しの時間が守られていない

自治体にもよりますが、「ゴミ出しは当日の朝の5時半から9時まで」のようにゴミを出す時間が決められています。しかし、前日の夜に出したり、回収時間を過ぎて出したりする人がいるのです。

ゴミ出しの時間守らず、ゴミ収集日の前夜などに出すと、騒音や悪臭、放火の原因になります。

夜は静かなので普段通りに歩いていても音が大きく聞こえてしまうものです。置いてあるゴミをネコが漁って音を立てる可能性もあります。

ゴミを放置すると悪臭もします。また、ゴミに火をつけられてしまう可能性もあるのです。

 

③粗大ゴミの不法投棄

大体の自治体では粗大ゴミを出す際は「自治体に連絡し、料金を払い、収集してもらう」という流れです。それをせずに、平然とゴミ収集所に粗大ゴミを捨ててしまうのです。

そうすると、いつまでも粗大ゴミは収集してもらえません。普通ゴミを出す時の邪魔になったり、事故が起きたりする可能性があります。

 

④ゴミの分別がされていない

燃えるゴミに資源ゴミが混じっていたり、燃えないゴミにビンカンが混じっていたり、ゴミの分別がされないのです。

自治体のルールに従いゴミ分別がされていないと、ゴミは回収してもらえず、収集所に残されます。衛生上の問題だけでなく、プライベートの情報が漏れてしまうなど防犯上の危険性もあります。

また、分別することによってリサイクルできるものもあるので、しっかり分別をしましょう。

 

⑤ひとつの袋に大量のゴミが詰めてある

最後はひとつの袋に大量のゴミが詰めてあるという例です。

ひとつの袋にゴミをギュウギュウに詰めて出してしまうと、ゴミの重みで袋が破れてしまう可能性があります。袋が破れたり穴が開いたりすると、ニオイが漏れたり、ゴミの水が漏れて収集所が汚れてしまいます。

また、ゴミ出しのために運んでいる間にも袋が破れる可能性があります。そうすると、階段や道路ゴミが散らかってしまい、大惨事になります。

 

これらのマナー違反をやめさせるためにも注意文を書き、改善を促していく必要があります。

ゴミ出しの回収場所別に注意文例を書きましたので、それぞれ解説をしていきます。

 

ゴミ出しの注意文例 マンション・アパート編

まずは、マンションやアパートでのゴミ出しの注意文例です。

マナー違反している人たちは「ゴミは回収されているから問題ないだろう」と思っています。しかし、「分別をし直している人がいるからゴミが回収されている」ということを知りません。

なので、注意文には「なぜ、分別が必要なのか」を明記しましょう

もちろん、基本的なルールも記載しましょう。

平素は管理組合の運営にご協力いただき誠にありがとうございます。

さて、最近ゴミ置き場に燃えるゴミにペットボトルが混じっているなど、ゴミの分別が正しくされていないゴミが見受けられます。分別されていないゴミは回収されないため、清掃員が本来の業務時間を割いて、分別をし直している状況です。

改めて、ゴミ出しのルールを確認のうえでゴミを出していただきますよう、よろしくお願いいたします。

<ゴミ出し基本ルール>

  1. ゴミ出しは各回収日の当日午前8時までにすること
  2. 生ゴミを出す際は臭いや汁が漏れないように、袋を二重にすること
  3. プラスチックゴミは水ですすぎ、水気を切ってから捨てること
  4. ペットボトルはラベルを剥がして、フタを取った状態で捨てること
  5. ダンボールは散らばらないように、ヒモで固く縛って出すこと
  6. 不燃・可燃の区別なく、一辺の長さが30cmを超えるものは粗大ゴミになります。

粗大ゴミの収集は事前申し込み制で有料となっています。下記まで事前に連絡のうえ、購入した処理券を貼ってお出しください。

〇〇市粗大ゴミ受付センター 

TEL:123-4567-8910  月~土曜:午前8時半~午後5時まで受付

※その他、細かい分別方法は「〇〇市ゴミ出しリーフレット」や「〇〇市ゴミ分別アプリ」にてご確認ください。

何かお気づきの点等がございましたら、お知らせ下さいますようお願いいたします。

マンションやアパートの掲示板に掲示するのはもちろん、各戸の郵便受けに配布をするとさらに効果があがります。

 

ゴミ出しの注意文例 一軒家編

続いて、一軒家でのゴミ出しの注意文例です。

マンションやアパートと同様に「なぜ分別が必要なのか」を伝えるのも良いですが、戸建の場合「ゴミ収集所付近の住民が迷惑している」ということをはっきりと伝えましょう。

戸建ての場合、どこかの家の前がゴミ収集所になっていることがほとんどです。

「自分の家は収集所から離れているから関係ない」と思っている人もいるでしょう。その人たちにも身近な問題と捉えてもらうために「どんなことに迷惑しているのか」を具体的に記載しましょう

日頃より、ゴミ当番などにご協力をいただきありがとうございます。

最近、一部住民の方が指定日以外にゴミを出している等のゴミ出しルール違反があり、カラスがゴミをあさり付近が汚れる・悪臭の被害等、ゴミステーション付近にお住まいの方々が大変迷惑をしています。

皆さまには今一度、ゴミ出しルールの確認と徹底をお願いいたします。

<ゴミ出し基本ルール>

  1. ゴミ出しは各回収日の当日午前5時半~午前9時までにすること
  2. ゴミには必ずゴミネットをかけること
  3. 生ゴミを出す際は臭いや汁が漏れないように、袋を二重にすること
  4. プラスチックゴミは水ですすぎ、水気を切ってから捨てること
  5. ペットボトルはラベルを剥がして、フタを取った状態で捨てること
  6. ダンボールは散らばらないようにヒモで固く縛って出すこと
  7. 不燃・可燃の区別なく、一辺の長さが30cmを超えるものは粗大ゴミになります。

粗大ゴミの収集は事前申し込み制で有料となっています。下記まで事前に連絡のうえ、購入した処理券を貼ってお出しください。

〇〇市粗大ゴミ受付センター 

TEL:123-4567-8901  月~土曜:午前8時半~午後5時まで受付

※その他、細かい分別方法は「〇〇市ゴミ出しリーフレット」や「〇〇市ゴミ分別アプリ」にてご確認ください。

以上、近隣住民の皆さまのご協力をお願いいたします。

こちらも掲示板や回覧板で見てもらうことはもちろん、各戸に配布してそれぞれに問題意識を持ってもらうようにしましょう。

 

ゴミ出しの注意文例 お祭りなどのイベント編

お祭りなどのイベントでのゴミ出しの注意文例です。

先ほどのマンションや一軒家と違い、イベント時しか訪れない不特定多数の人間が参加します。そのような状況で、長々と書いた文章を掲示しても誰も読んでくれません。

なので、わかりやすく簡潔に注意文を書く必要があります。

<ゴミの分別例>

  • 燃えるゴミ…紙皿・割り箸・紙コップ 等
  • 燃えないゴミ…プラ皿・プラコップ・ビニール袋・ペットボトルのラベルとフタ・ストロー 等
  • ビンカン…ビンとカンで分別
  • ペットボトル…ラベルを剥がし、フタを取って本体のみにする
  • 資源ゴミ…綺麗な新聞紙・チラシ・ダンボール 等

このように具体例を挙げ、ゴミ箱に見やすく貼ると良いです。

 

また、屋台を運営している人には上記の内容に

  • 粗大ゴミ…一辺が30cm以上のもの

※それぞれのごみ袋は指定されたものを使用すること

※不明点があれば運営事務所に相談してください       

TEL:123-4567-8901

と付け加え、配布しましょう。

ポイントとしては、屋台でどんなものが販売されどんなものがゴミとして出そうか事前に把握しておくことです。そうすると「燃えないゴミ…ラーメンのプラ容器」のように具体例が書きやすくなります。

また、ゴミ箱に具体例を書いたり、写真を貼るのも良いでしょう。

 

ゴミ出しの注意文例 キャンプ場や公園編

キャンプ場や公園もさまざまな人が訪れる場所です。

施設によって出せるゴミや分別の仕方が異なるので、細かく具体例を挙げた方が利用者も迷わずに済みます。

当施設をご利用いただき、誠にありがとうございます。

「ゴミの分別がわからない」という声を多く頂戴しましたので、分別とともに注意点を記載させていただきました。

以下を参考に、ゴミの分別をお願いいたします。

<エコステーション>

  • 燃えるゴミ…生ゴミ・紙皿・紙コップ・割り箸 等
  • 燃えないゴミ…プラ皿・プラコップ・ビニール袋・ペットボトルのキャップとラベル 等
  • ビンカン…アルミ缶・スチール缶・ビンの3種類に分別してください
  • ペットボトル…キャップとラベルを剥がし、すすいでから捨ててください
  • 使用済みのガスボンベ…必ず穴を開けてから捨ててください。エコステーションに穴あけ器を置いてあります。

<持ち帰り>

  • 大型の発泡スチロール
  • 大型の金属製品…タープ・BBQグリル・鉄板・網・椅子・カート 等
  • 家電製品
  • ゴムボート
  • ブルーシート(レジャーシート)    等

 

※使用済みの炭は必ず炭置き場にお願いします。

※残飯や油などは炊事場の流しに流さず、分別してから生ゴミとしてエコステーションまでお持ちください。

※ゴミ袋は二重にし、口を固く縛ってください。

※割り箸などの尖ったゴミはゴミ袋に穴があかないように、折ってから捨ててください。

不明点は管理棟までお尋ねください。利用者の皆さまのご協力をよろしくお願いいたします。

利用者と直接会う機会があれば、そのタイミングで印刷したものを渡して簡単に説明するのが効果的です。

なければ、ゴミ収集所で利用者がひと目見てわかるように大きく掲示をしましょう。

 

ゴミ出しの注意文例 会社編

最後に、会社でのゴミ出し注意文例です。

会社でのゴミ出しは会社独自のルールがあるところが多いです。そのため、家庭ゴミの分別とは違う点を丁寧に説明する必要があります。

お昼休みに出るゴミやオフィス用品を具体例として示すと良いです。また、機密書類の廃棄方法は個人情報・機密情報の漏洩を防ぐ観点からも重要なので、必ず明記しましょう。

当ビルでは特殊なゴミを除き、「燃えるゴミ」「燃えないゴミ」の2種類に分別されています。

お弁当のプラスチック容器やカップラーメンの容器は「燃えるゴミ」なのですが、「燃えないゴミ」に捨てる人が多く困っています。

スタッフが分別しなおすことになりますので、皆さまによる分別のご協力をお願いいたします。

 

<燃えるゴミ>

  • 紙コップ・お弁当のプラスチックゴミ・プラスチックカップ・カップラーメンの容器・ペン 等

<燃えないゴミ>

  • ペットボトル・ビン・缶の3種類のみ(※飲み残しは給湯室に流してください)

<資源ゴミ>

  • ダンボール・プリント用紙…それぞれの回収BOXへ捨ててください

<粗大ゴミ>

  • 庶務課(内線12-345)に連絡をし、指示に従って下さい。

<機密書類>

  • 溶解処理を行いますので、ダンボールに詰め、箱を閉じたうえで、2階の「機密書類処理庫」にお持ちください。

  ※ダンボールに詰めすぎると底が抜けるので、箱の八分目を目安に詰めて下さい

各ゴミ箱のフタや側面に代表的なゴミの写真を貼り、目立たせるのも効果があります。

 

ゴミ出しの分別やマナーを守らないとどう迷惑?罰則はある?

さて、これまでゴミ出しのマナー違反例や注意文をご紹介してきましたが、ゴミ出しの分別やマナーを守らないと何がいけないのでしょうか。

ゴミ出しの分別やマナーを守らないと環境に悪影響を与えるとともに、違反者に罰則が科せられる可能性があるのです。

それぞれを詳しく解説していきます。

守らないことによる弊害

ゴミを分別せずに捨てると、環境に悪影響を与えます。

本来リサイクル可能だった資源までゴミ扱いになり、焼却処分後は埋め立てられます。この作業をする際に温室効果ガスや有毒物質が発生します。これらは環境に大きな負荷をかけることになるのです。

また、身近なところでも問題が発生します。

マナー違反をすることでゴミが回収されず、ゴミ収集所にゴミが常にある状態になると、

  • 悪臭
  • 害虫発生
  • カラスなどにゴミを荒らされ収集所付近が汚くなる
  • 放火の危険性
  • 個人情報の漏洩

などの問題が発生します。

不衛生であり、防犯上の危険が増すことになるのです。

 

罰則

実は、ゴミ収集の日時を守らなかったり、不法投棄をしたりすると罰せられる可能性があります。

「廃棄物の処理及び清掃に関する法律第16条」に“何人も、みだりに廃棄物を捨ててはならない”とあります。これは自分の都合でゴミを捨ててはならないということです。

違反すると、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律第25条」“5年以下の懲役若しくは1,000万円以下の罰金、またはこれの併科”とあります。

また、ゴミの分別に関する法律はありませんが、「条例」を設けている自治体もあります。

例えば、神奈川県横浜市です。分別しなかった場合、勧告・命令をし、それでも従わなかった場合、罰則(過料2,000円)が科せられます。

「ゴミのマナーくらい守らなくても大丈夫でしょ」と軽い気持ちで違反していると、法律や条例違反に問われ、罰則が科せられる可能性があります。

 

まとめ 

<ゴミ出しのマナー違反例5選>

  1. ゴミ出しの日が守られていない
  2. ゴミ出しの時間が守られていない
  3. 粗大ゴミの不法投棄
  4. ゴミの分別がされていない
  5. ひとつの袋に大量のゴミが詰めてある

これらを改善するために、効果的なゴミ出しの注意文を作りましょう。

<ゴミ出しの注意文例 ポイント>

  • マンションやアパート…「なぜ分別が必要なのか」を知ってもらえるように書く
  • 一軒家…「ゴミ収集所付近の住民が迷惑している」ということを書く
  • お祭りなどのイベント…わかりやすく簡潔に注意文を書く
  • キャンプ場や公園…施設よってゴミの分別が異なるので、細かく具体例を出して書く
  • 会社…家庭ゴミの分別とは違う点と機密書類の廃棄方法について書く

ゴミ出しの分別やマナー違反は環境汚染につながります。また悪臭や放火の危険性といった身近な問題も出てきます。さらに、法律や条例違反で罰則を科せられる場合もあります。

どんな場所でもひとりひとりに正しい分別意識を持ってもらえるように

  • 「何に困っているのか」
  • 「よくある間違いはなんなのか」
  • 「燃えるゴミに分別して欲しいのはどんなゴミなのか」

などを具体的に書きましょう。

人を巻き込んで動かすのはとても大変なことです。しかし、マナー違反や間違っている分別方法はしっかりと指摘をし、正しい方法を示していきましょう。

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