「部活を辞めたい。」これって学生にとってはかなり大きな決断ですよね。
新しい生活に胸をはずませ入部したあの頃…。
今はどうしても、その部活を辞めたいのです。
悩んでいるのはとても辛いですね。
親にもまだ相談できていないあなた、説得するにはどう切り出したらいいのかも気になるところです。
反対する親の気持ちからも、アプローチしていきますね。
部活を辞めたい!!親が反対する理由をご紹介!!
どんな理由で部活を辞めたいのでしょうか?
理由はひとそれぞれだと思いますが、辞めたい理由の多いものをあげてみます。
また、それに対して親はどう考えるのかも、あわせて紹介しますね。
1.人間関係
人間関係の悪化は部活でなくてもイヤなものです。
先生が厳しすぎる、理不尽な指導、信頼できないなど…。
逆の状況(すごくいい先生だけど、先輩がイヤすぎる)も然りです。
人間関係が悪化してしまった原因は一つではないと思いますが、もし同級生や先輩などほかのところで人間関係に恵まれているのならば、辞めたい!という結論にはならないのではないでしょうか。
親としては、人間関係がうまくいっていないのは心配ですが、辞めるほどのことなの?仲直りや和解など話し合いでなんとかならないかと思っているのかもしれません。
2.モチベーションの低下
ケガをして思うように動けなくなってしまった、環境や関心が変わって熱が冷めてしまった、などの理由で部活にやりがいを失ってしまった人もいるのではないでしょうか。
入部当初はもちろんやる気に満ち溢れていたけど、今は…。
せっかく今まで練習してきたのだからと途中で投げ出さず、最後(引退)まで頑張ってほしいというのが親の立場かもしれません。
また一度始めたことを、コロコロと気が変わるような大人になってほしくないというのもあるでしょう。
3.練習がきつい、ついていけない
ものすごい練習量の部活ってありますよね。
全国を目指すような部は放課後はもちろん、朝練や昼休憩まで部活のことを考えなくてはならない部もあるようです。
練習がすごいとあらかじめ聞いてはいたけれど、こんなにきついとは…。
部のレベルが高くいつも補欠で努力が実らない、練習をこなすのが目的になって部活を楽しめていない、こんな状況では毎日がつらいですよね。
他の子はなんとかやっているのに、怠けているのでは?
自分が若いころにレベルの高い部だった親だと、そのような考えを理解しにくいのかもしれません。
4.ほかにやりたいことがある
好きで始めた部活だけど、その時間をほかのことに使いたい。
「レベルの高い進学先を目指したいから、受験勉強の時間を少しでも増やしたい」
「音楽に興味があり、友達とバンドがやりたくなった」
「毎日練習ばかり、もっと友達と過ごしたい」…
人によっていろいろな理由があると思いますが、その理由が勉強以外だと親としてはちょっどうなの?と感じるかもしれません。
辞めたい理由はそれぞれだと思いますが、親のほうから見れば総じて、本当に辞めるほどのことなのか?ということだと言えるかもしれません。
部活を辞めたい!親を上手に説得する方法は!?効果的な言い方等をご紹介!!
ただ部活を辞めたいとただ言うだけでは説得力に欠けます。
言い方次第で親は味方にもなってくれますよ!親を上手に説得するためのポイントをいくつか考えてみましょう。
まず、感情的にならないように。
落ち着いて話を切り出すのです。
お母さん、実はずっと考えてることがあってどうしようか悩んだんだけど…話を聞いてくれる?みたいな雰囲気でもいいでしょう。
次に、部活を辞めたいこと言います。
親は何で?どうして辞めたいの?と聞いてきますので、ここでなぜ辞めたくなったのかを伝えます。
ひとつ注意したいのは、中途半端に気持ちを伝えないことです。
親に叱られる、どうせダメだと言われる、という気持ちがあると今まですぐに諦めていませんでしたか?
感情的になって部屋に閉じこもったり、親を無視したり…。
これでは親も納得できません。
きちんと最後まで、辞めたい意思を伝えましょう。
部活を辞めることを説得する、これはあなたと親の交渉です。
それだけの価値があるので大きな金を払って契約する、メリットがあるから新しいやり方を導入する、これはビジネスの世界では当たり前です。
親に辞めるだけの価値があること、辞めるに相当する理由があることを全力で伝えてください。
例えば、部活を辞めて勉強に専念する。
今の成績だと志望校は難しいけど、どうしてもこの学校に行きたいから部活の時間を勉強時間に充てたい、などです。
ほかには、辞めたい理由が顧問の先生や先輩などの人間関係だったとします。
頑張ってみたけど今の人たちとはうまくやってきけそうにない、このままでは学校生活が楽しくないということを伝えます。
他の部活に入って頑張りたいとか、アルバイトをして社会に出る前に働くことを経験したいなど交換条件を提示して、辞めるメリットがあると親が思えるようにしましょう。
あとは、交渉とは言いましたが親にとって大切なわが子のことです。
本当につらくて悩んでいることが伝われば、きっと理解してくれるはずですよ!
本当に部活を辞める!?辞める事のデメリット!そしてメリットはある!?
部活を辞めるということは、メリットとデメリットが必ずあるはずです。
自分にとっては何がそうなるのか、瞬間的な感情ではなく冷静に考えてみましょう。
部活を辞めるとき、他の部活に転部ということならいいのですが、帰宅部になれば進学時に影響するのでは?この心配がつきまといます。
結論から言うと、100%関係ないとは言い切れません。
高校受験には内申書(調査書)が存在します。
内申書に関しては地域や学校によっても加点方法が異なったり諸説ありますが、こちらのサイトを参考にしてください。
内申点の出し方
学力だけではダメ?受験における調査書
大学受験であれば学力試験の点数がほぼすべてですので内申書の心配はないですが、推薦入試を狙うのであれば3年間一貫して部活を頑張ったということは言うまでもなく大きな加点となります。
内申書以外のことで言うと、辞めることで友人・先輩関係に影響はないかということはどうでしょうか。
何の相談もなく部活に姿を現さなくなった、では友達の納得が得られない可能性大です。
いじめや仲間外れの原因にもなりかねません。
全員に話す必要はないですが、特に仲のいい人には事前にきちんと伝えるのは誠意ある対応ですね。
親に内緒はあり!?部活を辞めたい学生の思いとは…!?
私もかつては子供だったので、内緒にしたい気持ちは重々わかります。
痛いほどわかります!親子とは生まれた時からの付き合いですから、こう言ったら親がどうくるかはだいたいわかりますよね。
自分でやりたいと言って始めた部活を、自分の都合で辞めたいと言いだしたなら絶対に反対するはずです。
結論から言うと親の立場的には「勝手に部活を辞めるのは無し!」です。
お金がすべてではないですが、入部に当たっては多少なりともお金を使っていると思います。
また、親としては頑張って部活を続けていると信じているので、相談なく勝手に辞めたとわかれば「はぁ!?」と怒りが湧いてくるかもしれません(笑)
いえ、間違いなく怒りが湧くでしょう。
辞めることは顧問の先生にも申し出る必要があります。
親の了承があるのとないのでは話が違うと思いますので、親の了解はとったほうが無難です。
そうは言っても、わかってくれない親もなかにはいるでしょう。
その場合は実際に部活に行かない、部活を休むなどして本気度を親に示すのも手段の一つかもしれません。
いづれにしても、辞める(辞めた)ことがどこかのタイミングで親の耳に入ることは不可避であると言えます。
友達や学校側から親に知らされたなど、内緒で事を進めて揉めるよりもきちんと親に話をすることをお勧めしますよ!
まとめ
- 親としては、本当に辞めるほどのことなのか?と思っている。
- 感情的ならないように、辞めたい意思をきちんと伝える。
- 辞めるメリットがあることを親が思えるように伝える。
- 辞めることでデメリットもある。
- 親には辞めることを正直に伝えたほうが無難。
辞めたい部活を我慢して続けてもつらいですよね。
辞めることを親に切り出すのはとても勇気がいることだと思いますが、きちんと伝えれば親は味方になってくれるはずです。
親にしっかり理解してもらい、楽しい学校生活を送れたらいいですね。
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