部活内の上下関係って昔からありますよね。
ただでさえキツい練習が、そのおかげでさらにストレスをかけることってあると思います。
それに加えてひいきをするような顧問がいれば、さらにストレスの上乗せです。
何人もいる部活で明らかに特定の人がひいきされている!
練習にも集中できないですよね。
顧問はなぜひいきをするのか…理不尽さに悩まされていませんか?
どうしたら解決できるのか、ヒントを紹介していきます。
部活の顧問との間で起きた理不尽なあるあるエピソード!
日本中学校体育連盟によると
全国で加盟している部活数は男子59,800部以上、女子52,500部以上ある
ようです。
高校生になるとその数は少し減るようですが(全国高等学校体育連盟 参照)、これらに文化部をたして、加盟していない部活もあるとすると相当な数がありますよね、びっくりします!
部活の数、部員の数、顧問教師の数だけ存在するさまざまなエピソード。
楽しいことばかりではないですよね。
本当にあった部活内での理不尽エピソードを紹介します!
でも顧問が退部を許可してくれません。
私が主力選手だから?部活をやるやらないは自由のはずなのに…。
行きたい大学を目指すには、もっと勉強する時間が必要です。
どうしたらいいの!?
それ以降、顧問は2・3年生を無視し続け、試合は1年生を起用。
自主的に2・3年の部員だけで練習していますが、高校最後の試合には出られるの…?
これまで必死でやってきたのに、話し合いもなく一方的すぎる顧問にあきれます!
それ以降、自宅の用具一式がいつの間にか無くなっていることに気付いたので子供に確認すると、顧問から持ってくるように指示があったとのこと。
生徒(の親)の私物を学校の備品のように扱うって…ひどくない?
制服も汚れるし、最悪!
そのことが不在だった顧問の耳に入って呼び出され、なぜか自分も怒られることに。
自分は被害者なのに…どうやったら僕も共犯者って話になるの?
経緯を話すと顧問は謝ってくれたけど、ちゃんと事実確認してほしい。
試合前日の練習をドタキャンしたり、練習を1年生の希望通りにゆるい内容に変更したり…。
ミーティングではいつも子供(赤ちゃん)ののろけ話ばかりでまともな話ができない。
もう来なくていいから、自分たちだけで部活をまとめさせて!
先生という立場上みんなを平等に扱ってほしいですが、一歩社会に出ると理不尽なひいきをする大人(上司や同僚)は必ずいます!
それに部活時間は完全に超過勤務の時間帯ですので、普通の民間企業では考えられないくらいの手当(お給料)で先生は顧問を引き受けています。
顧問によっては部活に対するモチベーションの差があって当然と言えば当然です。
しょうがないでは済まされない部分もありますが、完璧な先生(大人)ばかりではないので学生の皆さんも人を見る目を養っていきましょうね!
部活の顧問がひいきする理由は!?なぜそんな事が起きる…
生徒、部員という立場は同じなのに、ひいきする先生っていますよね。
なぜ特定の人だけに対して態度を変えるのでしょうか?
ひいきするような人にいい印象はないですが、どうしてそうなるのかきっかけや理由を考えてみました。
1.自分の力を誇示したい
部員は何も言えない、反抗できないのをいいことに自分の好きな部員だけをひいきして、顧問という立場を誇示したいケース。
偉そうな態度をとって部活が自分の言いなりであることの余韻に浸っている、過剰なプライドですよね。
2.好き嫌いがはっきりしている
ひいきする人は何でも損得勘定で行動している可能性が高いです。
好かれたい相手に対してはやさしく親切に振る舞い、それ以外を冷遇する。
レベルの高い部員に慕われたほうがのちのち得だ、などということを重要視しているのです。
3.何も考えてない
「この生徒だけにしたら偏るから、全員に同じ指導をしよう」とか「厳しく言ったけど、話を聞こう」とか普通ならバランスを考えて指導するものですが、そのあたりのことを何も考えずに好きな部員をひいきしている可能性があります。
4.部員のモチベーションねらい
特定の人をひいきすることによって、ほかの部員に「自分も頑張らなくては!」という思いを起こさせるきっかけづくりをあえてしているケースもあります。
5.特別なケアが必要な部員へ配慮
身体的またはメンタルの問題などで頻繁に声をかけたりする必要のある部員がいる場合、それがひいきに見えてしまう可能性があります。
周りがひいきだと思い込んで雰囲気が悪くなってしまわないよう、見極めが必要でしょう。
顧問という立場上、1や2はちょっとどうなの?と感じてしまいます。
結局は自分を高く見せようという意識が伺えます。
3も指導者としては怪しいものです。
顧問とは学校の先生であることがほとんどだと思いますが、「部活の楽しさを」伝えることなくあきらかに理不尽な対応をされると指導者や教師としては不適切ですよね。
ですがこのようなときは、顧問に好かれようと無理に努力する必要はないです。
付かず離れず適度に距離を置いて、接するようにしましょう。
部活の顧問へ本人が直接抗議!ひいきについてどう話す!?
あまりに理不尽なひいきが目立ち、我慢の限界を超えてしまったら…。
顧問への直接抗議を決意したとき、感情で行っても残念な結果に終わってしまいがちです。
原稿を準備するまではいかないですが、冷静になってある程度の整理は必要です。
起承転結でまとめたので、参考にしてください!
-起- 事実をあらためて整理する
いつ、どんなことでひいきがあったのか。
1度や2度では説得力がありませんので、例が多ければ書き出してみましょう。
そのことによってどんな不具合が起こったのか(評価されない人のやる気が下がった、評価されている人へのいじめが始まったなど)をまとめましょう。
-承- 抗議者本人の気持ちを明確にする
抗議する部員本人の気持ちも変化したと思いますが、黙認せず直接抗議に至ったきっかけも重要です。
今どんな気持ちでいるのかを整理しましょう。
-転- 抗議の方法を選ぶ
事実の整理と気持ちの整理ができたら、そのことをどうやって伝えるかを考えましょう。
顧問に直接の場合もありますし、校長や教頭など上の先生へ抗議することが有効な時もあります。
直接会って言うのか、手紙を書いて文章にするのがいいのか。
電話という手段もあります。
手紙でない場合も、伝えたいことをメモにするといいでしょう。
話し終わってあとで思い出すのはよくあることですが、このようなことは話題が話題だけに呼び戻すことも難しいかもしれませんので!
-結- 要望を伝える
抗議するにいたったからには、顧問に何か変えてほしいことがあると思います。
態度なのか、言葉づかいなのか、ひいきをやめてみんな平等に接してほしい…。
部活をよくしたい!という意思を伝えることも大切ですね。
部活顧問へのクレーム!親から校長へ…上手な和解方法!!
親が出てきて顧問を飛び越え校長に抗議する場合、気を付けなければならないことがあります、それは親が「モンスターペアレント」化していないかということです。
今の時代はいろいろな生活スタイル・教育のスタイルがあり、価値観も多様化しています。
個人の価値観は尊重されるべきなのですが、その中でも自分の価値観が何よりも正しいと思いこみ、無理難題を学校に押しつけてくる人が少なくないということです。
メディアなどでもたびたび取りざたされますが、学校側もモンスターペアレントに対しては対策を打っているところもあり、学校側が保護者を訴える訴訟に発展したケースもあります。
子供がイヤな思いをしているからと、感情的になっていないかを一度考えてみましょう。
前項でもお伝えしたように事実の整理と、親には冷静な判断が必要です。
それでも校長へ直接話す必要があると決めることもあると思います。
その時はぜひ、学校(校長・顧問)と対等な立場で問題を解決するという姿勢で臨んでください。
上から目線でものごとを進めようとしては、話し合いが進みません。
子供が生き生きと部活をするためには何が重要なのかを、学校と保護者が対等な関係で話し合って初めて問題が解決できるのではないでしょうか。
クレームは決して気持ちのいいものではないですが、お互いの信頼関係が和解への近道かもしれませんね。
まとめ
- 理不尽なひいきは学校だけでなく社会でも起こっている
- 自分(顧問)の損得勘定や過剰なプライドが引き起こすひいきがある
- 直接抗議するときは起承転結で事前に整理
- 親が出るときは学校と対等な立場で問題を解決するという姿勢で臨む
部活や学校生活でいろいろな経験をすると思いますが、どうしても助けが必要な時は親に相談するのもありです!
いいことばかりではないですが、それらを通じて困難や問題に立ち向かっていける強い大人になってほしいです。
親も学校との信頼関係が築けたら最高ですね。
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