結婚が決まると、両家の顔合わせをします。
顔合わせは、両家の家族を紹介して、婚約を確認しあい、これから義理の親子、親族として付き合っていくのに、親睦を深めていく大切な時間です。
何度もあることではないので、マナーもよく分からないかもしれません。
相手に嫌な思いや、変に思われても困ってしまうし、緊張するし、失敗できないし、トラブルなんておきたら…なんて思うと不安になってしまいますよね。
今回は片親だった場合のマナーをご紹介します。
両家顔合わせ挨拶マナー!片親の場合はどうする?
最近では、片親の家庭は珍しくありません。
ただ、顔合わせのときに相手が両親で参加する場合、片親だけで参加して良いか悩んでしまうかもしれません。
関係性にもよると思いますが、親戚などの身内にお願いして、一緒に参加してもらうこともあるようです。
親代わりのように特別良くしてくれる身内の人なんかがいれば、一緒に参加してもらえると心強いし、体裁も良いのかもしれません。
ただ、相手と人数を合わせる決まりもありませんし、そんなに付き合いもない身内の人に無理に同行してもらうのも、どうなんでしょう。
片親は恥ずかしいことでもありません。
片親とふたりだけでも堂々と参加して、有意義な顔合わせにできると良いですね。
両家顔合わせ挨拶マナー!片親の挨拶例文
両家顔合わせは、両家の親睦を深めるたの、大きなイベントですね。
結婚する本人たちは、お互いの家に行ったりしていると、家族のことをもう知っているかもしれませんが、家族同士が会うとなると、不安や緊張もするかもしれません。
とくに、片親だと、顔合わせの挨拶など、どうしたら良いのかと不安も増えてしまうかもしれません。
例文があるので参考にしてみてください。
顔合わせの流れはだいたいこんな感じです。
最初の挨拶(お礼、集まった目的を話しましょう)
新郎か新郎の父親が挨拶をするのが一般的です。
本日は、お忙しい中お集りいただき誠にありがとうございます。
〇〇さんと、〇〇(息子)の婚約が整い、このような会を開くことができたことを、大変嬉しく思います。
本日はどうぞ最後までよろしくお願い致します。
両家の紹介
(片親でも、あえて理由など言う必要はないと思います。)
私の親を紹介します。父(もしくは母)の〇〇です。
よろしくお願いします。
乾杯の挨拶
(乾杯の挨拶は手短にすることを心がけましょう。)
結びの挨拶
(最後の挨拶は男性側の父親が挨拶をしますが、父親がいない場合は本人か、母親が挨拶をします。)
宴もたけなわではありますが、このあたりでお開きにさせていただきたいと思います。本日は、皆様のおかげで、滞りなく顔合わせをすることができましたことを、御礼申し上げます。
今後とも、よろしくお願い致します。
という感じで、両親ともにいても、片親しかいなくても、挨拶の内容もあまり変わりません。
大切なのは、両家の親睦を深めることです。
楽しい時間にできるようにしましょう。
両家顔合わせで片親になった理由を聞かれたら?
両家の顔合わせ、片親の場合、片親になった理由を聞かれることもあるかもしれません。
何でそんなこと聞くんだろう…なんて思うかもしれませんが、相手の親からすると、相手のことをきちんと知っておきたいということはあると思います。
理由も様々だと思います。
伝え方のパターンの例です。
離婚の場合は、離婚した理由などは言う必要はないと思います。
ただ、現在の関係などは、話した方が安心するのかもしれません。
両親は、離婚して、母親(父親)が育ててくれました。
父親(母親)は〇〇に住んでいて、ずっと会っていませんが、今回結婚の報告をしたら喜んでくれました。
という感じでいいと思います。
死別の場合も、詳しくは言う必要はないと思います。
という感じで。
未婚の場合ですが、これも未婚でいた理由が大事なのではなく、現在の関係性の方が知りたいのだと思います。
母親(父親)は籍を入れる前に父親(母親)と別れてしまったので、母親(父親)がひとりで私を育ててくれました。
父親(母親)には会ったことがありません。
という感じで大丈夫です。
片親ということは、悪いことでも、恥ずかしいことでもありません。
ただ、理由など、あまり言いたくはないと思いますが、これから長い付き合いになります。
隠したり、嘘をつくのはやめた方が良いです。
結婚するときに片親であることは不利になる?
結婚が決まり、これから幸せな日々が待っている。と思っても、いざ両家顔合わせや、結婚式など、色々準備を進めていくと、自分が片親であることへの不安や心配がでてきたなんて人もいるのではないでしょうか。
片親であるこは、悪いことでも恥ずかしいことでもありません。
ただ、メリットもデメリットもあるのではないでしょうか。
結婚する場合においての片親であるメリット
片親への抵抗心がある
親が片親の場合、そのデメリットを知っているので、こどもに同じ思いをさせたくないという気持ちがあります。
親の老後の心配がひとりだけ
親の老後は心配です。
両親がいれば安心という考えもあるかもしれませんが、単純に、両親だとふたり、片親だとひとりの心配になります。
結婚する場合においての片親であるデメリット
金銭面で支援してもらえないかもしれない
結婚式の費用や、子どもが産まれてからなど、支援してもらえないかもしれません
親の老後の面倒をみなくてはいけないかもしれない
親の老後の心配は、ひとりだけ。というメリットもあるかもしれませんが、片親だと、他に面倒をみてくれるひとが周りにいない可能性もあります。
片親であるメリット、デメリットが、それぞれあります。
ただ、今は片親であることが珍しいことでもありません。
大切なのはこれからです。
片親だったからこその経験もあったはずです。
そんな経験からも、より良い日々を過ごしていけると良いですね。
まとめ
- 両家顔合わせ挨拶マナー!片親の場合はどうする?
親代わりのように特別良くしてくれる身内の人がいれば、一緒に参加もらえるようにお願いしてみるのも良いかもしれません。ただ、相手と人数を合わせる決まりもありませんので、片親とふたりだけでも堂々と参加しましょう。 - 両家顔合わせ挨拶マナー!片親の挨拶例文
顔合わせの流れは、最初の挨拶 → 両家の紹介 → 乾杯の挨拶 → 結びの挨拶が一般的です。大切なのは、両家の親睦を深めることです。両親がいても、片親しかいなくても、挨拶の内容もあまり変わりません。 - 両家顔合わせで片親になった理由を聞かれたら?
相手の親からすると、相手のことをきちんと知っておきたいということから、聞いてくるのだと思います。片親ということは、悪いことでも、恥ずかしいことでもありません。細かい理由などは言う必要はありませんが、これから長い付き合いになります。隠したり、嘘をつくのはやめた方が良いです。 - 結婚するときに片親であることは不利になる?
片親でのデメリットを知っているから、子どもに同じ思いをさせないようという意識を持てるメリットや、金銭面での支援が期待できないデメリットなどがそれぞれあります。ただ、大切なのはこれからです。 たくさんの経験を活かしてより良い日々を過ごせるようにしましょう。
結婚が決まると、色々な準備が進んでいきます。
進めば進むほど、片親だと色々と不安や心配が増えてきてしまうかもしれません。
片親は、悪いことでも恥ずかしいことでもありません。
顔合わせは片親でも堂々としていきましょう。
大切なのはこれから。
これから幸せな日々を過ごしていけると良いですね。
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