ネットワークビジネス。
最近よく耳にする言葉です。
いい商品だから使ってほしい、そう思ってやっている人もいるでしょう。
でもある日突然友人や先輩からLINEで誘われたら…?興味がない人は困ってしまいますよね。
それが原因で関係を壊したくないし、相手を傷つけずに断りたいものです。
今回は親しい人からLINEでネットワークビジネスの誘いを受けたときの断り方をご紹介します。
言い回しを少し工夫すれば穏便に自分の意思を伝えられますので試してみてください。
ネットワークビジネスを誘ってくる友人や先輩ってどんな心理?
そもそもネットワークビジネスとは?
悪印象をもたれがちですが、理由のひとつとして“違法行為であるネズミ講と似ている”ことが挙げられます。
しかしネットワークビジネスは合法的なビジネスモデルのひとつであり、ネズミ講とは異なるものです。
普通の会社では商品を売るために広告を出して宣伝しますが、ネットワークビジネスの会社は広告を出しません。
広告の代わりに会員が口コミで商品を宣伝し、商品購入者を新たに会員として勧誘します。
流れとしては
- 会員が口コミで商品を宣伝する
- 商品購入者を会員として勧誘する
- 会員となった人が口コミで別のお客さんに商品を宣伝する
あとは2と3の繰り返しで商品と会員が拡散されるという仕組みです。
勧誘の目的は?
ネットワークビジネスでは商品が売れたときや勧誘に成功したときに報酬が入ります。
さらに自分が勧誘した会員が商品を売ったり勧誘に成功したときも報酬が入ります。
つまり商品と会員を拡散させればさせるほど報酬を得ることができるのです。
したがって勧誘の目的は自らの報酬のため、ということになります。
ネットワークビジネスの誘いをLINEで断る方法!友人の場合は?
では実際に断る方法をご紹介しましょう。
ポイントは3つです。
① “やらない” “できない” と伝える
曖昧な態度は取らずにハッキリ断りましょう。
中途半端にごまかすと説得しようとして勧誘がエスカレートする恐れがあります。
②理由は極力伝えない
理由を解消すれば勧誘できると思われてしまいます。
やむを得ず伝える場合は解消できないような理由を言いましょう。
③相手を認める
ネットワークビジネス自体は合法なので相手を否定しないであげてください。
断るときに相手を受け入れる言葉も一緒にかければ心証を和らげることができます。
例文1
- こんなビジネスがあるんだね、でも興味がないからいいや。
興味なしと言われれば相手もそれ以上踏み込みづらいです。
例文2
- そんなに儲かるんだ。でも友達とお金の話はしたくないからやめておくよ。
ネットワークビジネスは嫌だけど、友人関係はそのままでいたいと伝えましょう。
例文3
- お金に困ってないからいいや。でも頑張ってね。
不満がある人は勧誘されやすいため、現状に満足していると伝えるのもいいです。
ネットワークビジネスの誘いをLINEで断る方法!先輩の場合は?
先輩は友人よりも気を遣う相手なのでキッパリ断るのは難しい場合もあります。
そんなときは解消するのが難しい理由を挙げましょう。
例文1
- 大変ですね。でも知人とビジネスしないって決めてるんです。
勧誘は断るけど今まで通り付き合いたいことを伝えましょう。
例文2
- 親(または配偶者)が禁止してるので無理です。陰ながら応援してます!
保護者や扶養者など逆らいにくい相手が禁止していることを伝えましょう。
例文3
- うちの職場副業禁止なんでできないです。そういうのうるさい所だからバレたら大変!
先輩は頑張ってくださいね!
職場が禁止している、さらにコンプライアンスに厳しいことを伝えましょう。
断ってもしつこく誘いがくる場合はどうする?
断ってもダメなときは既読無視です。
返事をすると説得する隙があると思われるので放っておきましょう。
なお、一度断った人を再度勧誘することは法律で禁止されています。
いざというときは違法行為であることを伝えましょう。
(契約を締結しない旨の意思を表示した者に対する勧誘の禁止等)
2 販売業者又は役務提供事業者は、訪問販売に係る売買契約又は役務提供契約を締結しない旨の意思を表示した者に対し、当該売買契約又は当該役務提供契約の締結について勧誘をしてはならない。
(「特定商取引に関する法律」より抜粋)
それでもダメならブロックしましょう。
親しい人をブロックするのは抵抗があるかもしれませんが、関わっているうちにあなたの精神が参ってしまう恐れがあります。
自分を守るためにブロックしましょう。
また、消費者ホットラインに相談するのもオススメです。
トラブル解決の助言を受けることができます。
職場でのトラブルなら上司や法務系の部署、学生なら学校に相談してみるのもいいでしょう。
まとめ
- ネットワークビジネスは商品を売り会員を勧誘すると報酬が入る
- 相手を認めつつハッキリ断る
- 気の張る相手には解消できない理由を作り断る
- しつこい場合は既読無視やブロックで対処
友人関係とお金は切り離したいものです。
私は昔友人から保険の勧誘を受けましたが、親しい人の頼み事って断りにくいですよね。
でも嫌なことをやらされるのは苦痛でしかありません。
相手を尊重しつつ自分の意思をしっかり伝えられるといいですね。
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