小学生の頃、運動会ではどんな競技が楽しみでしたか?
私は走るのが苦手だったので、クラス対抗の綱引きや玉入れが楽しみでした。
遺伝なのか、私の娘も走るのが苦手。
徒競走よりもダンスが好きです。
ところが3年生の時の障害物競走で、運よく先頭ゴールして以来、障害物競走も好きになったようです。
娘のように、走るのが早くなくても1等になれるチャンスがある障害物競走。
参加する子どもたちはもちろん、応援する親たちも楽しめる障害物競走のネタを調べてみました。
定番のネタでも、少しアレンジを加えたり、組み合わせを変えることでバリエーションが広がります。
種目名も、「進撃のムカデ」や「縄引くぜー、ワイルドだろう?」など、ユニークなものにすると注目度もあがり、観客の興味をひきます。
この記事では、小学校低学年、中学年、高学年それぞれに向けた障害物競走のおすすめネタを紹介します。
障害物競走のネタを探している先生方の参考になればうれしいです。
障害物競争のネタアイデア!小学校低学年へのおススメは?
小学校の運動会では、低学年の種目を見るのは特に楽しみですね。
とにかくかわいい! 見ていて自然に笑顔になってしまいます。
低学年向けの定番ネタは、
- 梯子くぐり、網くぐり、フラフープくぐり
- 低めのハードル、平均台、跳び箱
- ケンケンパ、ピョンピョン跳び
- マットで前転
- 先生とじゃんけん など
体が小さいのでくぐるのは得意ですね。
力がまだないので、重いものを持って走ったりはせず、低い跳び箱を乗り越えたり、ケンケンパをしながらゴールに向かうなど、得意の「跳ね」を生かしたものが多いです。
定番ネタに、工夫したおもしろネタを挟んで障害物競走を組み立てるのがおすすめ。
タイトルをつけやすいように、テーマを決めるとよいでしょう。
たとえば、「いきもの変身リレー」。
くじ引きで紙を選んで、そこに書いてある動物を真似て進む
うさぎなら手を耳に見立てピョンピョン跳ねる、カニなら手をチョキチョキしながら横歩き、鳥なら腕を翼のようにパタパタしながら走るなど。
その子なりのモノマネ表現があり、おもしろいです。
帽子とポンチョで動物に変身
動物の耳のついた帽子と、それと対になった動物の体の絵が書いてあるポンチョを用意し、ランダムに置く。
同じ動物の帽子とポンチョを見つけ出し、身につけゴールに向かう。
シマウマやキリン、さるなど、柄のはっきりとした分かりやすい動物でつくるといいでしょう。
ポンチョと帽子が合っていないのに慌てて走り出した子どもに、観客から「違うよ!」と突っ込みが入るのも楽しいです。
低学年には、体が小さいからこそやりやすい「くぐるもの」や、力がなくてもできるもの、絵合わせのようなゲーム感覚のものを取り入れるのが向いています。
障害物競争のネタアイデア!小学校中学年へのおススメは?
中学年になると、クラスのため、仲間のために頑張ろうとします。
そこで友だちと協力するペア競技や団体競技もいいですね。
中学年向けの定番ネタは、
- ふたり縄跳び
- でかパンリレー
- お盆やラケットの上にボールやペットボトルを載せて走る
- キャタピラレース
- カラーコーン運び、デカバトン運び など
キャタピラレースとは、段ボールで作ったキャタピラの中に入り、四つん這いで進むものです。
大きなキャタピラならペアで使うこともできます。
ただ、段ボールが破けて壊れやすいので、予備のキャタピラを用意しておくといいでしょう。
中学年向けには「おてつだい」をテーマにしてはどうでしょう。
かごに入っている洗濯物を干す
簡単そうですが、Tシャツをハンガーにかけるのに手間取ったり、くつ下やハンカチをピンチハンガーの洗濯バサミにうまく挟めなかったり。
また、きちんと揃えて干す子、Tシャツが斜めでも気にしない子など、性格が垣間見えておもしろいです。
干してある洗濯物を取りはずす、逆バージョンもおもしろいかも。
ほうきとチリトリで、ボールを挟んで走る
挟むボールは、テニスボールやバレーボールなど様々な大きさのものを用意して選べるようにすると楽しいです。
またペアになり、ふたりでひとつのボールを挟んで運ぶと難易度が上がります。
買いものや片付けなど、ふだんのお手伝いをアレンジすればいろいろな障害物競走のネタがつくれそうですね。
障害物競争のネタアイデア!小学校高学年へのおススメは?
高学年には、大きい体を生かしたものや、暗算などを組み入れて難易度を上げるといいでしょう。
高学年向けの定番ネタは、
- 三輪車こぎ
- 麻袋でピョンピョン跳ねる
- タイヤ引き
- お尻で風船割り など
麻袋に入ってピョンピョン跳ねながら進むのは、大きく跳ねる子、細かく跳ねる子さまざまでおもしろいです。
麻袋から出るときに、焦ると靴が脱げてしまうことも。
高学年には「リサイクル」をテーマにしたものはどうでしょう。
ゴミ拾い
ランダムに散らばる空き缶やペットボトルを、トングで拾って背負ったカゴに入れる。
空き缶○本、ペットボトル○本など本数を決めておく。
または、空き缶やペットボトルに数字を書いておき、合計で100になるように暗算して拾うと難易度が高くなります。
ゴミを分別
お皿に載ったペットボトルのキャップや乾電池、ネジ、豆などのこまかいものを、箸で、それぞれの皿に分別する。
必ず箸でつまむように、片手しか使ってはいけないルールを決めましょう
障害物競走のアイデア!雨天で体育館で運動会!室内でも使えるネタは?
運動会で悩ましいのは、天気ですね。
娘の通う小学校では、雨天で中止、予備日もまた雨だった経験もあります。
学校によっては雨天でも中止せず、半日だけ体育館で行うところもあるようです。
体育館での運動会は、競技に使えるスペースが狭いのが難点。
障害物競走も、その場でできるものがいいでしょう。
あまりスペースをとらない障害物競走のネタは、
- お尻で風船割り
- 雑巾しぼり
- 空き缶・ペットボトル積み
- ボールを脚に挟んでジャンプ
- お尻歩き
- 腕立て伏せ など
おもしろいネタとしては、足つぼマットがおすすめ。
足つぼマットの上で、その場ジョギングしたり、片足立ちしたり。
「借りもの競走」もおすすめです。
スペースが狭いので、見つけやすいという利点があります。
体育館での運動会は、使えるスペースが狭い反面、子どもとの距離が近く、わが子の写真撮影をする親たちにとってはメリットといえますね。
まとめ
小学校向けの障害物競走のネタを、低学年、中学年、高学年向けに紹介しました。
- 低学年向けには「いきものに変身」をテーマにしたネタ
- 中学年向けには「おてつだい」をテーマにしたネタ
- 高学年向けには「リサイクル」をテーマにしたネタ
- 雨天時、体育館の狭いスペースでもできるネタ
定番ネタに、上記のような工夫したオリジナルネタを挟んで組み立てるのがよいでしょう。
定番ネタは、「運ぶ」「回る」「なげる」「くぐる」「ジャンプする」に分類し、それぞれ一つずつ選ぶようにすると、バランスのいい障害物競走が組み立てられます。
走るのが苦手な児童にもチャンスがある障害物競走は、運動会の目玉のひとつ。
安全面への配慮を忘れずに、児童も保護者も楽しめる障害物競走を組み立ててくださいね。
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