部活を辞めたい。
そう思ってしまう事もありますね。
そうは思うものの、いざ辞めるとなると、顧問の先生に相談する必要があります。
そんな時、引き留められたらどうしよう。
そもそも、辞めるって言って怒られそうで怖い。
怒られたり叱られるくらいなら、ちょっと我慢して部活を続けようか迷うけど、やっぱりやめたい!
そんな悩める人のために、部活を辞めると決めたとき、顧問の先生にはどう話したらいいのか。
話の切り出し方や、引き留められた時に返す言葉などをお伝えします。
部活を辞めたいけど顧問が怖いから言い出せない!自分で言うべき?親に言ってもらう?
部活を辞めたい。
あなたはなぜ部活を辞めたいと思うのでしょうか?
その答えがハッキリしているなら、まずは誰かに相談する事です。
相談と言っても、「自分はこう思っているから部活を辞めようと思う。」と話すだけです。
もしそこで相談相手に止められたり、意見を言われて辞めないほうがいいよと反対されても、自分が辞めたいと思ったら辞めたいという自分の意思を大切にしてください。
もし辞めたい理由がハッキリしていないなら、親や友人といった、相談できそうな誰かに「聞いてもらいたいことがあるんだ」と言って、話を聞いてもらいましょう。
話がまとまっていないときは、「部活を辞めたいと思ってる。でも言い出そうと思うと勇気が出なくて悩んでる」と話してみましょう。
話しているうちに自分がどうしたいのか、分かってくる場合もあります。
そして、辞めると顧問の先生に話すときですが、もし態度や言葉の暴力を受けているなど、パワハラに近いことをされていたなら、親に相談して親から話してもらいましょう。
そうでなくただ辞めたい場合は、親に話してもらうと、親と顧問の先生が協力して辞めさせない方向に持っていく可能性が出てくるので、部活を辞める話は自分でしましょう。
部活を辞めたいけど顧問が怖いから言い出せない!勇気を出す方法とは?
いざ、話そうとするとなんだか勇気が持てずに結局言い出せずに終わってしまう。
そんな時に使える勇気が出る方法5つご紹介します。
- 鏡に向かって、「自分には勇気がある」「自分は出来る」と何度も言う。
- 友人やクラスメイトや家族といった親しい人に、自分は部活を辞めることを顧問の先生に言うと、宣言して後に引けなくする。
- 部活を辞めてスッキリした気分の自分をイメージする。
- 部活を辞めると言った後、がんばった自分にご褒美を用意する。
- 「部活を辞めた」と紙に書く。そして、夜枕の下に置いて寝る。または、目につく場所に「部活を辞めた」と書いた紙を貼って、いつも目に付くようにしておく。
顧問の先生に部活を辞めたいと言うのにどうしても勇気が出せない、と言う時に使ってみてください。
怖い顧問に部活を辞める意思を伝えるタイミングは?
部活の顧問の先生が怖いと思っていると、どうしても話すタイミングを延ばしてしまいます。
ですが、「辞めたい」と思った時が言うタイミングです。
もしそれが授業中なら次の休み時間に言う。
帰宅中や帰宅後なら、学校に電話して顧問の先生に取り次いでもらう。
または、置き手紙を用意して職員室の顧問の先生の机の上に置いておく。
思った時が言うタイミングです。
遅くなればなるほど、恐怖の感情は積み重なって身動きがとりにくくなるので、思ったらすぐに話に行きましょう。
怖い顧問に部活を辞めると伝える時の切り出し方は?伝え方は?
顧問の先生にいよいよ伝える時が来ました。
目の前には先生がいます。
まずはどう切り出せばいいか。
部活を辞めると伝える文例を3つ紹介しますので、参考にしてください。
- 「〇〇先生、私は(僕は)部活を辞めようと思います。」
(先生に「どうして?」と聞かれたら)
「続けていても楽しさを感じられず退屈に思うので、辞めます。」 - 「〇〇先生、私は(僕は)部活を辞めたいです。」
(先生に「どうして?」と聞かれたら)
「上手く出来ている人と私はいつも比較されます。それがとても辛いです。もう、部活を続けるのが辛いから辞めます。」 - 「先生、自分は部活を辞めます。レギュラーになれないなら辞めます。」
ポイントは、先生の名前を言い、先に辞める意思を伝えることです。
その後に理由を聞かれると思いますが、その時は自分の“考え”ではなく“気持ち”を伝えましょう。
私の知り合いでサッカー部のキーパーをしていたA君は、技術があって運動神経もよく、楽しく部活をしていました。
でも、顧問の先生が変わり、その先生は生徒の実力よりも身長を重視して、誰よりもサッカーが上手だったA君をレギュラーから外して、身長の高いC君をキーパーに任命しました。
練習させれば上手くなるけど、背は代えられないからという理由です。
A君は、自分の実力を見てもらおうとしましたが、やはり身長が理由で評価されませんでした。
A君はとてもがっかりして、部活を辞めました。
その時のA君が実際に言った言葉が3番目の例文です。
結局、A君が抜けたことでチームは弱くなり、顧問の先生から戻ってきてほしいと言われたそうですが、A君は戻らなかったそうです。
部活を辞めると伝えたら、引き止められた!どのように返答をする?
部活を辞めるという意思を伝えたら、顧問の先生は「もうちょっとやってみよう」とか「嫌だからって辞めたら逃げ癖が付くぞ」などと言って部活を辞めるのを引き留めてくるかもしれません。
そんな時、顧問の先生を説得する必要は一切ありません。
もし本当に辞めたいと思うのなら、そう繰り返し答えるだけで充分です。
とにかくもう少し考えてみてと、その場で受理をしてくれなさそうなら、
と言って、また翌日か数日以内に
と伝えましょう。
怖いと思う先生に、勇気を出して言ったのです。
それほど辞めたかった自分の気持ちを大事にしてください。
あなたが自分の気持ちを守らないと、誰も守ってくれないのですから。
親にでてきてもらうタイミングは?
最初の方でも伝えましたが、もしも言葉や態度で暴力的・威圧的な対応をされている場合は、保護者に話して、保護者から部活を辞めることを顧問の先生に伝えてもらいましょう。
と、きっぱりと辞める意思を伝えてもらいます。
その後、顧問の先生に呼び出され怖い思いをするかもしれません。
そんな時は、担任の先生、または校長先生や副校長先生にも伝え、顧問の先生と2人にならないように、呼び出された場に他の先生もいてもらえるようにしましょう。
また、辞めたいと伝えたにもかかわらず、辞めることを受理してもらえない場合は保護者にも相談し、保護者から伝えてもらうようにしましょう。
部活を辞めたいと思ったとき、保護者の方も参考に出来るこちらの動画もよかったら見てください。
子供が部活を辞めたいと言ったら?<<辞める本当の理由>> (道山ケイ)
まとめ
今回のポイントをまとめます。
- 部活の顧問の先生が怖くて部活を辞めると伝えにくくても、基本は自分で伝える事。ただし、パワハラの疑いがある時は、親に部活を辞めることを伝えてもらう。
- 怖い部活顧問の先生に言う勇気がない!そんな時は、鏡に向かって「自分なら出来る」など、勇気が出る方法を利用する。
- 辞めたいと思った時が言うタイミング。遅くなればなるほど、恐怖の感情は積み重なって身動きがとりにくくなるので、思ったらすぐに話に行くこと。
- 部活を辞めるという事を伝えるには、まず先生の名前を言い、次に辞める意思を伝えること。辞めたい理由を聞かれたら、自分の“考え”ではなく“気持ち”を伝える。
- 部活を辞めるという意思を伝えた後にもし引き留められても、顧問の先生を説得する必要は一切ありません。「自分は、辞めたいです。」「辞めると決めてきました。」もし本当に辞めたいと思うのなら、そう答えるだけで充分です。
- 保護者が出るタイミングは、部活顧問の先生から言葉や態度で暴力的・威圧的な対応をされている場合と、辞めたいと伝えたにもかかわらず、辞めることを受理してもらえない場合の2つ。
部活を辞めるという事は、なかなか言い出しにくいですね。
でも、ずっともんもんと悩み続けていたり、どこか心に引っ掛かるものがあるなら、勇気を出して本当に自分の心がやりたいようにすることが大切です。
学校や部活など、人と関わっていると遠慮や気遣い、ためらいが生まれたりもしますが、自分の人生の主人公は自分です。
自分の進む道は自分で決める!と心を強く持ちましょう。
やった後に後悔しても、やらないまま過ごす後悔の方が後々辛くなるものです。
その時感じた自分の気持ちを一番に大切にして、行動できるようになってください。
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