借り物競争面白いお題!高齢者向け運動会や余興でウケる借り物競争アイデア!

おばあちゃんの肩をもむ人

先日、デイサービスで働く人と話をする機会がありました。

毎日のレクリエーションや運動会の種目などを職員たちで考えているそうです。

高齢者施設でも運動会があるの?と興味を持ったので、少し調べてみました。

調べてみると、高齢者施設の利用者さんは運動会をとても楽しみにしているようです。

運動会の種目は、玉入れやスプーン競走などを高齢者向けにアレンジしたものが多くありました。

なかでも、運動会ならではの競技「借り物競争」は、普段のレクリエーションと違い特に盛り上がるとか。

ただ、「ネタがない……」「どうすれば利用者さんが楽しめるか……」と悩む職員も。

そこでこの記事では、

  • 高齢者施設向け「借り物競争」のルール
  • 施設利用者さんが主役の面白いお題
  • 施設職員が主役の面白いお題
  • 借り物競争以外のレクリエーション

などを紹介します。

借り物競争のネタに困っている高齢者施設の職員さん!

この記事を参考に利用者さんに合ったアレンジをして、借り物競走を盛り上げてください。

借り物競争の競技ルールは?

メガホンで叫ぶ高齢女性

運動会の定番競技「借り物競争」の流れをみていきましょう。

  1. スタートとゴールの中間に「お題」が書かれた紙をランダムに置いておく。
  2. よーいどん!でスタート。
  3. 拾った紙に書かれた物や人を探す。
  4. 目的の物や人を見つけたら、それを借りてゴールへ。
  5. 審判の判断を仰ぎ、OKならばゴール!

これは一般的な借り物競走の流れです。

しかし高齢者施設では、このままでは競技ができません。

独りで歩ける方の多いデイサービスと、車椅子や歩行器で移動する方が多い老人ホームでは、競技の進め方も違ってきます。

歩く距離を短くしたり、高齢者の代わりに職員が動くなどの工夫が必要です。

高齢者施設での運動会やレクリエーションは、「身体を動かすこと」と「コミュニケーション」が目的です。

「身体を動かすこと」は、運動機能の向上やリハビリ、ストレスの解消につながります。

「コミュニケーション」をとることで、脳が活性化され、他の利用者さんや職員と触れ合うことで精神的なリラックス効果が得られます。

そしてなにより、競うことよりも「楽しむ」ことに重点をおくことが大切です。

これらを念頭に、借り物競走のルールをそれぞれの施設に合うようにアレンジしましょう。

例えば、

チーム戦にする

チーム戦にすると勝っても負けてもチームの仲間と感情を共有でき、コミュニケーションが深まります。

職員を足代わりに

車椅子を利用している場合は、高齢者がお題の品を見まわして探し、職員が走って借りに行くようにします。

行動のお題

「○○さんと握手をする」など、借り物ではなく行動にすると、身体を動かし触れ合うことによりコミュニケーションもはかれます。

職員が競技者に

利用者さんには貸す側で参加してもらい、面白いネタで笑ってもらいましょう。

次は、高齢者向け借り物競争のおすすめお題を紹介します。

借り物競争面白いお題!高齢者向け運動会やレクでおすすめお題10選!

ハッピーバスデーの帽子をかぶりピースする高齢の女性

まずは、競技者が高齢者の場合のお題を紹介。

1.おもしろいメガネ

メガネは定番なので、おもしろいメガネと指定します。

あらかじめ鼻メガネやド派手なサングラスをかけた職員をスタンバイさせておきましょう。

2.カツラ、蝶ネクタイ

職員はあらかじめ、身につけてスタンバイ。

借りた利用者さんが身につけてゴールするようにすると盛り上がります。

3.キャラクターのぬいぐるみ

ドラえもんやピカチュウなどキャラクターのぬいぐるみを複数用意しておきます。

「ドラえもんってこれ?」「私もわからないよー」という会話が聞こえてきそう。

キャラクターの名前をきちんと覚えている高齢者の方はあまり多くないようです。

4.○○さんと握手、○○さんとハグ

行動を指示するのも楽しいです。

特に高齢者はハグをする習慣はないので、思わず照れてしまったり。

5.昔○○だった人

高齢者施設はさまざまな人が利用しているため、若い頃の職業もバラバラ。

「バスの運転手だった」「えっ!学校の先生だったの?」などと会話が盛り上がります。

6.大正生まれの人

○月生まれ、昭和○年生まれなど誕生日ネタもおもしろい。

「若いね~大正生まれに見えないよ」なんて言われたら嬉しいかも。

7.美人な職員
8.イケメンな職員

「私です!」「オレ!」と立候補する職員が多数!?

9.好きな人

お気に入りの職員さんと手をつないでゴール!

利用者さんのカップル誕生なんてことも。

10.湿布を貼ってる人

「ここに貼ってる」「ワシは5枚貼ってる」と枚数自慢が始まったりして。

高齢者の歩行状況に合わせて、必ずしも一緒にゴールをしなくても良しとします。

該当の人の傍らに立って「○○さん」と指名したり、職員が代わりに借りてくるなど、ゴールの方法をアレンジしましょう。

借り物競争面白いお題!高齢者施設職員向け運動会やレクでおすすめお題10選!

メガネと蝶ネクタイ

続いて、職員が競技者の場合のお題を紹介します。

コメント