運動会の人気競技「借り物競争」。
競技者だけでなく、観ている側も参加できるのがこの競技の特徴。
また、走るのが得意でなくても、お題次第でトップになれることも人気の理由です。
保育園や幼稚園では、保護者競技として行われることも多いですね。
私の娘の通っていた幼稚園では、保護者競技として行われていました。
「きりん組の男の子と女の子」のお題で、園児を両脇に抱え、颯爽とゴールに向かった主人の姿に惚れ直した思い出があります。
借り物競争が盛り上がるかは、「お題」にかかっています。
定番のものばかりでは面白みにかけてしまうけれど、面白いものはなかなか思いつかない。
園児にはどんなお題がいいのかわからない。
こんな悩みをもつ職員の方も多いでしょう。
そこでこの記事では、園児や職員、保護者それぞれに合ったお題を紹介します。
- 保育園・幼稚園向きの借り物競争のルール
- 園児向きの借り物競争のお題
- 保育園・幼稚園の職員向きの借り物競争のお題
- 保護者向きの借り物競争のお題
ぜひ参考にして、借り物競争を盛り上げてください。
借り物競争の園児向け競技ルールは?
まずは、一般的な「借り物競争」の流れです。
- スタートとゴールの中間に「お題」が書かれた紙をランダムに置いておく。
- よーいどん!でスタート。
- 拾った紙に書かれた物や人を探す。
- 目的の物や人を見つけたら、それを借りてゴールへ。
- 審判の判断を仰ぎ、OKならばゴール!
職員や保護者が競技をする場合は、このままで大丈夫ですが、園児が競技をする場合は工夫が必要です。
お題は文字とイラストで
まだ文字が読めない子もいます。
お題は文字だけでなく、絵も添えるといいでしょう。
立ち尽くす子には…
競技を理解できていなかったり、恥ずかしがったりして立ち尽くしてしまう子もいます。
そんな時は、先生や保護者が手伝ってあげられるようにしておきます。
あらかじめ用意しておく
お題のものがみつからない、という事がないように、あらかじめ用意しておきましょう。
また、園児があちこちに借りに行くのは難易度が高いので、せまい範囲で借りられるように一か所にまとめておくのもおすすめ。
選ぶ範囲を大きく
たとえば、「チョコレート」「アメ」など限定せず、「お菓子」とすると選びやすくなります。
競技に参加する全ての園児が「お題の物を借りてゴールする達成感」を感じられることが大切です。
お題のものが見つからないということがないように、事前の準備をしっかりしておきましょう。
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園児向けの借り物競争のお題を紹介します。
子どもならではの感性でどんなものを選ぶのか、大人たちはドキドキですね。
1.「お父さん」「お母さん」
恥ずかしがったり、迷ったりせずに探せる定番ネタ。
ただし、最近はひとり親家庭などに配慮し、避ける園もあるようです。
2.「赤い服を着た人」
3.「帽子をかぶっている人」
お題の紙が置かれている場所の近くに座っていた赤い服の人が何回も借り出されて、「またか~」と苦笑していたことがありました。
4.「うさぎのお面」
5.「アンパンマンのお面」
引いたお題の動物やキャラクターのお面を選んでゴール。
お面は園児が自分でつけてもいいし、お面をつけた先生や保護者と手をつないでゴールするのもいいですね。
6.クイズ形式
たとえば、アンパンマンの胴部分をお題にして、顔部分のお面を探す簡単なクイズ形式にするとおもしろい。
キャラクターのほかに、動物でも応用できます。
7.「好きな野菜」
さまざまな野菜を用意しておき、選んでもらう。
どれを選んでも野菜なので間違えではないけれど、「好きな野菜」と言われると考えてしまう子は結構います。
8.「好きな人」
お父さんやお母さんを選ぶ子が多いかな。
新任の先生が選ばれて、うれし泣きしながらゴールするのを見て、思わず観客ももらい泣きなんてこともありました。
9.「かっこいいお父さん」
10.「美人なお母さん」
よそのお父さんのところへ行ってしまっても怒っちゃだめですよ。
子どもは正直ですからね(笑)
園児が行う競技は勝敗なんて関係ありません。
とにかくかわいいから、観ていると幸せな気持ちになれますね。
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保育園や幼稚園の先生方が主役の場合のお題を紹介します。
普段は見られない、先生の意外な表情が見られるかも知れません。
1.「双子」
これは園に双子がいるかを先に調べてからお題にしましょう。
2.「同じ名前の子」
「凛ちゃん」「蓮くん」など同じ名前の園児を探し、2人を連れてゴール。
先生は、担任外の園児の名前を覚えているかな。
3.「筋肉ムキムキな保護者」
4.「モノマネができる保護者」
5.「逆立ちができる保護者」
直接保護者に問いかけず、まずは子どもたちに「お父さんが筋肉ムキムキな人」と聞き、手を挙げた子と一緒に探しに行きます。
子どもはムキムキだと思っていても、実は全然ムキムキじゃなかったなんてことも。
モノマネや逆立ちは判定の時にやってもらいましょう。
6.「園長先生の財布」
7.「園長先生の時計」
園長先生の高価な持ち物だと借りにくいですが、そこを頼み込んでお願いします。
園長先生はすんなりと貸さず、ちょっと渋ったりするとさらに面白いです。
8.「アフロヘアの人」
9.「ウェディングドレスを着ている人」
思わず、そんな人いるわけない!と叫んでしまいそうなお題。
さりげなく保護者の中に仕込んでおきましょう。
見つけた時は観客もびっくりしてしまうかも。
10.「○○組の女の子10人」
先生が園児をぞろぞろと連れてゴールするのは見応えありそう。
保護者と先生のコミュニケーションがとれる良い機会です。
保護者ネタを多めにするといいですね。
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最後は保護者が主役の場合のお題を紹介します。
1.「ガラケー」
スマホ主流の今ですが、ガラケーを愛用している人はまだいますよ。
2.「○○店のポイントカード」
地域のスーパーや、パン屋さんなどのポイントカード。
お母さんたちの間で「私もあそこの店よく行きますよ」なんて盛り上がるかも。
3.「イケメン男性」
4.「きれいな女性」
「イケメン」のお題を引いた男性が、「自分がイケメンです」とゴールしたことがありました。
その潔さに、思わず会場から拍手が。
5.「髪を結んでいるお父さん」
お母さんたちの間で「何の仕事をしてるのかしら?」と噂になるかも。
6.「足のサイズが28センチ以上の人」
背が高ければ足が大きいとは限らないようです。
23センチくらいの靴と並べてみると迫力ありますよ。
7.「昭和生まれのお父さん、お母さん」
昭和生まれと平成生まれが混在している親世代ならではのお題。
「あのお母さん、昭和生まれに見えない!」なんて盛り上がりそう。
8.「お題を絵で伝える」
引いたお題を絵に描いて伝える。(ジェスチャーはしないように)
絵がうまく描けず、全然伝わらないなんてことも。
ハンカチがただの四角だったり、指輪がドーナツに見えたり。
9.人気俳優・人気女優に似ている人
顔が似てなくてもオッケー。
「全体のシルエットが似てる」「髪型が似てる」など、さまざまな似てるが出てきてウケること間違いなし。
10.「ひげメガネをかけている人」「ハゲかつらをかぶっている人」
職員向けにもありましたが、ありえない格好をしている人を探します。
もちろん、さりげなくお題の人をスタンバイしておきます。
やはり「借り物」よりも「借り人」の方が盛り上がります。
ただし、全員が面白いお題だと時間もかかるし観客の興味も分散してしまうので、定番ネタと面白いネタを半分ずつくらいがよいでしょう。
まとめ
保育園・幼稚園向けの借り物競争のお題を紹介してきました。
- 園児向けの借り物競争は、お題に絵を添えたり、お題の物を一か所にまとめるなど工夫を。
- 園児が主役の時のお題は、動物やキャラクターのお面などをクイズ形式にするのもよい。
- 職員や先生が主役の時のお題は、同じ名前の園児や、ありえない人を仕込んでおくなど。
- 保護者が主役の時のお題は、イケメンや美人、髪を結んだお父さんなど
園児には、借り物競争のおもしろさはまだ理解できないと思うので、クイズ形式にすると楽しんでもらえます。
大人にはやはり「借り人」がウケますね。
保護者の中には仕方ないから参加しているという方も、たまにいるようです。
せっかく参加するのだから、本気で楽しんでほしいですね。
お父さんやお母さんが走りまわる姿を見ると、子どもたちも盛り上がります。
私の娘も、しばらくの間は運動会での父親の走りの話をしていました。
ただ、張りきりすぎないように気をつけて。
翌日の筋肉痛が辛いですよ。
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