運動会の人気種目のひとつである「借り物競争」。
コース上にランダムに置かれた紙に書かれた「お題」を探し、借りてゴールする競走です。
最近では、会社の余興や結婚式の二次会などでも行われているとか。
運動会に借り物競争を取り入れている小学校は多そうですが、私の娘の通っていた小学校では行われていませんでした。
学校の先生に聞いたところ、いわゆる「マンモス校」のため、人数が多すぎてできないとのこと。
探す対象があまりに広すぎると、何を探しているのかが分かりにくく、盛り上がらないそうです。
借り物競争は、比較的人数が少なめの学校向きと言えますね。
借り物競争のおもしろさは、どんなものを探すかの「お題」にかかっています。
この「お題」で、頭を悩ませている小学校の先生も多いのでは?
そこで、この記事では、
- 借り物競争のルール
- 小学校向けの定番のお題
- 小学校向けの面白いお題
- 保護者向けのお題
などを紹介します。
借り物競争のお題をまかされた先生は、ぜひ参考にしてみてください。
借り物競争の競技ルールは?
まずは、借り物競争の基本の流れをみていきましょう。
- スタートとゴールの中間に「お題」が書かれた紙をランダムに置いておく。
- よーいどん!でスタート。
- 拾った紙に書かれた物や人を探しまわる。
- 目的の物や人を見つけたら、それを借りてゴールへ。
- 審判の判断を仰ぎ、OKならばゴール!
競争をスムーズに進め、盛り上げるために、必要な事がいくつかあります。
時間
1回の競争にかける時間を決めておきます。
制限時間を決めておけば、たとえお題を見つけられなくても、そこで終了となります。
少し焦るくらいがおもしろいので、スムーズな進行のためにも時間は決めておきましょう。
探す範囲
探す範囲を決めます。
校舎に探しに行ったり、校庭や会場から離れてしまうことがないようにあらかじめ決めておきます。
お題がみんなに分かるように
競技者が何を探しているのかが、観客にわかるようにする工夫が必要です。
わからないと、ただウロウロしているのを見ているだけで、観客も協力できず楽しめません。
例えば、お題をマイクで告げたり、お題を大きな文字で書いたフリップを掲げたり。
お題
- 観客の多くが持っているもの
- 簡単に貸してもらえるもの
- 持ち運びしやすいもの
- 壊れにくいもの
これらを基準に選びます。
トラブルの原因にならないように、高価なものや壊れやすいものは避けます。
また、きちんと返却できる仕組みを作ることも大切です。
借り人
書かれているお題は「物」だけでなく「人」のことも。
その時は「手をつないで一緒に走ってゴールする」などの条件も決めておきましょう。
お題の組み合わせ
お題は、比較的簡単な「定番もの」と、少しひねった「面白いもの」の両方を取り入れましょう。
ここが勝敗の分かれ道となります。
3分の2くらいは定番もので、残りは面白いお題にするとバランスがとれ、盛り上がります。
借りられなかった場合
どうしても借りられなかった場合は、タイムオーバーで終わりにします。
借りられないことがないように、必ず借りられるものをお題にするようにしましょう。
「ここにあるよ!」「あっちだよ」と積極的に声をかけるよう、始まる前に観客に向けてアナウンスしておくとよいでしょう。
借り物競争の定番のお題は?
借り物競争の定番のお題を紹介します。
- 帽子、ネクタイ、ベルト
- メガネ、サングラス
- ハンカチ、タオル、ティッシュ
- うちわ、扇子
- 水筒、ペットボトル
- ○色の服の人、○色の靴の人
これなら、観客の誰かが持っていますね。
簡単すぎるようでしたら、工夫をおすすめ。
- 「サングラスとタオル」のように、2つを組み合わせる
- 帽子なら「麦わら帽子」「球団マークのついている帽子」など種類を特定する
定番のものを組み合わせてバリエーションを増やせば、お題に困ることはなさそうですね。
借り物競争面白いお題!小学校運動会で爆笑の借り物競争アイデア!10選!
続いて、面白いお題10選を紹介します。
1.丸いもの、四角いもの
2.硬いもの、柔らかいもの
3.ピカピカのもの、キラキラしたもの
抽象的なものだと、予想外なものを借りてくる児童も。
頭がピカピカのおじいさんを連れてきたら、笑ってしまいますね。
4.好きな人
児童も保護者もドキドキです。
最近は彼氏彼女のいる小学生もいるそうなので、お父さんはショックを受けることになるかも。
5.校長先生
6.教頭先生
校長先生や教頭先生が走る姿を見ることはあまりありせんよね。
児童にとっては、なじみのない校長先生や教頭先生と手をつないで走れるチャンス。
これをきっかけに児童が打ち解けてくれた、と話す校長先生も。
7.カッコイイ先生
8.美人な先生
児童がどの先生を連れてくるか、保護者は興味津々。
9.嵐のメンバーに似ている人
これは難しいかな。
観客からの立候補もあるかも。
場合によっては、児童・保護者からブーイングが……。
10.お父さん5人
人数を指定するのもあり。
お父さん5人と小学生が手をつないで走る姿はおもしろそう。
判断は審判の主観によるところが大きいです。
あまり×を出さないように、判断はゆるめがいいですね。
借り物競争面白いお題!小学校運動会で保護者・先生向け爆笑の借り物競争アイデア!10選!
保護者・先生向け競技で、玉入れやリレーとともに多いのが「借り物競争」。
リレーなどと違い、競技者の年齢や性別に左右されないのがいいですね。
お題を探すのに一生懸命になる大人たちの姿に、思わず応援に力が入る児童も。
それでは、保護者・先生向けの面白いお題10選を紹介します。
1.昭和生まれの保護者
2.40代のお母さん
今の小学生の保護者は、昭和生まれと平成生まれが混在している世代。
「え!○○くんのお母さんは昭和生まれ!?」なんて驚くことがあるかも。
3.筋肉ムキムキな人
実は脱いだらスゴイんです。
筋肉自慢のお父さんが立候補してくれそう。
4.イケメンの男性
5.美人の女性
夫婦参加の場合は、お互いを選ばないとマズイ!?
6.ジャニーズアイドルが好きな人
ジャニーズファンのお母さんや先生は必ずいますよ。
7.ガラケーを使っている人
少数ですが、愛用している人はまだいます。
8.カツラを借りてかぶる
あらかじめ、分かりやすいカツラをかぶった人を仕込んでおきましょう。
9.我が子をおんぶして走る
6年生の保護者が大きな我が子をおんぶして走るのは大変!
10.○○そうな人
「お金持ちそうな人」「サッカーが上手そうな人」
あくまでもイメージで、審判が認めればOK。
観客に「○○そうに見えると思う人拍手!」など判断を仰いでも。
保護者・先生が競技者のときは、審判を複数の児童に任せるのもおもしろそうですね。
まとめ
探して借りる競技者はもちろん、もしかしたら自分が選ばれるかも…と見ている観客もドキドキワクワクできる「借り物競争」。
そんな借り物競走のルールや、小学校向けの「お題」を紹介しました。
- 借り物競走ルール(制限時間を決める、お題をわかりやすく など)
- 定番のお題(帽子、メガネ、タオル、うちわ など)
- 定番は2つを組み合わせると難易度アップ
- 面白いお題(ピカピカのもの、キラキラしたもの、校長先生、カッコイイ先生 など)
- 保護者向けのお題(筋肉ムキムキな人、○○そうな人 など)
どの競技でもいえますが、競技を盛り上げるには実況も大切。
借り物競走ではおもしろおかしく、「イケメンに立候補する人いませんかー」「ジャニーズ好きなお母さーん」など呼びかけるのもあり。
「みなさんどうですか?」と観客に判断を仰ぐのもいいですね。
娘は借り物競争の経験がないので、一度はやってみたいと言っています。
地区運動会は人数が少ないので、娘のために借り物競争を提案してみようと思っています。
老若男女が楽しめる借り物競争。
借りる人、借りられる人のどらちも嫌な思いをすることがないように、楽しめる「お題」を考えて、運動会を盛り上げましょう!
【こちらも読まれています】