- 「校長講話って何を話せばいいの?」
- 「小学生にとってどのくらいの長さがちょうどいいのか?」
- 「どんなことに気をつけて内容を考えたらいいのか?」
2学期の終業式の校長講話の内容に悩んでいる校長先生ならこのような悩みを持っていませんか?
実は、この記事で紹介する「小学校2学期の終業式の校長講話のポイント」を実践すると、簡単に解決することができます。
この記事では以下の4つのポイントを例文を交えて解説します。
- 校長講話の登壇から降壇までの動作
- 校長講話を作成するにあたっての注意点
- 2学期終業式の校長講話で伝えるべき内容
- 2学期の終業式に臨む児童の心境
5分くらいで読める記事ですが、書いてあることを実践すれば、校長講話の悩みが解決されることでしょう。
それでは、さっそくいきましょう。
小学校2学期就業域の校長講話例文!
まずは、コピペで使える校長講話例文をご紹介します。
校長講話を考える上での具体的なポイントは後ほどご説明しますね。
以下の例文のみコピペOKです!
みなさんおはようございます。2学期の最終日です。今日は校長先生から2つの話をさせてください。
まず、1つ目は2学期に頑張ったことを振り返ってみましょう。長い2学期の中で何を頑張りましたか?どんな経験をしましたか?
9月の運動会、11月の学習発表会、合唱など色々な行事がありました。クラスのみんなと協力して楽しい思い出になった人もいれば、友だちとけんかをしてしまって苦い思い出となっている人もいるでしょう。それでも、クラスで決めた目標に向かって一人一人、自分なりに努力をしたことには変わりありません。みなさんは「目標に向かって頑張った」という経験をしました。とても大切な経験です。この経験をいつまでも覚えていてください。
また、日常生活で頑張った人もいるでしょう。授業中に先生の話を一生懸命聞いた、掃除を丁寧にやった、あいさつを誰に対しても元気よくした、自分で学校に遅刻しないように起きたなど、例をあげるとキリがありません。頑張ったことを自分で褒めてあげてください。そして、3学期でも続けてください。
2つ目は冬休みについてです。
冬休みはぜひ、冬休みにしかできないことをやってみてください。例えば、大掃除、おせち料理作りの手伝い、親戚へのあいさつ、初詣、お正月遊びなど、短い休みですが冬休みにしかできないことはたくさんあります。学校での掃除の仕方をご家族に教えて一緒にやるのも素敵ですね。凧揚げをするのもいいですね。
どんなことでもいいのです。学校生活の中ではなかなか経験できないことなので、1つ決めてやってみましょう。どんなことをみなさんがしたのか、報告を楽しみにしています。
お休みの間に事故や怪我に遭わないように気をつけてくださいね。3学期の始業式に元気なみなさんに会えることを楽しみにしています。
これで校長先生のお話は終わります。
この例文のポイントは、
- 2学期の振り返りを頑張ったことに焦点を当て、考えさせる点
- 冬休みにしかできないことを目標設定するように促す点
の2点です。
校長講話の作法とは?
先に例文をご紹介しましたが、実際の校長講話の作法とはどのようなものなのでしょうか。
ここでは校長講話の作法について以下の3つに分けて説明していきます。
- 登壇から降壇までの動作
- 講話を作成するにあたっての注意点
- 講話でなるべく伝えるべき内容
校長先生は子どもたちのお手本となる存在ですから、しっかりと実行できるようにしておきましょう。
1.登壇から降壇までの動作
登壇から降壇までの一連の動作は次のようにしましょう。
- 紹介されたら立ち上がり一礼をする
- 壇上まで進み、演台の前で一礼をする
- 生徒の顔を見ながら、大きな声でゆっくり話す
- 話し終えたら一礼をし、壇上から降りる
壇上に校旗などが飾ってある場合は、登壇した際に軽く一礼をした方が良いです。
また、「大きな声でゆっくり話す」ことは意外と難しいものです。
人前に立つと早口になってしまうことがよくあります。子どもたちにしっかり聞いてもらうためにも練習をしましょう。
2.講話を作成するにあたっての注意点
講話を作成する際、
- 小学生にもわかりやすい言葉で話すこと
- 講話の長さは800字程度にすること
- 2~3分くらいで終わるように話すこと
の3つに注意して文章を考えましょう。
どんなに素晴らしい話をしても、話している相手に伝わらなければ意味がありません。小学生にも伝わるような言い回しや噛み砕いた表現を用いましょう。
また、相手は小学生ですから、長すぎる話だと飽きてしまいます。集中して聞いてもらえる長さに調整しましょう。
3.伝えるべき内容
2学期終業式の校長講話に盛り込むべき内容は、
- 2学期の振り返り
- 冬休みをどのように過ごしてほしいのか
の2つです。
2学期の振り返りは行事について、もしくは、学校目標について話すとまとめやすくなります。
冬休みの過ごし方は、校長講話のあとに生徒指導部の先生から注意事項の話があるので、「注意事項」について話すのではなく、「具体的な目標の例」を示してあげると良いです。
2学期終業式の式次第は?
終業式での校長講話はいつごろ話すのでしょうか。また、終業式に臨む児童はどのような心境なのでしょうか。
2学期終業式の式次第は基本的には次のような流れになっています。
- 開式の言葉
- 校長先生のお話
- 校歌斉唱
- 閉式の言葉
「校長先生のお話」の前もしくは後に「児童代表の言葉」が入る学校もあるようです。
また、閉式後に冬休みに向けての注意事項を「生徒指導部の先生のお話」として伝えるようです。
式に臨む児童は「冬休みに何をしようかな」「お年玉楽しみだな」など、休みに心を奪われ、浮かれているでしょう。終業式はそんな児童を相手に大切なことや注意事項を伝えていかなくてはなりません。
参考になる校長講話例!
校長講話のポイントを説明してきましたが、ここで参考になる校長講話例を3つご紹介します。