例1
２学期は「チャンス！くろしょう」を合言葉に取り組んできましたが、振り返ってみてどうでしょう。普段の生活の中でチャンスを生かし自分を伸ばした人がいます。ピンチをチャンスに変えて心に残る思い出をつくった人もいます。黒浜小学校の全員が「チャンス！くろしょう」の2学期だったと振り返ってくれるとうれしいです。
さて、冬休みにもたくさんのチャンスがあります。そのチャンスを生かすために、2つのことを心に留めてください。
1つは「やれば変わる！やればできる」の取組をすることです。
①冬休みのめあてを達成するために毎日がんばりましょう。
②年末そしてお正月はその時ならではのあいさつをするチャンスです。明るくあいさつをしましょう。
③読書、そして「話す・書く」といったアウトプットの学習をして知恵のひかりをみがきましょう。
④正しく運動をするチャンスもあります。ジョギング、なわとび、室内でもできる柔軟運動、グーパー運動、筋肉トレーニング等で身体を鍛えましょう。
⑤家庭でも大掃除をすることでしょう。家族の一員として手伝い、一緒に居ることを大切にしましょう。
もう1つは、「安全に過ごす」ということです。「飛び出しは絶対にしない」「自転車に正しく乗る」など交通ルールを必ず守ってください。
それと共に今はインターネットのトラブルに巻き込まれないようにすることも大切です。黒浜小スマイル宣言で、ゲーム機やテレビ・スマホなどの使い方を約束しています。もう一度見直して、インターネットを正しく使ってください。
さらに注意してほしいことがあります。スマホで見知らぬ人とつながり誘拐されるという事件です。みなさんのような子供は、人の話を疑わず、信用するという素直なよい心があります。それにつけ込んで、ネットで「知り合いになった」と思い込ませ、みなさんをだます悪人がいるのです。みなさんの中に、「ネットだけで連絡をする人がいる」という人がいたら、すぐにやめてください。もちろん、さそわれても会いに行っては絶対にいけません。
落ち着いた行動で安全に生活し、「やれば変わる！やればできる」を味わう冬休みにしてください。
引用：チャンス！くろしょう-黒浜小学校 <Vol.12>12/24 終業式校長講話(放送)
冬休みどのように過ごしてほしいのかを学校目標に絡めて話している点が良いですね。学校目標であればどの学年の児童も共通の目標なので取り組みやすいです。
例2
皆さん、おはようございます。さあ今日でいよいよ長かった2学期も最後の日を迎えました。2学期は、76日間学校に来ました。
少し振り返ってみましょう。2学期の合言葉は「全力」でしたね。運動会やゆめいきコンサート、持久走大会と全力で頑張る皆さんはきらきらまぶしいくらいに輝いていました。でもがんばったのは行事だけではありません。毎日の学校生活の中での勉強、係りや委員会の仕事。掃除やあいさつ。お友達に優しくしたり、仲良く遊べたりしたこともりっぱながんばりです。そういったがんばりを一つ一つ積み重ねて今日の皆さんがあります。だからこそ、今の皆さんは、9月のときよりも一回りも二回りも大きく立派に成長しています。
2学期の戸塚南小学校は、皆さんのがんばりや優しさが溢れている素敵な学校になりました。
さあ、この後、通知表をいただくことになります。一人一人に担任の先生が、がんばったことを書いてくださっています。大切なことは、自分自身で2学期をしっかり振り返ることです。そして、成長した自分をいっぱい褒めてあげましょう。もし、だめなところがあっても、それは、これから伸びるチャンスがあるというこです。皆さんには、まだまだ伸びる力があります。
それでは、冬休みについて、最後に、校長先生と2つの約束をしましょう。
一つ目、新年の目標を立てよう
新しい年を迎えて新しい気持ちで1年の目標を立ててください。
二つ目、いのちを大切にしよう
交通事故には絶対に遭わないこと。特に、自転車に乗るときは飛び出しに気をつけましょう。守ってくださいね。
それでは、楽しい冬休みを過ごしてください。3学期の始業式に、また、皆さんの元気でかわいい笑顔に会えることを楽しみにしています。終わります。
2学期の間でどんな風に成長したのか、大きなことだけではなく、日常生活の小さなことにも焦点を当て話していることが良いです。
また、2学期の振り返り、通知表の意味、冬休みの注意点を簡潔にまとめているので、とてもわかりやすい構成になっています。
例3
おはようございます。朝の「おはようございます」昼の「こんにちは」川辺小学校で、たくさんの挨拶の声が聞こえて、嬉しいです。
2学期が今日で終わります。暑い夏の8月に始まり、12月の今はすっかり冬です。
この間、みんなで、たくさんのことを学習し、たくさんのことができるようになったと思います。今年は新型コロナウイルスのために、工夫したことや我慢したことがたくさんありました。その分、皆さんの「心」は強くなったと思います。
2年生の発表がありました。体育参観日で頑張ったこと、けん玉をたくさん練習してできるようになったこと。九九を覚えるために工夫をして勉強したことなどを発表してくれました。その中で、たくさんのことを感じて心が豊かになったことと思います。すばらしいです。
2学期の9月には、運動会に代わって、学年ごとに体育の授業をおうちの方に見ていただきました。私も、それぞれの学年の運動する姿を観ました。今でも、その姿が浮かんできます。思いっきり運動することはよいことですね。学年で力を合わせてやった種目、どの学年も素晴らしかったです。
全校での音楽会は残念ながらできませんでした。その代わりに、学年ごとの発表を計画しました。
2学期には、6年生、3年生の発表があり、私も聞かせていただきました。とてもすばらしい発表でした。1年生、2年生、4年生、5年生の発表は3学期に計画されています。学年の友だちと気持ちを合わせて、発表へ向けて練習を頑張ってほしいです。その頑張りが、必ず、皆さんを成長させてくれるはずです。
各教室で、一生懸命に勉強する皆さんの姿を、何回も見せていただきました。真剣に学習する姿は本当にすばらしいです。友だちと考え合う姿も、とってもよかったです。教室や廊下に、皆さんの制作した絵や作品、季節の俳句などが飾られています。どの作品もすばらしいです。何回も観ています。観るのがとっても楽しみです。
学びを深めることで「心」が強くなります。それは授業の姿や作品に現れます。できるようになったこと、分かるようになったことがたくさんあることは、とてもよいことです。
今日は2学期最後の日であります。今週は、2学期の振り返りを、それぞれのクラスで行ったことと思います。振り返るとは「今の自分はどうだったかなと考え、次はどうしていくのがよいのかを考えることです。「自分」はどうだったか、振り返ったことをよく考えて、3学期を迎えてほしいと思います。自信を持って、3学期を迎えましょう。
明日から冬休みになります。安全で楽しい冬休みにしてください。1月8日に元気に会いましょう。
具体的に2学期の内容を振り返っているので、児童もイメージしやすいです。
そして、自分でも2学期の振り返りをするように促し、3学期に繋げるように導いているのが良いですね。
まとめ
＜校長講話のポイント＞
- 大きな声でゆっくり話す
- 小学生にもわかりやすい言葉を使う
- 長さは800字程度にまとめる
- 2～3分くらいで終わるように話す
- 内容は「2学期の振り返り」と「冬休みの過ごし方」
いくつかの例と共に校長講話のポイントを説明してきました。児童にしっかりと聞いてもらうためにもポイントを参考に文章を作りましょう。そして、内容が完成したらスピーチの練習をしましょう。
最初から人前で上手に話せる人はいません。話す練習が必要です。
では、どうやって練習をしたらよいのでしょうか。
私はボイスレコーダーを活用することをおすすめします。なぜなら、ボイスレコーダーで音声を録音することで、話すスピード・声の大きさ・滑舌などを第三者になったつもりで把握することができるからです。
ただひたすら話す練習をしても上手くなりません。客観的に自分の話を聞くことで、自分の話し方の改善点を見つけることができます。そして、その改善点を修正していくうちに上達していきます。
現在、楽天カードを新規で契約すると5000ポイントがもらえます。その5000ポイントを使って、ボイスレコーダーを購入するのはいかかでしょうか。
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