小学4年生の児童と保護者向けに、『二分の一成人式』を開く学校が全国的に増えています。
二分の一成人式は、親への感謝を伝え、これからもがんばっていくと気持ちを新たにするイベント。
20歳で『成人式』ですから、半分の10歳で『二分の一成人式』ですね。
先生から「おうちの人への手紙を書こう」と言われた4年生も多いですよね。
でもなんて書いたらいいかわからない…。
そんな4年生も多いのではないでしょうか。
ここでは、オススメの書くポイントと、文例をのせています。
参考にして、4年生の気持ちに沿った手紙が書けるといいですね。
二分の一成人式の手紙例文!子どもから手紙の内容について相談をうけたら?
親は子どもが感じることなら何でもそのまま聞けたら嬉しいものですよね。
普段特に言ってないけど感じている、ということをそのまま書けば大丈夫と伝えてあげましょう。
- 『ありがとう』と思ったこと、思うこと
- 『ごめんなさい』と思ったこと
- 小さなころのことで覚えていることを、そのときの気持ちをそえて
親のどこに対して『ありがとう』なのかな?
日常が当たり前すぎて、そう思う4年生もいるかもしれません。
次の点を考えると自然と浮かび上がってきます。
今の生活で、『親がいなかったらどうなるか』を考えるとわかりやすいです。
- 食事
- お風呂
- 雨露しのげる部屋
- 毎日の服
- 汚れた服の洗濯
- 学用品や趣味のものを買うお金
- 生きていくうえでの基本的なルールを教えてくれる相手
- 嫌なことがあったときに聞いてくれる相手
- お友達とケンカしたときにどこが悪かったか教えてくれる相手
4年生といえば、誰が何を聞いたら嬉しく思うのか、嫌な気持ちになるのか、もうわかっている年齢。
おうちの人のことが好きなら、その気持ちのまま思いついたことを書けばOKです。
その中にある『ありがとう』『ごめんなさい』は普段なかなか出てこない人も多いですよね。
ちゃんと言えてるよ、っていう人もいるかもしれません。
それは素晴らしいことです。
二分の一成人式は、『ありがとう』を伝える絶好のチャンス。
そして、それを聞けると親は本当に嬉しいものです。
最後にもうひとつ。
誰でもできる、素敵な手紙に仕上げるポイントがあります。
それは『丁寧に書くこと』。
字を見ると、丁寧に書いたか、めんどくさいと思いながら書いたか、伝わるものです。
おうちの人のことを想いながら、ゆっくり丁寧に書いてね、と声をかけてあげましょう。
二分の一成人式の手紙例文!子どもから親へ贈る例文 その1:おかあさんへ
おかあさんへ
いつもご飯を作ってくれてありがとう。
お母さんの作るご飯は、毎日当たり前に食べてるけど、おいしくて好きです。
特にカレーと春まきが好きです。
家のことをして、仕事もあって、妹の世話もあって、忙しいお母さんはすごいなと思います。
私もできることは手伝おうと思います。
前に、友達とうまくいかなかったときに、おかあさんに話をしたことがありました。
「お友達も○○(私)も悪くないと思うけど、どっちも自分のことばかり言ってしまったからぶつかったんじゃいかな」っておかあさんに言われました。
モヤモヤしてたけど、悪くないって言ってくれて、ちょっと楽になりました。
あのときのこと、ありがとう。
その後、あんまりモヤモヤしなくなりました。
これからも、おいしいごはんを作ってください。
洗濯も、掃除も、いつもいろいろありがとう。
体には気をつけて、いつまでも元気でいてください。
二分の一成人式の手紙例文!子どもから親へ贈る例文 その2:おとうさんへ
おとうさんへ
いつもお仕事忙しいお父さん。
家族のために働いてくれてありがとう。
この間旅行に行ったとき、「こんなホテルに泊まれるなんてラッキー」って言ったら、お母さんに「お父さんが働いてくれてるからよ」と言われました。
確かにそうだなと思います。
お父さんはいつも家にいなくて、会えるのは土日だけなので、僕は土日になるのが嬉しいです。
この間は僕が行きたいって言っていた釣りにも、連れていってくれてありがとう。
いっぱい釣れておもしろかった。
釣った魚を食べたのもよかった。
いつも、お母さんは貸してくれないスマホゲームも貸してくれてありがとう。
弟と一緒にスマホゲームをするのが僕の大好きな時間です。
僕もお父さんみたいに、大人になったらパソコンで仕事ができる人になりたいです。
体には気をつけて、お仕事がんばってね。
いつもありがとう。
二分の一成人式の手紙例文!子どもから親へ贈る例文 その3:家族へ
家族のみなさんへ
二分の一成人式で家の人に手紙を書くことになりました。
なので、家族全員に書きたいと思います。
おかあさん
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