3学期の始業式挨拶例文!中学の担任の先生向け!休み明けの中学生の気持ちは?

教室

3学期の始業式、中学の担任として何を話そう。

始業式の挨拶が新年の悩みという先生もいますよね。

生徒を想う気持ちをそのまま言葉にすれば大丈夫ですが、ここではポイントを整理しました。

クラスの状況に応じて、参考にしてアレンジしてください。

3学期を悔いなく過ごさせてあげたい、その気持ちがしっかり伝わるといいですね。

3学期の始業式挨拶例文!中学の担任の先生向け!休み明けの中学生の気持ちは?

冬休みが明けた3学期始業式

中学生の気持ちはどんな感じなのでしょうか。

人それぞれなのはもちろんですが、ここではツイッターやネットでつぶやかれた声をまとめました。

  • 3学期は短いからすぐ終わる
  • 今のクラスがもう少しで終わるのがショック、寂しい
  • 1学期の最初は「イマイチだなこのクラス」と思ったけど、3学期になるころには「いいやついっぱいいるな」と感じる
  • 3学期が終わったら受験生なのがイヤ(中2)
  • 受験終わるまでネット上で呟きません(中3)

悔いなく、できれば楽しい印象も持ちつつ終わらせてあげたいですよね。

また、中3は言うまでもなく特別な時期です。

受験という人生の岐路のひとつが待っています。

登校日も少なく、目の前の受験を常に意識しながら、非日常な毎日を送っている最中ですね。

3学期の始業式挨拶例文!伝えるべき内容とは?

色鉛筆の入った鉛筆立て

今の環境を去りがたいと感じている中学生も多いことがわかりました。

今の環境を惜しむ気持ちが中学生にはあります。

その気持ちをすくいあげる内容を含めましょう。

挨拶に盛り込みたいポイント

1年、2年共通

  • 三学期は一番短い
  • イベントがあるならイベントに向けてチャレンジを促す
  • 年度は終わりだが年ははじめ→1、2年生は今年の目標をたてる必要がある

2年

  • 受験本番となる3年に向け、後悔しないように努力の必要を伝える

3年

  • 中学の最後の学期
  • 受験で力を出し切れるよう最後の頑張り時であること
  • 今までのがんばりが実を結ぶ時期であること

例文(1、2年共通)

『今日から3学期です。
みんなも知っているとおり、3学期が一番学期の中で短く、学年の総仕上げの時期でもあります。
2月は「にげる」3月は「さる」と言われるくらい、あっという間に終わってしまいます。
その中で自分はどうしたらいいか。
ひとりひとりが考えて、考えたことをひとつでもいいから実行しましょう。
誰でも後悔はしたくないですよね。
「これをした方がいいのはわかっているけど気が乗らない…」、そういう気持ちになるときは誰でもあります。
でも、その結果を受け取るのも自分です。
先生は「後悔しないようにね」と言うしかできません。
でも、動くあなたたちを助けることはできます。
3学期が短いとはいえ、次の学年の土台になる授業はもちろんあるし、〇〇というイベントもあります。
後悔ないよう、取り組みましょう。
このクラスで動けるのもあと〇〇日。
寂しい気持ちもどこかにあると思います。
でも、クラスは離れても何かの折に協力しあうこともあります。
次の春を意識しながらも、この3学期をしっかり過ごしていきましょう。』

例文(2年へ、上記文に付け足し)

『いよいよ3学期が終わると受験生です。
イヤだなと思う人もいるかもしれません。
でも、それは高校生になるためのステップです。
毎日の積み重ねの大事さがこんなに結果に結びつくイベントはありません。
後悔のないよう、日々勉強や活動に取り組みましょう。』

3年

『言われるまでもないと思いますが、中学の最後の学期が始まりました。
この3学期が終わると、泣いても笑っても中学生活は終わりです。
また、これまでの努力が実る時期でもあります。
積み上げてきた力を出し切るために、あと数週間悔いなく過ごしましょう。
次の学期は、それぞれ違う高校で笑って迎えられていることをイメージして、最後の3学期を送ってください。
大事なのは一日一日です。
後悔なくそれぞれがやり切っていきましょう。』

3学期の始業式挨拶例文!言ってはいけない言葉とは?

ホワイトボードで説明する白い人

始業式の挨拶で、言ってはいけない言葉とはどのようなものでしょうか。

こちらについても、3年と1,2年にわけて紹介します。

3年

受験を控えた時期のため、生徒は不安な面もあります。

ですから、受験がうまくいかなかったらどうしようという気持ちを助長させる言葉はもちろんNG。

のんびりしすぎている生徒にはほどよく発破をかけたいところですが、思いつめている生徒もいる可能性も。

それは担任の先生が一番わかっていますよね。

ですから、クラス全員の前で話すときは『前向きな努力は叶う』ということを伝えるといいでしょう。

たとえば…

『やれば結果がついてくる、だから自分のできる範囲で…と言いたいところだけど、それでは怠け心が入ってくるので、“自分のできる範囲プラスアルファ”を日々目指して勉強しよう』
『今日のこの努力が笑顔の高校生活につながると信じて残りの数週間をおくろう』

など、前向きなイメージを喚起させる言葉選びが大事です。

1、2年

この時期の生徒は、『馴染んだこのクラスがもう終わってしまう』という寂しさを感じていることが多いです。

また、2年生は『もう受験生になってしまう、イヤだ』と感じている生徒もいます。

ですから、最後ということばかり強調するのはNG。

別れて寂しいと思えるほど今のクラスが良くなったことがすばらしい、という部分を伝えましょう。

そして、『離れても同じ校内でまたいろんな形で協力しあえる』ということをイメージできる言葉選びがいいですね。

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