実家や義実家、親戚で、今年初盆を迎えたり、毎年一家揃ってお墓参りしたり、法要のためだけでなく、実家に孫の顔を見せに行くのが恒例のお宅も多いかと思います。
仕事や子供の行事、他の冠婚葬祭でどうしてもお盆に帰省できない場合、電話やメールの連絡だけよりも、手紙でお盆の挨拶を送ることで「礼儀正しいしっかりした人だな」という良い印象を持ってもらえます。
解決策提示
メールや電話で済ませてしまうことが多い時代、手紙の書き方に不安のある方は多いのでは?
手紙のやり取りが少ないからこそ、マナーを間違えるとマイナス、きちんとした手紙をもらえるとプラスの印象に繋がります。
ここでは、お盆に帰省できなかったり、お盆の法要に出席できない時に出すお盆の挨拶の手紙の書き方、文例、一緒にお供え物を送る際の注意点などを紹介します。
お盆の挨拶を手紙で済ませたい!書き方は?送り方は?
お盆には初盆をすることが多いですが、家族の集まりやすいお盆休みの時期に〇周忌の法要などをやることもあります。
法要への招待状や直接電話などで連絡が来ている場合、欠席を詫びる手紙と、香典、お供え物、または両方送ります。
法要といっても最近では大げさにはやらないお宅も多いと思います。
お供え物を送っても、量が多くて持て余してしまったり、盆棚に乗り切らないこともあります。
親族同士でお供え物を相談できない場合は、現金を送った方が間違いありません。
手紙の書き方
現金のみでも、お供え物を送る場合でも、手紙を添えると丁寧です。
下記のポイントに気を付けて手紙を構成してみてください。
初盆など法要を欠席する場合
法要の欠席連絡の場合は、時候の挨拶などはなしで、本文から始めます。
- 欠席することを謝罪
- 故人へのお悔み
- 遺族への気遣い
この順番で簡潔に便箋1枚以内にまとめます。
最後に「合掌」や「敬具」などで締めましょう。
お盆に帰省できない場合
特別な法要が無い場合は、普通の手紙のように時候の挨拶から書き始めます。
暑中見舞いを出しているなら、暑中見舞いの葉書に欠席の連絡をプラスしても良いでしょう。
- 時候の挨拶
- 帰省できないことの謝罪
- 相手の体調を気遣う言葉
お中元やお供えとしてギフトなどを送る場合には、いつ頃届くかを2と3の間に入れておきましょう。
お盆の挨拶を手紙で!そのまま使える例文紹介!
昔は1年間亡くなった人がいない場合、お盆の挨拶に「静かなお盆おめでとうございます」という表現をすることがあったようです。
しかしこの言い方だと、あまりピンと来ない人も多いと思います。
今回はそのまま暑中見舞いに使える文例、お供え物を送った時に送り状として使える文例をご紹介します。
暑中見舞いを兼ねて送る場合
猛暑日が続いておりますが、皆様お変わりありませんでしょうか。
さて、今年のお盆ですが、都合がつかず伺うことがかないません。遠方の地よりご先祖様へ合掌させていただきます。
暑さ厳しい折、くれぐれもご自愛ください。 敬具(または2019年盛夏)
お供えを送る際の手紙
法要のご連絡をいただいておりますが、当日伺うことができません。
少しばかりではございますが、お供え物をお送りいたします。
ご仏前にお供えください。
末筆ながら、皆様の健康とご多幸をお祈りしております。 敬具(または合掌)
お盆の挨拶として送るには?いつまでに送付すべき?
お盆とは、一般的に8月13日~15日のことを指しますが、地域やその家の考え方によって旧暦の盆7月13日~15日に行うところもあります。
お盆の挨拶と欠席の連絡を一緒に送る場合には、なるべく早めに送るようにします。
特に初盆などの法要は食事を用意するので、人数が早めに分かった方が、主催側としては助かります。
いつまでに送るのがベスト?
暑中見舞いを送る時期は大体7月初めから8月初め頃が一般的です。
7月の中旬くらいまでに暑中見舞いが届くならば、暑中見舞いと一緒に欠席連絡をしても良いと思います。
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