うまみが詰まったしいたけは、炒めものや煮物の具としてだけでなく、だしとしても重宝されています。
低カロリーでダイエットにも良いと言われています。
そんな「しいたけ」に白いカビが生えていたことはないでしょうか。
せっかく買った食材にカビが生えていたら、ガッカリしますよね。
そもそもカビなのか、食べて良いのか、よくわからず捨ててしまう方も多いと思います。
そこで今回は、しいたけにカビが生えたの対処方法や予防策をご紹介します。
梅雨の時期は、じめじめしていてカビが生えやすい時期でもあります。
まだ大丈夫なだと思っている方もぜひこの記事を参考に対策をしてみてください。
しいたけに緑色のカビがはえた!捨てる?食べれる?
しいたけの緑色のカビの正体は?
正式名称は「ペニシリウム」。
空気中に常に浮遊していて、食べ物にもよく生えますし、
家具や靴にも発生することがあります。
青カビは種類が多く、チーズの製造に使われる青カビは有益ですが、もちろん害のある青カビも多くいます。
カビが生えた場合の対処法は?
カビを食べてしまうと、感染症にかかったり、カビに対するアレルギー反応が出て、呼吸障害になる場合もあるようです。
基本的には、口にせず、捨てた方が良いでしょう。
気管支喘息やアレルギー性鼻炎、他にも色々ありますので、注意してくださいね。
捨てる?削ったら食べれる?
野菜の場合、「カビが奥まで侵入しにくくて、カビの周辺を最低でも2.5cm切れば良い」という話がありますが、あまりおすすめできません。
カビ以外にも細菌が繁殖している可能性もありますし、
無理して食べてもメリットがないと思います。
カビ自体は、誤って口にしてしまっても、健康状態が良ければ、他の食べ物と同じように消化されるようです。
なぜカビが生える?
1番の原因となるのは、やはり「湿気」です。
日本はそもそも湿気が高いので、カビが発生しやすいです。
カビは湿度60%以上、温度20℃以上を超えると、繁殖しやすいと言われています。
シンクなどの水回りのような水分が溜まりやすく、湿度が高い場所は、カビが繁殖しやすい場所ですね。
「汚れ」も原因の一つです。
カビの発生しやすい場所は、汚れの溜まりやすい場所です。
カビはホコリや髪の毛、皮脂汚れなどお部屋の汚れをエサにして繁殖します。
まな板や包丁などの調理器具は、食物のかすが付いていることが多いので、常に清潔に保ち、食品にカビが生えないようにするために対策しときましょう。
カビに成長する「時間」を与えないことも大事です。
できるだけ食べものは、残さず置いとかないようにしましょう。
食品は少しずつ買い、必要以上に食料を買い込まないようにしましょう。
残ってしまったときはラップで包んでおきます。
野菜などはキッチンペーパーなどで水分を拭き取って保存するのが大事です。
常温保存ではなく、冷蔵・冷凍保存しておくと良いでしょう。
しいたけに白色のカビが生えた!捨てる?食べれる?
しいたけの白色のカビの正体は?
しいたけの表面についているのが、白い綿菓子のようにフワフワしていたら、それは「気中菌糸」と呼ばれるものかもしれません。
しいたけの中の水分から出てくるものなので、問題無く食べることができます。
気になる方は、キッチンペーパーで拭き取っておくと良いでしょう。
カビが生えた場合の対処法は?
白の中に青や緑のものが混じっていたら、カビである可能性が高いので気を付けて下さい。
もしカビであれば、口にせず、捨てた方が良いです。
しいたけを食べるまえに知っておきたいこと
しいたけは食材として優秀?
「カビが生えるなら、食べるのをやめようかな」と考えた方は気が早いです。
しいたけは、栄養が豊富な食材で、ビタミンB群・ビタミンD・食物繊維など色々な栄養が含まれているのです。
低カロリーで便通もよくするので、ダイエットにも効果がありますし、ビタミンDを含むしいたけと一緒にカルシウムを摂取すれば、骨を丈夫にします。
β-Dグルカンという成分も含まれていて、免疫力を高める効果があると言われています。
これでしいたけは健康に良いことがわかって頂けたのではないでしょうか。
食べないのは、もったいないですよ。
美味しい「しいたけ」とは?
見分け方は、傘の部分が肉厚で丸みを帯びているもので、軸が短く太いものが美味しい「しいたけ」と言われています。
ぜひ買い物の時は、傘と軸を確認してみて下さいね。
しいたけを美味しく!正しい保存方法は?賞味期限は?
しいたけの鮮度の見分け方
鮮度は、「表面の色」「匂い」「感触」で判断します。
下記、項目を参考に鮮度の良いしいたけを食べて下さいね。
1.表面の色
傘が黒く変色していないか。傘の裏側が白いままになっているか。
2.匂い
異臭がしないか。
3.感触
触ったときに、ヌメリがないか。水っぽくないか。
正しい保存方法は? 賞味期限は?
選択肢としては、常温保存、冷蔵保存、冷凍保存があります。
湿度が低い時期であれば、常温保存で問題ありませんが、
夏は、冷蔵・冷凍保存して下さい。
冷蔵保存の場合
新聞紙やキッチンペーパーで包み、ビニール袋に入れて冷蔵庫に保管する。
賞味期限は、大体1週間程度です。
冷凍保存の場合
軸の部分を切り落とし、傘を裏返しにして冷凍パックに保存する。
使う時は、解凍せずそのまま調理すると食感が悪くならないそうです。
賞味期限は、大体1〜2ヶ月程度です。
結論!
1.しいたけに緑色のカビがはえた!捨てる?食べれる?
- 正式名称は「ペニシリウム」
- カビが生えたときは、基本的には捨てましょう
- 喘息やアレルギーの原因にもなるので注意が必要
2.しいたけに白色のカビが生えた!捨てる?食べれる?
- 表面が、白い綿菓子のようにフワフワしていたら、それは気中菌糸
- 気中菌糸は食べても問題無し
- 白色に、青や緑色が混じっていたらカビ。食べずに捨てよう。
3.しいたけを食べるまえに知っておきたいこと
- ・しいたけは栄養が豊富で、ダイエットにも良い
- ・美味しいしいたけは、傘が肉厚で丸く、軸が短く太い
4.しいたけを美味しく!正しい保存方法は?賞味期限は?
- 暑い時期は、冷凍・冷蔵保存しよう
- 冷蔵保存の時は、キッチンペーパーで包み、ビニール袋に入れて冷蔵庫に保管する
- 冷凍保存の時は、軸を切り落とし、傘を裏返しにして冷凍パックに保存する
いかがだったでしょうか?
ぜひこの記事を参考に新鮮で美味しい「しいたけ」を食べていただけたら、嬉しいです。
読んで下さり、ありがとうございました。
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