例1
おはようございます。
「光陰矢の如し」という言葉のように、時の流れは速いものです。今日は今年度の締めくくりの日です。この一年間を振り返ってみましょう。
大いに努力し、日々精進してきた結果、学習や部活動で成果を上げた人、一年間「時間を大切」にし、「時刻を守り」、コツコツと積み上げて来た努力の賜です。そのことについて高く評価し、敬意を表したいと思います。
逆に、思ったような結果が出せなかった人は、何が原因であったかを是非考えていただきたい。来年度は皆さん全員が、地道に努力を続け、思い通りの成果が収められるよう、期待します。
さて、2年生には、4月の一学期始業式に二つのことを言いました。一つ目は「清々しい挨拶、心地よい環境」、もう一点は「挑戦」です。どうでしたか。実行できましたか。
また、1年生には入学式で、一つ目は「高い志をもつ」、「自分を鍛える」、「挑戦する」の三つのことを言いました。どうでしたか。実行できましたか。
どちらの話にも共通するのは、「高い志をもち、挑戦する」と言うこと、そのためには、「当たり前のことが当たり前に出来ること」が大切だと言うことです。
「高い志をもち、挑戦する」には、絶対に夢を実現するのだという、強い意志とやり抜く覚悟が必要です。そして地道に一歩一歩、取り組んでいくことが必要です。勉強でも部活動でも、具体的な計画を立て、毎日、やり続けることが必要です。やらなければ実現しない、これは当たり前の事です。
夢の実現に向けて取り組んでいくには、清々しい挨拶や正しい言葉遣い、整理整頓された環境が必要です。これは、社会に出ても、当たり前のことです。当たり前のことが、当たり前にできるように、自分を甘やかさず、全ての場面で徹底してください。
当たり前の積み重ねが、その学校の歴史と伝統になります。是非、皆さん一人ひとりが、長江中の歴史と伝統を創る一員であることを自覚してください。毎日の学習や部活動への取組、元気な挨拶、掃除の徹底など、当たり前のことが当たり前にできることを強く望みます。
4月からは、新たに中学1年生が入学してきます。ここにいる皆さんが手本となるように期待します。明日からは春休みに入りますが、まずは、一日一日を大切に過ごしてください。そして、始業式には、元気な顔を見せてください。
引用:尾道市立長江中学校 校長式辞・講話 平成26年3月25日(火) 平成25年度修了式 式辞
入学式や始業式で述べた目標が達成できたのかを一緒に振り返るとともに、なぜその目標にしたのか、理由を述べている点が良いです。
学校生活だけでなく、これから先必ず必要な力について、同じ言い回しで何度も言っているので、生徒の印象に強く残ります。
例2
今日で令和2年度の皆さんのすべての活動が修了します。新型コロナウイルスの影響を受けた一年でしたが、皆さんと無事に今日の日を迎えることができたことを大変嬉しく思います。
ただ今、各学年の代表の生徒に修了証を渡しました。これは、1年生、2年生全員が、この1年間の教育課程を終了したという証でありますが、それはまたそれぞれの生徒が次の学年に進むことを認めたパスポートでもあります。
さて、修業式にあたり、「最後が肝心」というお話をしておきたいと思います。人は何事も、初めは気合を入れて取り掛かるものですが、終わりは「まあいいか」という気持ちになりがちです。
君たちも4月の新しい学級になった時は、“勉強や部活動に頑張ろう”と気合を入れていたけれども、今の時期は「まあいいか」ってなっていませんか。勉強もうまくいかないと、宿題や提出物などを途中で適当に放り出すことはなかったでしょうか。
しかし、成功の秘訣は、物事の終わりにあるといっても過言ではありません。上手くいかないこと(=失敗)は誰にでもあります。問題は、「上手くいかないこと」ではなく、失敗から何も学ばず、同じ過ちを二度、三度と続けてしまうことです。大切なのは失敗を素直に反省して、次に生かしていく「事後処理」をしっかりやることです。
勉強でいうと日々の取り組み方の何が失敗だったのか、分析し、そのことをこれからの日々に生かすことです。部活動でも、練習試合や大会での上手くいかなかったことを、日々の練習に生かすことです。
人と人の間のフォローもまた同様です。頼む場合は熱心でも、終わった後のフォローは意外に忘れがちではないでしょうか。お世話になった人に、心のこもったお礼やお詫びをきっちりと行うことは、重要な「事後処理」の一つなのです。
物事が上手くいかなくても、最後をしっかりとやり遂げれば、信頼が増し、人としての幅が広がります。そうすることで、人は成長するのです。「最後が肝心」なのです。「最後の態度」こそ美しく、物事のピリオドをしっかりと打ちたいものです。
私も校長としてはこれで最後です。四月から第二の人生が始まります。今までの失敗を生かして、真面目に、懸命に、常に何かに挑戦しながら頑張るつもりです。病気にも負けません。たった一度の人生ですから、悔いのないように生きて行こうと思います。みなさんの新しい学年での活躍を期待して、式辞と致します。
引用:松山市立道後中学校 令和2年度 修業式 式辞 「最後が肝心」(修業式)
単純に褒めるのではなく、「最後が肝心」という成功の秘訣を引用しながら、生徒自身に一年間の振り返りを促している点が良いです。
具体例が学校生活だけでなく、社会に出てからもあり得る出来事なので、生徒はもちろん、先生方の心にも響きます。
例3
令和2年度が終わろうとしています。
今年度は、新型コロナウイルスの影響で、学校生活も家庭生活も、例年とは全く違う対応が多くなりました。そんな状況でも、生徒の皆さんは、今、自分にできることを確実に行うことによって、安定した学校生活を送ることができたのではないでしょうか。
さて、令和2年度を振り返って、学校教育目標「自ら学び 進んで行動し 他と協調できる生徒」、重点目標「ことばを大切にし共に高まろう」の達成度はどうですか。みなさん、自己評価をしてみてください。
由比中の合言葉は「心づくり」です。心を込めて、学習・生活・部活動を行うことができましたか。
4月の始業式や入学式の時に、皆さんにお願いしました。「人の良いところを認め、前向きな発言を多くしよう。相手のことを考え、尊重しないと発することができない、正に「心づくり」の第一歩ですよ。」と。
人の良い点を見つけることができる、そんな力をつけることができましたか。
先日、学校評議会のみなさんと、今年度の由比中学生の取組を評価する会議を行いました。
良かった点は、「生徒は、ことばを大切にして、より良い人間関係を作っている」「生徒は、こども園・小学校・中学校と交流することは楽しいと感じている」
来年度の課題は、「自ら主体的に学ぶ姿勢」「自分で計画を立てて勉強する」「心が伝わるあいさつを意識する」「真面目に学ぶが、受け身なので、表現する力をもっとつけたい。積極的な発言が、授業で見られること」
令和3年度は、3年生となり学校の顔となる2年生の皆さん。令和3年度半ばには学校のリーダーを受け継ぐ1年生のみなさん。入学してくる1年生に、「心づくり」の大切さを、皆さんの姿で教えてあげてください。
明日卒業式を迎える3年生の皆さんと同様に、君たちは由比中をさらに高めてくれることを、期待しています。以上で校長の話を終わります。
学校教育目標の達成ができたかどうかを問いかけることで、生徒自身に一年間の振り返りを促しています。そして、来年度に向けての期待をかけています。
終業式、修了式の違いは?

ところで、終業式と修了式の違いを知っていますか?
「漢字が違うだけで、意味はほぼ同じでしょ」と思ってはいませんか?
実は、終業式と修了式は異なるものです。
終業式とは?
「終業式」とは各学期ごとに行われる、「学期が終了した」という意味の式典です。
学校だけでなく会社などでも、年末の長期休業前に行なわれる場合があります。
修了式とは?
「修了式」とは学年末に行われる、「その学年の履修が終了した」という意味の式典です。最終学年修了時には卒業式を行なうので、修了式を行わない学校もあります。
また、一部の地域では、学年末に行われる式典を「修了式」と呼ばず、「終業式」と呼ぶところもあります。
修了式は終業式とは違い、教育機関で使われる言葉です。そのため、社会に出るとあまり聞かなくなります。
終業式と修了式は漢字だけでなく、意味も異なる言葉です。正しい意味を理解して、しっかり使い分けていきましょう。
まとめ
<校長講話のポイント>
- 大きな声でゆっくり話す
- 中学生にもわかりやすい言葉を使う
- 長さは1,000字程度にまとめる
- 3~4分くらいで終わるように話す
- 内容は「一年の総括」と「来年度に向けての目標」
いくつかの例と共に校長講話のポイントを説明してきました。生徒にしっかりと聞いてもらうためにもポイントを参考に文章を作りましょう。そして、内容が完成したらスピーチの練習をしましょう。
最初から人前で上手に話せる人はいません。話す練習が必要です。
では、どうやって練習をしたらよいのでしょうか。
私はボイスレコーダーを活用することをおすすめします。なぜなら、ボイスレコーダーで音声を録音することで、話すスピード・声の大きさ・滑舌などを第三者になったつもりで把握することができるからです。
ただひたすら話す練習をしても上手くなりません。客観的に自分の話を聞くことで、自分の話し方の改善点を見つけることができます。そして、その改善点を修正していくうちにかなり上達していきます。
現在、楽天カードを新規で契約すると5000ポイントがもらえます。その5000ポイントを使って、ボイスレコーダーを購入するのはいかかでしょうか。



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