- 「修了式の校長講話って何を話せばいいの?」
- 「中学生にとってどのくらいの長さがちょうどいいのか?」
- 「どんなことに気をつけて内容を考えたらいいのか?」
3学期の修了式の校長講話の内容に悩んでいる校長先生ならこのような悩みを持っていませんか?
この記事で紹介する「中学校3学期の終了式の校長講話のポイント」を実践すると、簡単に解決することができます。
この記事では以下の4つのポイントを例文を交えて解説します。
- 校長講話の登壇から降壇までの動作
- 校長講話を作成するにあたっての注意点
- 3学期修了式の校長講話で伝えるべき内容
- 3学期の修了式に臨む生徒の心境
5分くらいで読める記事ですが、書いてあることを実践すれば、校長講話の悩みが解決されることでしょう。
それでは、さっそくいきましょう。
中学校3学期修了式の校長講話例文!
まずは、コピペで使える校長講話例文をご紹介します。校長講話を考える上での具体的なポイントは後ほどご説明しますね。
以下の例文のみコピペOKです!
おはようございます。今年度も最後です。みなさんがこうして無事に今日を迎えられたことを嬉しく思います。
今、修了証を学年代表の人に渡しました。各学年の教育課程を修了した証です。みなさんはこの一年、どうでしたか?自分で立てた一年間の目標を達成し、自信を持てていますか。
これまでに経験してきたことは積み重なり、みなさんの成長に繋がっています。身体の成長はもちろんですが、物事を深く考える力、判断力、思いやりの心など、目には見えない部分も成長したことと思います。
逆に、目標を達成できなかった人は何がいけなかったのか考えてみましょう。
目標を達成するためにスキルを身に着けようとしましたか?スキルを身に付けるために時間を使いましたか?使った時間は内容の濃いものでしたか?
目標を達成するためにはどうしても時間が掛かってしまいます。それは誰でも同じです。
では、目標を達成できる人とできない人の差はどこで生まれるのでしょうか。
それは、過ごした時間の濃さです。だらだらと時間を掛けるよりも、1分1分内容の濃い時間を過ごした人の方が成長が早いです。成長すれば目標を達成することができます。目標を達成することによって自信がつきます。自信がつくと新たな目標に向かって動き出せます。
このループを作るためにも、1分1分を大切に行動してほしいと思います。
そして、来年度に向けて今から目標を考えておきましょう。目標は抽象的な言葉ではなく、具体的な言葉にしましょう。
例えば、「勉強を頑張る」という目標を立てたとします。「勉強を頑張る」という目標のゴールはどこでしょうか。何をもって頑張ったとするのでしょう。
「定期考査で学年10位以内に入る」「英語の小テストで満点を取り続ける」「英単語を新しく200語覚える」などのように、具体的に目標を定めることによって、明確なゴールができます。そのあとに「どうやったら目標を達成することができるのか」を考えましょう。
ゴールがわかることで濃い時間を過ごせるようになります。目標に向かって努力することができます。努力することで自分自身が成長できます。
できるだけ具体的な目標を考え、来年度に向けて準備をしましょう。
最後に、4月から2年生は3年生に、1年生は2年生に進級します。そして、新たな1年生が入学してきます。みなさんは先輩としてこの学校を引っ張っていってください。終わります。
この例文のポイントは、
- 一年間の成長と反省を促す
- 4月に向けての心構え
の2点です。
校長講話の作法とは?
例文をご紹介しましたが、実際の校長講話の作法とはどのようなものなのでしょうか。
ここでは校長講話の作法について以下の3つに分けて説明していきます。
- 登壇から降壇までの動作
- 講話を作成するにあたっての注意点
- 講話でなるべく伝えるべき内容
校長先生は生徒のお手本となる存在ですから、しっかりと実行できるようにしておきましょう。
1.登壇から降壇までの動作
登壇から降壇までの一連の動作は次のようにしましょう。
- 紹介されたら立ち上がり一礼をする
- 壇上まで進み、演台の前で一礼をする
- 生徒の顔を見ながら、大きな声でゆっくり話す
- 話し終えたら一礼をし、壇上から降りる
壇上に校旗などが飾ってある場合は、登壇した際に、軽く一礼をした方が良いです。
また、「大きな声でゆっくり話す」ことは意外と難しいものです。人前に立つと早口になってしまうことがよくあります。生徒にしっかり聞いてもらうためにも練習をしましょう。
2.講話を作成するにあたっての注意点
講話を作成する際、
- 中学生にもわかりやすい言葉で話すこと
- 講話の長さは1000字程度にすること
- 3~4分くらいで終わるように話すこと
の3つに注意して文章を考えましょう。
どんなに素晴らしい話をしても、話している相手に伝わらなければ意味がありません。中学生にも伝わるような言い回しを用いましょう。
また、相手は中学生なので、興味がある話であれば長く集中して聞くことができます。しかし、興味がない話だととすぐに集中を切らしてしまいます。なので、興味がなくても集中して聞いてもらえる、ちょうどいい長さに調整しましょう。
3.伝えるべき内容
3学期修了式の校長講話に盛り込むべき内容は、
- 一年の総括
- 来年度に向けての目標
の2つです。
3学期の修了式では3学期のことだけを振り返るのではなく、一年間の振り返りをしましょう。行事をベースに振り返りをするととても長くなってしまうので、学校目標をベースに話すとまとめやすくなります。
来年度に向けての目標は「今年度の反省を4月からどう生かすか」について述べれば大丈夫です。
春休みの過ごし方は、閉式後に生徒指導部の先生から注意事項の話があるので話さなくても問題ありません。
3学期修了式の式次第は?
修了式での校長講話はいつごろ話すのでしょうか。また、修了式に臨む児童はどのような心境なのでしょうか。
3学期修了式の式次第は基本的には次のような流れになっています。
- 開式の言葉
- 修了証授与
- 校長先生のお話
- 校歌斉唱
- 閉式の言葉
開式前に「表彰」の時間を設ける学校や「校長先生のお話」の前に「生徒代表の言葉」が入る学校もあるようです。
また、閉式後に春休みに向けての注意事項を「生徒指導部の先生のお話」として伝えるようです。
式に臨む生徒は「やっと一年が終わった」「新しい学年も頑張ろう」「通知表が気になる」「春休みは部活漬けだなぁ」などと思っています。
一年間の学校生活を終えた達成感や来年度への期待など色々な感情が入り混じっています。修了式はそんな生徒を相手に一年の総括を伝えていかなくてはなりません。
参考になる校長講話例!
校長講話のポイントを説明してきましたが、ここで参考になる校長講話例を3つご紹介します。
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