通知表は親としても緊張しながら確認するものですが、見るだけではなく同時に頭を悩ませるのが、保護者コメントを書かなければならない場合です。
特に小学校1年生は保護者としてもはじめて受け取る通知表で通知表コメントを書くとは考えていなかった場合もあり、頭を悩ませてしまいます。
そこで今回は小学校1年生の子どもの通知表に対して書く保護者コメントはどんな内容が良いのか、書き方や例文などを紹介していきます。
小学校1年生の子どもの通知表への保護者コメントに悩んでいる方におすすめの内容となっているので、ぜひご確認ください!
通知表の保護者コメント例文!小学校1年生1学期編
例文
いつもお世話になりありがとうございます。
初めてもらう通知表ということで本人も緊張していましたが、納得のいく成績だった、出来なかったところを次は頑張ると話していました。
夏休みは学童で毎日を過ごし学習の時間もあったため宿題もスムーズに進み、宿題が早く終わったから苦手だった計算のドリルを買って欲しいと、学習にも前向きな意欲を見せていました。
この少しずつの積み重ねが来学期以降の成績に繋がれば良いと思っています。
今後ともご指導よろしくお願いいたします。
保護者コメントの場合「こういった内容でなければならない」というルールはありませんが、基本的に以下の内容を取り入れていくと良い保護者コメントになります。
- お礼
- 今学期の学習の様子
- 長期休暇の学習の様子
- 長期休暇の生活の様子
- 生徒に対する家庭での対応
- 2学期に向けてのコメント
基本的な内容や流れは上記を参考に、これらを踏まえてお子様の様子を見ながらコメントをまとめていくとやりやすく、先生にとっても知りたい家庭での様子を伝えることが出来ます。
通知表の保護者コメント例文!小学校1年生2学期編
例文
いつもご指導ありがとうございます。
前学期より今学期は成績が上がったことを通知表と共に伝えてくれ、本人もとても喜んで「次も頑張ろう」と前向きな意思を示していました。
1学期の頃と比べると学童がお休みの日に友達の家に遊びに行く回数も増えクリスマスにはパーティーを楽しむなど、友達関係が広がってきたと感じます。
そのためもあって2学期当初に比べると少し学習時間が減ってきているように感じるので、家庭でも声をかけ、サポートしていきたいと思っています。
今後ともよろしくお願いいたします。
2学期の保護者コメントでも「こういった内容でなければならない」というルールはありませんが、以下の流れはやはり盛り込んでいきましょう。
- お礼
- 今学期の学習の様子
- 長期休暇の学習の様子
- 長期休暇の生活の様子
- 生徒に対する家庭での対応
- 3学期に向けてのコメント
基本的な内容や流れは上記を参考に、これらを踏まえてお子様の様子を見ながらコメントをまとめていくとやりやすく、先生にとっても知りたい家庭での様子を伝えることが出来ます。
通知表の保護者コメント例文!小学校1年生3学期編
例文
いつもご指導ありがとうございます。
本人は今学期努力していたようですがなかなか結果に繋がらず、もっと勉強が難しくなると感じている2年生に向けて若干の焦りを持っているようです。
休みは自主学習はもちろん、塾に通ってみたいと本人から言いだすなど学習への意欲は高いので、より良い学習方法を家庭でもサポートし模索しながら学習を進められればと思います。
友達関係は幅広く仲良い子がいて、週末には近所の友達と楽しく遊んでいます。
1年間ありがとうございました。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
今までと基本的な流れは同じように考えてOKですが、締めくくりとなる1年生3学期の保護者コメントは今までのお礼も改めて書いておくと良いですね。
- お礼
- 今学期の学習の様子
- 長期休暇の学習の様子
- 長期休暇の生活の様子
- 生徒に対する家庭での対応
- 来学期に向けてのコメント
3学期は通知表を渡すだけで保護者コメントを書かない場合もありますが、学校によると思うので油断はせず、保護者コメントを考えておくとスムーズです。
通知表保護者コメントに先生や友達へのクレームは書いていいの?
まず最初に大前提として、通知表の保護者コメントには基本的に先生や友達、通知表のクレームを書くことは避けましょう。
通知表は子どもの成長記録でもあり、ずっと残しておきたい大切なものなので、そこに親のクレームがずっと残されているというのは気持ちの良いものではありません。
通知表の内容に納得がいかないことや先生へ伝えたいクレームがある場合、学校に電話する、手紙を書く、学校に直接向かうなど違う方法で学校・担任側に伝えるようにしてください。
またクレームについても感情に任せていきなりクレームをつけるのではなく、一度落ち着きそれが冷静に見ても正しいクレームなのかを確認しましょう。
通知表の成績に納得がいかない場合でも、例えばテストは100点を何度も取っていた場合でも授業態度が悪い・提出物を出せていないなどで下がる場合もあります。
確実に評価がおかしい場合はつけ間違えなどの可能性もあるのでもちろん相談したほうが良いですが、テストの成績だけで判断するなどはやめましょう。
特に先生や友達へのクレームを子どもの通知表に書くのはもってのほかなので、どうしても伝えたい場合は他の手段を取るようにしてください。
先生は保護者コメントを見てどのように考慮してくれるの?
保護者コメントは必ず先生も確認し、生徒の学習意欲や家庭での学習時間、友達関係など多くの情報を得、その上で来学期のサポートや指導内容を考えてくれています。
しかしそれが保護者にも分かりやすく伝わるかと言われると絶対とは言えなく、「期待通りの対処がされていない!」と感じることもあるかもしれません。
そういった場合やもっと細かい相談をしたい、友達関係のことを聞きたい場合、学校からも「何かあったら連絡ください」と言われてると思いますが、先生に連絡してみましょう。
公立の小中学校ではスクールカウンセラーを配置している学校も多くあり、担任の先生へ相談したい場合はその旨を連絡すれば対応してもらえます。
また多くの学校では「教育相談」として日頃から幅広く受け付けていたり特定の日程を指定している場合もあるので、まずは学校に相談したいことを伝えましょう。
担任の先生に不満がある、学校全体の問題であるなど校長先生など上の立場の先生と相談したい場合は、それを直接電話で話し、相談することが大切です。
学校側で相談内容により適切な先生や立場の方を教えてくれる場合もありますし、もちろん校長先生と相談することもできます。
当然ですが先生方はいつでも対応できるわけではなく空いている時間や都合をつけての相談となるため、時間の決め方についてはそれぞれの場によって違います。
早く相談したい場合でもどうしても都合がしばらくつかないという可能性ももちろんあり、焦らないようにしましょう。
相談依頼例文
いつもお世話になっております。
○年△組○○の保護者の○○です。
1学期の通知表について疑問があり、文章では伝えにくいため一度直接相談できればと思っています。
相談日や時間について、ご連絡いただければ調整しますのでご検討いただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。
先生は放課後でも部活の対応や会議、授業の準備など忙しい立場であることを理解し、日程については絶対に無理をおさず、調整するようにしてくださいね。
まとめ
小学校1年生の子どもの通知表への保護者コメントはどんな内容が良いかのポイントや例文、学期別の書き方などまとめ!
1:小学校1年生のはじめてもらう通知表は子どもも緊張するもの、受け取った印象や夏休みの様子、2学期に向けてのコメントなどを書こう
2:2学期になると学校生活にも慣れ友達も増える変化の季節なので、1学期からの変化や学習面、家庭での生活などを書いておこう
3:3学期の保護者コメントも基本的には同じように書く、2年生に向けてのコメントや1年間お世話になった担任の先生へのお礼も合わせて書いておこう
4:通知表の保護者コメントにクレームを書くのは基本的にNG、どうしても伝えたい場合は電話など違う方法を取ろう。子どもの成長記録なので先生や友達へのクレームは絶対に避けよう
5:小学校では教育相談など相談できる場が基本的に用意されている、また個別相談もいつでも受け付けられているので気軽に相談依頼をしよう。先生は忙しい立場であることは理解しよう
通知表の保護者コメントは基本的にしっかり通知表や子どもを見て書けば問題なく、家庭での生活や子どもへの応援の仕方などを書いておくと先生にとっても分かりやすくなります。
クレームは子どもの成長記録でもある通知表に残してしまう事はできるだけ避け、教育相談や個別相談などをお願いして対処するようにしてくださいね!
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