クラスが一丸となって盛り上がる中学校の一大イベント体育祭。
そんな体育祭の実行委員になって意外に悩むのが、障害物競走の企画ではないでしょうか。
競技する側はもちろん、応援する側も盛り上がれる競技にしたいですね。
障害物競走に必要な要素は、
「思わぬ逆転」
「運」
「珍プレー好プレー」
だと思います。
思わぬ逆転が期待できる、運動が苦手な生徒や文化部の生徒でも勝つチャンスのあるネタ。
くじ引きを取り入れた「運命走」など、体力ではなく運が問われるネタ。
珍プレーが期待できる、ハプニングが起きそうなネタ。
こんなネタをバランスよく取り入れれば、盛り上がること間違いないです。
この記事では、障害物競走を企画するのにヒントになるネタを紹介します。
- 定番のネタ
- 意外に難易度が高いネタ
- おもしろネーミング
- 体育館での障害物競走ネタ
など
障害物競走は、ネタの組み合わせやアレンジ次第で、何通りもつくれます。
これから紹介するネタを参考に、全校で盛り上がれる障害物競走を作ってください!
障害物競争のネタは?中学校におススメのアイデア紹介!
まずはおもな定番ネタを紹介します。
網くぐり
定番中の定番。
ネットの押さえ具合により難易度が調整できます。
低めにしたり、高めにしたり、ぎゅっと張ったり、だらんとゆるめにしたり。
低めにだらんとすると、絡まりやすく難しくなります。
ボール運び
ラケットにテニスボールをのせて走る。
おたまを使うより、平らなラケットの方が難易度が高くおもしろいです。
ボールが落ちて転がってしまい、拾っているうちに後続に抜かされてしまうことも。
ぐるぐるバット
バットの先端を地面に、反対の端におでこをつけて、10回ほど回転し次に進む。
フラフラになって座り込んでしまう子や、千鳥足で歩き出す子、何事もなかったように走っていく子などさまざま。
回数のカウントと危険防止のために、ひとりにつき一人の係員をつけると安心です。
麻袋でピョンピョン
麻袋に入ってピョンピョンと跳ねながら進む。
大きく跳ねる、小刻みに跳ねるなどでも差がつきますが、意外に難しいのが麻袋に足を入れる時と麻袋から足を抜く時。
焦ると靴が引っ掛かり、手間取ってしまうことも。
パン食い競走・アメ探し競走
パン食い競走は、口を開けて必死になる姿が笑いを誘います。
パンの代わりに、いろいろな種類のお菓子を吊るすのもおすすめ。
おせんべいは低い位置に、チョコ菓子は高い位置という風に工夫をすると、選ぶ楽しさも増します。
アメ探しは、粉の中に隠したアメを手を使わずに探すもの。
顔が粉で真っ白になって爆笑しちゃいます。
運命走
ランダムに置いてある紙を選ぶくじ引きを取り入れたものです。
「うしろ向きに走る」「なわとび10回」「空き缶積み」など、運次第なので思わぬ差がつきます。
運命走やアメ探しなどは、走るのが苦手な生徒でも先着できるチャンスがあります。
これらを最後の障害物にすると、ゴールまで勝敗がわからず応援も盛り上がりますよ。
障害物競走
これって障害物競争?!中学校の競技名ネーミングの面白アイデアとは?
私の娘が中学生になって初めての体育祭の時、プログラムをみせてもらって驚きました。
競技のネーミングがおもしろい!
聞くところによると、最近は競技名をおもしろく工夫している学校が多いそうです。
最初は、ちょっとふざけすぎでは?と思いました。
でも、「100m走」と書いてあるより、「イエェェェェイ100走!」とあった方が断然興味がわくし、応援したい!ってなりますよね。
ネットでみつけたおもしろいネーミングを紹介します。
- 「僕のアモーレは1000m先」(1000m走)
- 「走るは辛いが役に立つ」(徒競走)
- 「いつ奪うの?今でしょ!」(タイヤ奪い)
- 「ボーッと走ってんじゃねぇよ!」(リレー)
- 「走れない豚はただの豚だ」(徒競走)
その年の流行語や、ジブリ作品などからヒントを得たネーミングが多いです。
ネーミングのポイントは、何の競技か分からないということにならないようにすること。
2019年バージョンの障害物競走のネーミングを考えてみました。
「俺の○○、どこ行った?」
テレビドラマのタイトルから。
借りもの競走に使えそうです。
「令和最初の障害物競走」
どの競技にも使えます。
「平成ジャンプ」
人気アイドルグループ名から。
大きなエアーマットを重ねて山をつくり登って、平成から令和へジャンプ!
「パン食い競走なのにパンねーじゃん」
寺田心くんのCMから。
パンの代わりにお菓子などを使ったパン食い競走に。
「ボールを落としただけなのに」
映画タイトルから。
ボール運びにどうでしょう。
ちょっとセンスないですね。
娘に笑われそうです。
なかなか良いネーミングが浮かびません。
みなさんも、がんばって考えてみてください。
障害物競争の盛り上がりに!中学生にとって難易度が高いアイデアは?
障害物競走を盛り上げるには、ちょっと難易度を上げるのが効果的。
例えば、小学生の時に比べて身体が大きくなってやりにくくなったものや、数年間やっていなかった遊びなどを取り入れるといいでしょう。
網くぐり・はしごくぐり
定番ですが、小学生の頃に比べて身体が成長しているため、簡単にはいきません。
特にはしごは大きさが決まっているため、大柄な生徒だと挟まってしまうかも。
三輪車こぎ
これも身体が大きくなっているため、クルクルとペダルを回せません。
小さな三輪車に乗り、窮屈そうにこぐ姿がユーモラス。
竹馬・空き缶ぽっくり
子どもの頃に遊んだことはあるけど、もう何年もやっていない生徒がほとんどでしょう。
子どもの頃の勘を取り戻せるかな?
空き缶ぽっくりは、空き缶に紐を通して持ちパカポコ歩く遊具。
地域によっては、缶馬とか缶下駄とよぶようです。
けん玉
運動が得意だからといって、けん玉が得意だとは限りません。
走るのが苦手な生徒でも逆転できるチャンスかも。
リム回し
むかしあそびの輪回しのこと。
リム転がしともよばれます。
自転車の車輪のリムを棒を使って転がすもの。
スピードをうまく加減しないと、バランスが崩れリムが倒れてしまいます。
運動会リム回し
竹馬や空き缶ぽっくり、リム回しは、遊んだことがない生徒もいるかもしれないので、事前にレクチャーが必要です。
娘の学校でも竹馬を取り入れましたが、竹馬で遊んだことがなく乗り方が分からない生徒が数人いたそうです。
障害物競走!雨天で体育館でする時は?室内でも使えるネタアイデア!
体育祭では、天気も気がかりですね。
雨が降って体育館での開催になった時のための競技も考えておかなくてはいけません。
体育館では、使えるスペースが少なくなってしまうため、走る距離を短くし、場所をとらない障害物がいいでしょう。
足つぼマット
足つぼマットの上でのその場ジョギング。
もちろん裸足で。
豆つかみ
箸で豆をつかみ、別の皿に移動させる。
落とした時に拾いやすいように、床の色とは似ていない色の豆を用意しましょう。
お尻で風船割り
椅子に座ってお尻で風船を割る。
恐る恐るやると、なかなか割れません。
思い切りが必要。
また、体育館では声が通りやすく人を探しやすいことから、借りもの競走なども向いています。
保護者の観覧がない場合は、「借りもの」よりも「借り人」がいいかも。
「メガネをかけた3年女子」や「教頭先生」と分かりやすいものの他に、「卓球部の2年男子」のように見た目ではわかりにくいものもおもしろいです。
まとめ
中学校の体育祭や運動会での障害物競走のネタを紹介してきました。
- 網くぐりやパン食い競走などの「定番ネタ」
- 三輪車こぎや竹馬などの「意外に難易度が高いネタ」
- 流行ワードやドラマ・映画のタイトルをもじった「おもしろネーミング」
- 豆つかみやお尻で風船割りなどの「体育館での障害物競走ネタ」
私の娘の通っていた中学校の障害物競走のタイトルは「ビューティ・コロシアム」。
最後の障害物が「アメ探し」で、全員顔を真っ白にしてゴールしてました。
障害物競走は、走るのが苦手な生徒でも先頭でゴールできるチャンスがある競技です。
くじ引きを使った「運命走」や、パン食い競走や空き缶積みなど思わぬ逆転が見られるネタを、バランスよく組み立てましょう。
そしておもしろいネーミングをつければ、きっと盛り上がりますよ。
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