小学校の卒業式では在校生からの呼びかけを行うことが多く、在校生から卒業生へ送る言葉など様々な言い方もあります。
小学校の卒業式としてどのような呼びかけがふさわしく良いのか、どんなネタがあるのか、文例なども気になりますね。
そこで今回は小学校の卒業式の呼びかけではどんなネタが良いのかをはじめ、文例の紹介なども行っています。
在校生から卒業生に送る言葉としてどんな呼びかけがふさわしいのか、呼びかけを作るヒントになる文例もあるのでぜひご確認ください!
小学校の在校生向け卒業式の呼びかけ文例とネタ!
呼びかけとは本来の意味としては遠くにいる人などに向かって声をかけることであり、卒業式の呼びかけとなると在校生から卒業生へ送る言葉になります。
在校生から卒業生に「呼びかけ」として送る言葉を、卒業生から在校生への「返す言葉」を送ることが多く、このスタイルの始まりは戦後の卒業式からはじまりました。
送る言葉としての呼びかけは在校生の代表や選ばれた人が一言ずつ呼びかけ、最後にまとめて「おめでとうございます」など全員で伝えることが多いです。
内容のネタとしては卒業式らしく感動するもの、今までの思い出を語りかけるものなどが多く、その学校ならではのネタをいれたりします。
定番の在校生ネタとしては
- 感謝の言葉
- 1~5年生からの卒業生への言葉
- 祝福の言葉
などですね。
卒業式の呼びかけ文例 小学校在校生向けの内容3選! その1:祝福パターン
卒業生へ卒業をお祝いし、これからの旅立ちを見送るための呼びかけは卒業式でも使われることが多く、定番として入れておきたい呼びかけです。
例
春が近づき暖かくなってきた今日。
喜びの気配につつまれ
6年生のみなさんが、○○小学校を飛び立ちます。
ご卒業おめでとうございます。
きっと今、6年間の思い出がみなさんの心のなかにいっぱいあると思います。
最上級生として、6年生のみなさんは、今まで多くのことを僕たち(私たち)に残してくださいました。
4月の一年生を迎える会や運動会、様々な行事のたびに皆さんは最上級生として、リーダーとして、僕たち(私たち)を引っ張ってくれました。
僕たち(私たち)はまだまだ同じようにはできないかもしれないけれど、4月からは最上級生として、今までみなさんに教わってきたことを思い出し、がんばります。
6年生のみなさんはいよいよ中学生です。
輝く未来へ、夢を持って、歩んでください。
みなさんのご活躍を心から祈っています。
○○小学校での楽しかった思い出
どうかいつまでも覚えていてください。
私たちも、決して忘れません。
それではお元気で。
さようなら。
卒業式の呼びかけ文例 小学校在校生向けの内容3選! その2:思い出を送る
入学してから卒業までの思い出をひとつずつ、在校生の視点から話すことで卒業生も出来事を思い出し、感動する呼びかけになります。
例
卒業生のみなさん。
ご卒業おめでとうございます。
みなさんと過ごしたこの1年、いろいろなことがありました。
1年生を迎える会。
小さな1年生と手を繋いで入場してきたみなさんが、とても頼もしく見えました。
春の運動会。
6年生の組体操は素晴らしく、僕たち(私たち)もいつかあんなふうにできるかなと感動しました。
冬の持久走記録会。
同じように苦しそうな顔をしながらも決して諦めず最後まで走る6年生のみなさんの姿、本当に感動しました。
委員会や児童会活動。
何も分からなかった僕たち(私たち)にも「どうしたの?」「こっちだよ」と声をかけてくれたおかげで、がんばって覚えていくことができました。
クラブ活動。
リーダーとして、最上級生としていつもお手本になってくれたみなさんの姿を、僕たち(私たち)はずっと追いかけてきました。
今度は僕たち(私たち)が最上級生となり
みなさんの築いてきた○○小学校の伝統を
みんなで受け継いでいきます。
今日はみなさんの旅立ちの日です。
希望の未来に向かって。
大きく羽ばたいてください。
卒業式の呼びかけ文例 小学校在校生向けの内容3選! その3:卒業式の感動を伝える
こちらもよくある呼びかけ文例で、卒業式の祝福、そして卒業の感動をストレートに言葉として送るのも感動的な呼びかけになります。
例
桜がつぼみをつけ、春がやってきました。
やさしい春の訪れです。
そんな今日、みなさんは○○小学校を旅立ちます。
卒業生のみなさん。
ご卒業おめでとうございます。
みなさんは小学校生活の思い出を胸に。
今日、3月○日。
○○小学校を卒業します。
嬉しいときも。
悲しいときも。
今日の感動を忘れないでください。
僕たち。
私たちは。
今日の日を、心からお祝いします。
そして。
これからは、僕たち(私たち)が、○○小学校の最上級生として、がんばっていきます。
みなさんの中学校での活躍をお祈りします。
それではお元気で。
さようなら。
在校生の呼びかけのコツは?練習方法は?
中学校などの答辞・送辞のように一人で読むものではない在校生からの呼びかけは、ひとつひとつの言葉を劇のようにメリハリをつけて読むのがコツです。
口を大きく開けてひとつずつ言葉をはっきり読む練習を繰り返し、聞き取りやすい、伝わりやすい言葉になるようにしましょう。
呼びかけは長い生徒や少ない生徒様々ですが、少ない場合は尚更その一言が印象に残る重要な一言なので、よりしっかり大きな声で言えるように練習していきましょう。
呼びかけの内容については基本的な文章は呼びかけ文例を参考に、その学校ならではのネタ(地域の農業体験など)を入れるとオリジナル感のある呼びかけになります。
またその年の大きな出来事や社会現象を取り入れるとその年ならではの卒業式らしい呼びかけになるので、何かネタがないか相談しながら呼びかけ内容を決めていきましょう。
呼びかけの人選については悩むところで、学校によってはセリフをさらに小さく区切り、5年生が必ず一言は呼びかけられるようにしているところもあります。
もし代表を決める場合は選ばれなかった生徒のことも考え、全員で呼びかける(ご卒業おめでとうございます、と呼びかけたあと全員でもう一度言う)など、必ず参加できるようにしましょう。
まとめ
小学校の卒業式での呼びかけに使える文例やネタ、小学校在校生としてふさわしい内容や練習方法などまとめ!
- 在校生から卒業生に一言ずつ送る言葉を伝えるのが多くの学校で行われている卒業式の呼びかけであり、今までの感謝や祝福などを呼びかけよう
- 卒業生を祝福する呼びかけは多くの学校で行われている定番のひとつで、最初に季語を入れる、卒業生を祝福する内容を多く盛り込もう
- 今までの思い出を伝えるタイプの呼びかけも非常に多く、4月から卒業までの1年間の出来事を順番に追って感想を伝えるなど、多くの在校生が参加できるのも魅力
- 卒業式の感動をより強く伝えこれからを祝福する呼びかけもとても多く、卒業式という特別な日が強調される呼びかけとして残りおすすめ
- 呼びかけを作る際はその学校ならではの行事やその年の社会現象、大きな出来事などを盛り込むとその年ならではの呼びかけになる、大きな声でしっかり聞こえるように練習しよう
小学校の卒業式での在校生からの呼びかけは戦後から行われるようになり、現在は多くの小学校の卒業式で実施されています。
学校の規模や人数で全員が一言ずつ送る場合や代表が送る場合など様々ですが、全員で呼びかけるところも作っていくなど、在校生全員が卒業生に言葉を送れるようにしていきましょう!
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