卒業式の答辞に流す曲・音楽のおすすめ10選!おすすめ理由つき!

コサージュ

答辞と言えば卒業式

在校生の送辞のあとを受けて、卒業生がお礼の言葉や新しい生活への決意の言葉などを述べるのが一般的です。

楽しかった学校生活に別れを告げて、また一つ人生のステップを上がるための大切なセレモニーとも言えます。

保護者も先生方も日頃の苦労は忘れ、感動する場面ですね。

そんな大切なイベントにどの様な曲を流したら良いのかも悩み所ではないでしょうか。

伝えたい内容が、「寂しさ」なのか「期待感」なのか、そんなイメージも曲選びのポイントになると思います。

ここでは、卒業式と言う厳かな雰囲気の式典にピッタリなクラッシック音楽をご紹介しています。

いずれ劣らぬ名曲ばかり。

どの曲も必ずどこかで耳にしたことのあるものばかりと思います。

どこかで聞いたことがある、懐かしい思いがまた卒業式と重なって、さらに素晴らしい思い出に変わる。

そんな名曲を見付けて、素敵な一ページとしてください。

卒業式の答辞に流す曲・音楽のおすすめ10選!

その1】 G線上のアリア/作曲:ヨハン・セバスティアン・バッハ

穏やかで優雅、そして荘厳な美しさにあふれるメロディで、多くの人に親しまれています。

バッハが36~37歳の頃に書かれたものが原曲です。

生前は評判にならず、没後100年経って発掘され、スポットライトが当たりました。

バッハは”音楽の父“と言われるバロック音楽の巨匠です。

美しくゆったりとした旋律が聞く人の心に沁みわたるようです。

卒業式の曲としても定番と言えるでしょう。

4K音質/G線上のアリア/バッハ/Bach/Air on G String/ クラシックピアノ/classic piano/CANACANA

【その2】 主よ人の望みの喜びよ/作曲:ヨハン・セバスティアン・バッハ

この曲は、バッハの最も有名な曲の一つです。

「母マリア訪問の祝日」という祝日を祝うために作られたと言われています。

マリアが神の子を身ごもったとお告げを受けたあとに、親せきを訪ねた日を指しているそうです。

優しくて明るい日差しのようなメロディがお祝いの日にとても合っていると思いました。

主よ人の望みの喜びよ /バッハ/Jesu,Jou of Man's desiring/J.S.Bach/classic Pinao/クラシックピアノ/CANACANA

【その3】 マーラー交響曲第5番 第4楽章 アダージェット/作曲:マーラー

映画「ヴェニスに死す」の幻想的な海辺のシーンで使われたことで有名な曲です。

静かで叙情的なメロディが美しく、音楽の進行が「暗→明」と伝統的で、また神秘的な曲調が思い出を回想するシーンにぴったりとくると思います。

マーラー 交響曲第5番 アダージェット (ピアノ) Mahler Adagietto

【その4】 トロイメライ/作曲:シューマン

dreamをかざす手

この曲は、「子供の情景」の中の7曲目の曲になります。

「トロイメライ」とはドイツ語で夢、夢心地、という意味です。

子供の心を大人のために描いた作品であり、婚約者への愛を形にしたものであると言われます。

子供の頃の憧れを思い出させるような夢心地のメロディが美しく、未知の世界へ誘っているようです。

ゆっくりとしたリズムで急ぐことなく言葉が乗りそうだと思いました。

トロイメライ/子供の情景7.Op.15/シューマン/Traumerai/Kinderszenen7,Op.15/Schumann/クラシック ピアノ/classic piano/CANACANA

【その5】 ディヴェルティメント第15番 変ロ長調kv287アダージョ/作曲:モーツァルト

モーツアルトの人形

ディヴェルティメントとは、18世紀中頃に現れた華やかな器楽組曲で貴族の社交の場などで演奏された室内楽曲です。(モーツアルトの故郷ザルツブルクの生家写真)

20歳前後のモーツアルトがザルツブルクの宮廷時代に書いた曲です。

少年から大人になる頃のモーツアルトの心情を映すように、美しく上品な曲調で、何かにお別れを告げているかのような気持ちになります。

ディヴェルティメント 第15番 変ロ長調 第4楽章 / 中級

【その6】 ピアノソナタ8番「悲愴」第二楽章/作曲:ベートーヴェン

 

ベートーヴェンのピアノソナタの中でも『月光』『熱情』と並んで3大ソナタと言わる有名な曲です。

この『悲愴』を作曲したのはベートーヴェンが難聴を患った時期と言われています。

深い悲しみが彼を襲っていたのかも知れません。

出だしから重厚なメロディで悲しい曲調ではありますが、躍動感を感じる部分もあり、革命児と呼ばれるベートーヴェンらしさの詰まった傑作です。

難易度もそれほど高くないので、演奏される機会も多く、人気の高い作品です。

ベートーヴェン – ピアノソナタ8番「悲愴」第二楽章 – Beethoven – Pathetique Piano Sonata No.8 Op.13-2 – CANACANA

【その7】 目を覚ませと呼ぶ声が聞こえ/作曲:ヨハン・セバスティアン・バッハ

婚姻の歌ですが、歌詞には教訓が含まれており、賢い花嫁は婚礼に向けての備えがあり、花婿がいつ迎えに来ても慌てることはない、という内容で賢いものは平素から備えておくべきだと言っています。

待ち人来るのとても縁起の良い歌とされています。

コラールとは讃美歌で、人々に語り掛けるような曲調に説得力のようなものを感じました。

言葉との相性も良いのではないかと思い、選曲しました。

zen-on piano solo PP-528 J.S.バッハ:目覚めよと呼ぶ声が聞こえ 全音楽譜出版社

【その8】 別れの曲エチュード/作曲:ショパン

ピアノの上にのる猫

この曲を作る頃、ショパンは故郷のポーランドからパリへと拠点を移しました。

故郷への郷愁がこの曲へと重なったとも言われます。

エチュードは練習曲という意味ですが、ショパン自身もこれを単なる練習曲としてではなく、ピアニストとしての感性を養うためと考えていたのか、「これ以上に美しい旋律を作ったことはない」を言ったそうです。

静かでどこか情緒溢れるメロディが式典を印象付ける助けとなると思いました。

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