お盆の時期になると、法要だけでなく、一家揃っての墓参りや実家に孫の顔を見せたりするのが、恒例になるかと思います。
ただ、仕事や他の冠婚葬祭等で予定をとりづらかったり、親戚に会うのが苦手な方もいるかと思います。
また、お盆にいけないことを電話でいいづらく、困っている方がいることを聞きます。
そこで今回、手紙を使って親戚へのお盆の挨拶の書き方や注意点だけでなく、手紙を書くのに欠かせないおすすめの便箋も紹介します。
これを拝見していただき、ぜひ役立てて不安を解消していきましょう。
お盆は手紙ですませたい!書き方と注意点は?
お盆の挨拶を手紙で送る場合、初盆などの法要を欠席する場合と、法要ではなく帰省できない場合では、手紙に書く内容が変わっていきます。
1.初盆などの法要を欠席する場合
- 欠席することを謝罪
- 故人へのお悔み
- 遺族への気遣い
補足
- 便箋1枚以内でまとめる。
- 時候の挨拶はしない。
- 最後に「合掌」や「敬具」で手紙の文面を締める。
- 手紙と、香典、お供え物を一緒に送付する。
2.お盆に帰省できない場合
特別な法要が無い場合は、普通の手紙のような以下の書き方となります。
- 時候の挨拶
- 帰省できないことの謝罪
- 相手の体調を気遣う言葉
補足
自分の親元の実家の帰省ならば、手紙ではなくLINE等のSNSで済ませることは問題ないのですが、それ以外の場合ならば、SNSの使用はやめましょう。
3.文例(初盆などを欠席する場合)
拝啓
蝉の鳴き声が鳴り響き、夏空のまぶしさが感じる時期となりました。
いかがお過ごしでしょうか?
○○様(新盆・初盆を迎える方)のご法要に参加したかったのですが、あいにく当日は□□のため、御伺いすることができません。
○○様には、生前大変お世話になりました。遠方より合掌させていただきたいと存じます。
気持ちばかりですが御香料を同封させていただきましたので、どうぞご仏前にお供えくださいますようお願い申し上げます。
末筆ながら、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
敬具
これは聞いた話ですが、初盆の法要の可否を手紙でなく、メールで対処した方がいたようです。
その方について礼儀のない方だと、法要の間、話題になったようです。
その後、何年もの間、その話題がつきまとい、信用を取り戻すのに時間がかかったそうです。
親、兄弟や友人同士でない限り、安易にツール等を活用するのでなく、律義で失礼がないやりとりが大事だとつくづく感じました。
おすすめの便箋3選!その1:コクヨの『インクジェット和紙 KJ-W110-4』
コクヨの『インクジェット和紙 KJ-W110-4』をおすすめします。
金銀箔模様の上品なプリンター用和紙となります。
金銀箔模様のため、プライベートからビジネスシーンまで幅広く使えるデザインになっていますのでとても良いですよ。
前の塾場でお世話になった方が定年退職を迎えたことを聞き、遠方だったこともあり粗品と手紙をご自宅のほうに送りました。
送った手紙には、コクヨの『インクジェット和紙 KJ-W110-4』の便箋を使用しました。
文面にはうるさい方ですが、特に文面に触れたコメントもなく、手紙を気に入ってくれた返答をいただきました。
便箋の効果かなと思い、とても嬉しかったです。
おすすめの便箋3選!その2:ミドリの『一筆箋 ボリューム和紙 花の塵柄』
2つ目は、ミドリの『一筆箋 ボリューム和紙 花の塵柄』をおすすめします。
淡いグラデーションで控えめなデザインのため、すごく落ち着いた手紙になるかと思います。
縦書き・横書きどちらでも使えるので、とても便利です。
おすすめの便箋3選!その3:エンランジェディコスタリカの『便箋フィオーレエカリーノA5U罫6柄』
3つ目は、エンランジェディコスタリカの『便箋フィオーレエカリーノA5U罫6柄』をおすすめします。
美しい花の写真が6種類プリントされた便箋です。
そのため、お盆の時期に出す手紙には、すごく合っているかと思います。
手紙を書くのに、手紙を読み手の心理は大事なのか?
手紙を書くのに読み手の心理を考えないと、自分の伝えたいことは伝わりません。
読み手が読む気持ちがなくなり、書き手の意図と違った解釈をもったり或いは、読むことを諦めてしまします。
そこで、手紙を書くうえで、大事なポイント4点を抑えました。
読み手に合わせた言葉を選ぶ
仮に読み手が小学生の場合、大人が使う難しい言葉を並べても、小学生は文面の内容が理解できず、読むことを諦めてしまいます。
また、逆に読み手が大人で、小学生に伝える文面で書いた場合、大人では容易にわかる余分な文の言い回しが多く、読むのが嫌になってしまいます。
そのため、読み手の対象に合わせた文面(言葉)にすることが大事です。
手紙は手書きで書く
手紙は手書きで書くことで、読み手は書き手が自分の気持ちで手紙を一生懸命に書いたことを想像し、書き手の気持ちを捉える意識が生じます。
手書きで書くことをおすすめします。
文面は論理ではなく、感情が必要
人は論理よりも、感情で動きます。
だからこそ、論理主体の文面でなく、感情のある文面を書くことが必要かと思います。
手紙の書く内容を詰め込みせず、シンプルに書く
読み手に理解してもらいたいために、全てを書こうとしてしまいます。
その行為が、逆に読み手が手紙の内容を把握しづらくしてしまいます。
大事な点だけに抑えて文をシンプルにすれば、読み手が想像力を利用し、読み手が読みやすいように読みます。
年が明けると、ご挨拶を兼ねて年賀状が送られてきます。
昔は手書きの年賀状が送られてきましたが、今はプリントアウトされた年賀状が大半を占めています。
ただ、手書きの年賀状をもらうと、プリントアウトの年賀状より親近感が湧き、送った人の気持ちが身近に感じて凄く嬉しいです。
手書きで書くことは、受け取り手によい印象を与えます。
年賀状だけでなく、手紙も同じだと思います。
まとめ
- お盆の挨拶を手紙で送る場合、法要の欠席する場合とそれ以外では文面が変わる。
- 便箋のデザインで手紙の印象も変わるため、その点が便箋選びのポイントです。
- 読み手の心理を考え、手紙を書く大事なポイントを抑えておく必要がある。
結局、相手に意思表示を伝える術は口頭と文面どちらかになります。
口頭の場合
- メリット:伝えるのはとても容易な動作
- デメリット:相手にその場で、自分の意図がしっかり伝わったかわからない。
文面の場合
- メリット:相手に自分の気持ちを伝えやすい。
- デメリット:読み手のことを考えて書くため、時間を要する。
これを踏まえたとき、あなたはお盆に親戚の挨拶をする場合、口頭と文面でどちらで対応しますか?
文面でする場合、今回、紹介した内容を抑えていただき親戚の方々からひんしゅくを買うことなく、お盆の挨拶を無事に済ませましょう。
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