花火・海水浴・キャンプ、子供達にとって楽しいことがたくさん待っている長い夏休み!
しかし、楽しいことだけでなく大量の宿題は親の悩みのたねでもあります。
小学校低学年くらいの子供では文字を習い始めたばかりで、自分で文章を考える絵日記は大変な宿題です。
子供だけに任せたら、提出できるものが完成するか不安、かといって大人が手伝いしすぎるのも…。
そんな悩めるパパママに、小学二年生の夏休みの絵日記の手伝い方についてレクチャーします!
解決策提示
小学二年生となると、授業でそれなりに長い文章を読んだり、簡単な漢字も書けるようになってきます。
ただ絵日記は普通のドリルと違って、ただひたすら解けばいいというものではないので、親の声かけや手伝い方が重要になってきます。
どんな風に促してあげればいいのか、絵日記の書き方のコツを解説していきます。
夏休みの絵日記攻略法!二年生向けの書き方のポイントは?
兄弟がいて1人に付きっきりで宿題を見てあげられない、働いているので手伝う時間を長くとれない。
そんなパパママでも少しコツを教えて1~2回程手伝ってあげれば、小学二年生でも十分1人で書けるようになります。
1.印象に残ったことをメモ
まずはその日の印象的な出来事をメモしておきます。
絵日記に欄がある場合、天気も書いておくことをおすすめします。
旅行した、プールに行ったなど大きいイベント以外にも、公園で虫取りをした、兄弟と喧嘩したなど些細なことでもOK。
後から思い出せるように、5W1Hに沿ってメモしましょう。
2.絵を描く
その出来事の中で、子供が一番印象的だった場面を絵に描かせます。
女の子や絵が好きな子は比較的簡単な作業だと思います。
絵をあまり描かない子の場合、その時の写真や動画を撮っておいてあげるとイメージが湧きやすいです。
当日書けなかった場合でも遅くとも翌日には書くようにします。
他の宿題はともかく、絵日記だけは旅行や帰省に持っていくと良いですよ。
3.文章を作る
メモしたこと、描いた絵をもとに文章を組み立てます。
1でメモしたことが役立ってきます。
はじめに「どこで」「誰が(と)」「何を」で1つ文章を作ります。
ここは素直にメモしたこと、今日の出来事の概要を書きます。
次に「どのような」「なぜ」の文章を作ります。
やったこと、起こったことを詳しく書きます。
「この時どうしたんだっけ?」「どうやったらできた?」などと、思い出す手助けをしてあげると書きやすいです。
最後に感想を書く
「楽しかった」「大変だった」「気を付けようと思った」など、その出来事で感じたことを書きます。
夏休みの絵日記攻略法!二年生が書くとこんな感じ!例文紹介!
夏休み起こりそうなイベントについて小学二年生ならこんな文が書けたらバッチリ!という例を挙げてみます。
漢字については教科書の進み具合にもよるので、小学1年で習う漢字のみ使用しています。
海水浴
おひるごはんには、やたいでやきそばとかきごおりをたべました。
すなはまがとてもあつかったけど、うみの中はとても気もちよかったです。
かえりはつかれたけど、またいってこんどはおよげるようになりたいです。
花火
大きい音でびっくりしました。いもうとはすこしないていました。
とても大きい花火できれいでかんどうしました。
帰省、旅行
ひこうきにのるのがたのしみでした。
でもさいしょいっぱいゆれたので、こわかったです。
ひこうきがついたら、おじいちゃんがむかえにきてくれました。
なん日もおとまりするのでワクワクしています。
夏祭り
おにちゃんは、ぼんおどりにでていました。
わたしはママとくじびきでキャラクターのふうせんをあてました。
ほしかったキャラクターだったので嬉しかったです。
キャンプ
川でつりをしました。
ぼくは、ぜんぜんつれなかったけど、おとうさんがつったさかなを、バーベキューでやいてたべました。
ごはんはおいしかったけど、テントに虫が入ってきてこわかったです。
絵日記の絵をうまく書くコツは?何を使って書く?絵が苦手な人はどうする?
お絵描きが好きな子にとっては、絵日記はそれほど難しい宿題ではないと思います。
しかし、絵が苦手だったり、絵を描くこと自体に興味が無い子にとっては大変な宿題です。
そんな子達にはどんな風に書かせたらいいでしょうか?親の手伝い方などを紹介します。
絵を描くコツ
絵日記の「絵」の部分を描く時は、その出来事の中で一番印象的だった場面を描きます。
絵が苦手な子にとっては、この1場面に絞る作業が難しいでしょう。
親は「何が一番楽しかった?」「ママはアレが怖かったな。〇〇はどうだった?」と思い出せるように促してあげましょう。
絵日記は何で描く?
学校で画材の指定が無ければ、色鉛筆、ペン、クレヨンなど色々な種類の画材を使うのもおすすめです。
色鉛筆は優しい印象に、サインペンやマジックだと色がはっきり出るので、強い印象に仕上がります。
ただし、油性のペンはノートの後ろのページに染みる可能性があるので、描く時には注意が必要です。
イメージするのが苦手な子には
印象的な場面を絞る作業ができない子には、親が手伝ってあげましょう。
絵日記の題材になりそうなイベントの時はたくさん写真を撮っておく、子供が1人で遊びに出掛けた時の出来事の場合、それを話してくれている動画を残しておいたり。
ネットにある他の子が描いた絵日記を参考に見せてみるのも1つの手です。
絵日記は毎日書く必要はある?書くことがない時はどうする?
親世代の夏休みの宿題は本当に大量で、絵日記は毎日書いていた人も多いのでは?
最近では、毎日ではなく、夏休みの期間中に3~5日分だけ書くというものが多いです。
毎日ではないからといって、後回しにすると、夏休み後半に必ずしも絵日記に書きたいことがあるとは限りません。
なるべく前半の内に、絵日記の半分以上は終わらせておくのが安心です。
夏休みが始まってすぐに毎日描く習慣をつけると、同じ時間に他の宿題をやったりして、計画的に進めることができます。
書くことがない日は…
フルタイムで働いていたり、家族の休みが合わなかったりして大きなイベントを作ってあげられないお宅も多いと思います。
そういう時は、1日の中で気になったこと、楽しかったこと、などを聞き出してあげると書きやすいと思います。
学童で一緒の子のお弁当が可愛いキャラ弁だった、友達や兄弟と喧嘩した、今日の夕飯は大好きなメニューだった、など本当に些細なことでも、その子がその日1日の中で1番心に残ったことを深堀りしてみましょう。
最終手段は親が休みの日にイベントを作り出してあげましょう。
普段行かない公園やショッピングセンターに行く、家で一緒にお菓子やご飯を作ったりするのもおすすめです。
まとめ
小学二年生の絵日記の書かせ方のコツ
- いつ、どこで、誰が、何を、どんな風にといった5W1Hに気を付けて出来事をメモする
- イメージするのが苦手な子には、写真や動画で残して絵を描きやすく
- 文章にするときは、大人が「何したっけ?」「どういう気分だった?」などと促してあげる
- 初めてでイメージが湧かない時は、他の子の絵日記を検索して見せてあげる
絵日記は漢字や算数のドリルと違って、答えがない宿題です。
あまり大人が手伝いすぎるのも良くないので、程よく声掛けや手助けをして、子供らしい楽しい絵日記を書かせてあげましょう!
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