高校受験を控えて緊張するのは本人だけではありません。
親の緊張が、前日当日ついピークに…!なんてことも。
でもちょっと落ち着いて。
受験生本人が力を出し切れることが何より大事。
親は最後まで、そのための温かいサポートをやりぬきましょう。
前日や当日にかけてあげたい言葉、またどんな態度で接したらいいかをここではまとめました。
気になるオススメの食事もあげていますよ。
ゲン担ぎにもよく聞くカツ丼は、本当はオススメではない!?
そのあたりにも触れています。
ぜひ事前に読んで、参考にしてくださいね。
受験前日にかける言葉例!高校受験を控える子供へ! その1
プラスの言葉、感謝の言葉など、言葉には使うことでパワーが出る性質があります。
言霊という言葉もありますよね。
言霊(ことだま):
言葉に宿ると信じられた霊的な力のこと。
言葉を放つとその意味が実現される可能性が高まると思われている。
実際にここではいろいろな言葉を紹介します。
『この言葉を言ってもらって力が出た』というものを集めました。
ですが、受験生である中学生の状況や気持ちは人それぞれ。
どの言葉をかけるか、どのタイミングで言うかは子供を見て選択しましょう。
親であるあなたの判断なら、きっと大丈夫です。
場合によっては、見守りつつも『何も言わない』のもひとつの選択肢。
子供をよく見てあげてくださいね。
その1 プラスの言葉編
受験前日にかける言葉例!高校受験を控える子供へ! その2
感謝の気持ちはパワーを生みます。
自分が恵まれているという安心感も同時に生まれます。
これまで勉強に取り組めたことについて、自分は周りに恵まれていたということを気づかせましょう。
かと言って、『こんなにお母さんはやってあげているのよ』というおしつけがましいのはNG。
周りの人に恵まれてよかったね、という文脈で話すといいでしょう。
その2 感謝を促す編
受験前日にかける言葉例!高校受験を控える子供へ! その3
子供にとって、親からの信頼感は何よりの糧(かて)です。
信じられている子は強いと言いますよね。
受験生である子供への信頼を伝えましょう。
その3 信頼編
【名言集】受験生に贈る言葉
受験前日の子供はどのような心境?言葉を伝えるならどのタイミング
受験前日の子供の心境は人それぞれ。
でもほとんどの受験生が、不安と本番を控えた興奮を抱えています。
声をかけるなら、できるだけ本人がリラックスしているときがベター。
また、親が緊張しているのが伝わると本人は更に緊張してしまうもの。
意地でも平静を装いましょう。
見るからにネガティブになっているようなら「大丈夫?何か聞こうか?」と声をかけてあげるのもよいでしょう。
もしかしたら「放っておいて」と言われるかもしれません。
でも、気にかけていることは伝わるはず。
話す気にはなれなくても、辛いときに誰かが気にかけてくれているのは嬉しいものです。
何と言われても、親は落ち着いて温かく見守るスタンスを貫きたいところですね。
受験前日に親がしてあげられることは?食事はどうする?
受験前日に親がしてあげられることは、多くはありません。
せいぜい、食事の用意と快適に寝られる環境を作ってあげることくらい。
でもそのふたつの質をあげることは、とても重要です。
前日:オススメの食事
受験前日の食事はスバリ、『消化と栄養がいいもの』です。
よくゲン担ぎで言われるカツ丼は、消化の面から見るとあまりオススメできません。
たくさん油を使う揚げ物は、避けた方がいいでしょう。
同じく、万一の食中毒も避けたいところ。
牡蠣や刺し身などのナマ物は、やめておきましょう。
オススメの料理一例はこちら。
- 豚の生姜焼き
- 鶏むね肉のピカタ(卵の衣の焼き物)
- 寄せ鍋
- シチュー
- 根菜の入った豚汁
- 煮込みうどん
本人の好きなものを食べるのが一番ですが、前日は消化と栄養に考慮して選んであげてくださいね。
また、どんなに好きな食事でも食べすぎはNGです。
夜のうちに消化できる、ほどほどの量にしておきましょう。
前日:オススメの睡眠環境
睡眠については、いつもどおりの快適な環境が一番です。
季節柄、気をつけるのは次の2点です。
- 体が冷えないこと
- 乾燥しないこと
どちらも体調悪化に繋がります。
汗をかく寝具はかえって体がその後冷えますので、過剰な温めも良くありません。
受験前日に眠れない子供へのフォローは?
受験前日は『緊張とプレッシャーで眠れない』なんてことも。
睡眠不足はテストでの集中力ダウンに繋がります。
前夜はしっかり眠っておきたいところです。
まずは準備として、次のことは避けておきましょう。
夕方以降のカフェイン摂取
カフェインは覚醒作用があり、夕方以降に取ると夜眠れなくなることがあります。
寝る前のスマホ、タブレットやPCの利用
これらの画面を見ることはカフェイン同様、覚醒作用を起こします。
昼寝
昼に睡眠をとってしまうと、夜の寝付きや睡眠の質に影響が出ます。
気をつけていたのにそれでも眠れない、なんてときにオススメなのはこちら。
牛乳(ホットミルク)
牛乳は、トリプトファンという必須アミノ酸を摂れる貴重な食材。
人間の体内では生成できません。
トリプトファンはリラックス効果を生みます。
牛乳が嫌いであれば無理に飲む必要はありませんが、そうでなければオススメ。
受験は冬場ですから、ホットミルクにして飲むのもいいでしょう。
少しお砂糖を入れてもほっこりしていいですね。
本人の好きなハーブティ
ハーブティの中で、特にリラックス効果があるのはカモミールです。
『カモミール + 他のハーブをブレンドしたもの』が飲みやすくて好きな人もいるかもしれません。
前もって、好みのハーブティを見つけておくのもいいですね。
気をつけたいのは、カフェインがないものを選んでおくこと。
カフェインが入っていると覚醒作用があり逆効果です。
手足をあたためる
お風呂で十分あたたまりますが、あがってから時間がたつと手足が冷えてくることも。
足湯や、手を湯につけるのもアリです。
カイロを使ったり、こたつに入るのもいいですね。
ただし、そのままこたつで寝込むのは厳禁。
風邪をひかないように気をつけてあげましょう。
眠れないことを気にしない
最終的には「眠れないのはダメなことだ」という観念を捨てましょう。
眠れないことがストレスになり、さらに恐怖心を抱くことがあります。
「しょーがない、眠れなくてもまぁなんとかなるか」くらいの気持ちでいると、気づけば寝入っていることも。
「横になってるだけでも体は休まるから大丈夫」と声をかけてあげましょう。
いよいよ受験当日!子供を送りだす時にかける言葉は?
さぁ、とうとう受験当日の朝です。
親はどんな態度でいるべきでしょうか?
それは、ズバリ『いつもどおり』。
これが一番です。
親が緊張していると子供も緊張してしまうもの。
前日と同じく、平静を装いましょう。
実際、当日にはもう何も特別にできることはありません。
時間通り起きて、時間通りに出発するのが最大のミッション。
そのためにはいつもどおり過ごすのがベストです。
そのうえで声をかけるとするならば、次のような言葉がいいでしょう。
体調がいいことは何よりも受験に必要なことです。
これまでのがんばりをたたえて、家族で子供の好きなものを食べる時間は何よりのご褒美です。
全問正解でないと合格しないわけではありません。
本番中冷静になれるよう、そのことを伝えてあげましょう。
そうできるのが一番です。
言うときには親も体の力を抜いて伝えましょう。
また、当日の朝はぜひ食事を摂りたいもの。
炭水化物とタンパク質を摂取することで、脳の働きをよくします。
ご飯かパン、卵、できれば野菜スープまでとれたら理想的。
もし、朝食を摂らないことが習慣づいているなら、前もって改善しておくのがオススメです。
まとめ
今回は高校受験の前日の過ごし方について、特に親の役割をまとめました。
親としては、本人に合った環境を作ってあげたいですよね。
- プラスの意味の言葉、感謝の気持ちを持てる言葉、親の信頼がわかる言葉でパワーアップを
- 何も特別なことを言わないというのもアリ、子供の様子を見て判断
- 前日当日は親も平静を装いましょう
- 親ができるのは食事と睡眠の準備
- 前日は消化と栄養がいい食事をとる、油ものやナマ物は避けて
- 前夜は緊張で眠れないことも、寝付きが悪くなることは昼のうちから避ける
- 眠れないときは横になって体を休めるだけでもOK
- いよいよ!当日の朝は『いつもどおり』で
人生の大きな岐路といってもいい高校受験。
がんばれるだけがんばってほしいですよね。
でも一歩ひいて、がんばった上で出た結果はどんなものでも正解。
そう思って見守ってあげたいものですね。
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