社会人になって初めて知ったという方も少なくない辞令交付式、ましてやその場で挨拶をしなければならなくなった場合は戸惑ってしまいますよね。
どんな挨拶が良いのか、例文はあるのかなど挨拶についての悩みはもちろん、辞令交付式での正しい服装や辞令の正しい受け取り方なども知っておきたいところです。
ここでは辞令交付式で挨拶を行うことになった場合に知っておきたい挨拶の例文はもちろん、辞令の受け取り方や辞令交付式に出席する際の服装についてもまとめています。
辞令交付式で挨拶をすることになって戸惑っている方はもちろん、辞令交付式についてを事前に把握しておくためにぜひご確認ください!
辞令交付式の挨拶例文!入社の場合
まず最初に入社した場合の辞令交付式での挨拶例文、新卒と中途入社それぞれの例文を紹介するのでぜひチェックしていきましょう。
例:新卒の場合
本日の辞令交付式にあたり、誠に僭越ではございますが新入社員を代表し、私○○がご挨拶をさせていただきます。
只今○○社長より大変ありがたいお言葉をいただき、このお言葉を心の糧として基本理念を常に肝に銘じ、皆様のご期待に添えるよう努力してまいる所存でございます。
私の目標は立派な営業マンで、自社の製品の良さを日本だけではなく世界規模で広めていきたいと考えております。
私も含め未熟な新入社員ですので至らぬ点も多々あるかと存じますが、○○の社員として働けることに感謝し、自覚と責任を持って日々邁進してまいります。
どうぞ厳しくご指導賜りますようお願い申し上げまして、新入社員代表の誓いの言葉とさせていただきます。
例:中途入社の場合
本日より入社いたしました○○と申します。
縁あってこちらで働かせていただくことになりました。
これまでは○○メーカーで○○系の仕事をしておりまして、今回の職種は未経験となりますが、一日でも早く仕事を覚え、皆様のお役に立てるよう努力いたします。
ご指導ご鞭撻のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
いずれの場合も最も大切なのは大きな声でしっかり話すこと、笑顔でハキハキ明るく話すことで、こういったポイントを注意することで最初の印象が大きく変わります。
挨拶の長さはあまり気にせず短くとも問題ありませんが、自分の紹介と立ち位置、これから努力していくこと、そしてご指導をお願いするという流れは注意しておきましょう。
言ってはいけない言葉としてはネガティブなもの、会社のために努力しないことなどで、そもそも辞令交付式で言うことはまずないと思うのであまり気にせずとも大丈夫です。
辞令交付式の挨拶例文!昇進の場合
辞令交付式での挨拶、昇進の場合はどのような挨拶が良いのかもチェックしておきましょう。
例
○○グループの○○です。
この度○○グループの主任職を拝命いたしました。
今後より一層の責任感を持って仕事に取り組んでいきたい所存です。
まだまだ私は力不足でありご迷惑をおかけすることもあるかもしれませんが、ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。
昇進の場合も自分がどのような辞令を受け取ったのかを明確にすること、そして今後の努力とご指導をお願いするということを伝えていけば大丈夫です。
言ってはいけない言葉としてはネガティブなもの、会社のために努力しないことなどで、そもそも辞令交付式で発言することはないと思いますが、前向きな言葉を選びましょう。
辞令交付式の挨拶例文!退職の場合
続いて退職する場合、また定年退職する場合の辞令交付式での挨拶も確認していきましょう。
例:退職の場合
○○課の○○です。
この度一身上の都合により○月末で退社することになり、本日が最終出社日となりました。
入社して丸○年、当初は学生の気持ちが抜けず多くご迷惑をおかけしたことと存じます。
業績が伸び悩み悩む時期もありましたが、見捨てずに向き合い続けてくださった皆様のご指導のおかげで成長することができました。
ここで培った経験は私の人生にとって大きな財産であり、この経験を今後も活かすことが皆様への恩返しになることと信じ、頑張ってまいります。
お世話になった皆様のご活躍とご健康を心よりお祈りしております。
本当にありがとうございました。
例:定年退職の場合
○○課の○○です。
この度○月○日をもちまして定年退職を迎え、長きにわたり皆様のご指導とご鞭撻により職責を全うすることができましたことに感謝いたします。
誠にありがとうございました。
皆様のいっそうのご発展とご多祥をお祈り申し上げます。
退職または定年退職の場合もいつ退職するのかを明確にすること、そしてお世話になった方々への感謝と今後の祈念を伝えていきましょう。
言ってはいけない言葉としてはネガティブなもの、会社のために努力しないことなどで、そもそも辞令交付式で発言することはないと思いますが、前向きな言葉を選びましょう。
辞令交付式の挨拶例文!異動の場合
最後に異動の辞令を受け取る辞令交付式での挨拶について、例文を踏まえチェックしていきましょう。
例
お疲れ様です、○○部の○○です。
この度人事異動に伴い、○月○日付けで○○○支社から本社へと転勤することになりました。
在籍中は皆様から多くのことを教わり経験させていただき、この経験を本社でも活かせるように気持ちを新たにチャレンジしてまいりたいと思います。
出張などでお越しになる際はお声がけいただけると嬉しいです。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
異動の挨拶の場合も大切なのはいつからどこへ異動することになるのかを明確にすること、そして今までの感謝と今後の努力を伝えることが大切で、短い挨拶でも問題ありません。
言ってはいけない言葉としてはネガティブなもの、会社のために努力しないことなどで、そもそも辞令交付式で発言することはないと思いますが、前向きな言葉を選びましょう。
辞令交付式の服装やマナー、受け取り方は?
辞令交付式については、そもそも辞令交付式を行わず上司から言い渡すだけの場合や入社式後に続いて行われることも多くあります。
一般的に辞令交付式に参加する場合は男女ともダークスーツを着用し、以下のマナーもチェックしておきましょう。
男性の場合
- シャツは白無地
- スーツやシャツにシワがないか確認する
- 革靴も手入れをしておく
- ボタンは全部留めておく
女性の場合
- 派手な化粧は避ける
- 目立つアクセサリーは付けない
- ヒールは3~5cm程度にする
もちろん男女とも制服があれば制服を着用すること、逆にオフィスカジュアルの会社で辞令交付式も堅苦しくしない場合は会社のルールに従いましょう。
もしどういったルールがあるか服装などもわからない場合、先輩や周りの方に一度相談しておくと失敗せずに済みます。
辞令の受け取り方については「一礼・両手で受け取る・一礼」、そして名前を呼ばれたらしっかり大きな声で「はい」と返事をすることが大切です。
新採職員に辞令交付
辞令を受け取る際は呼ばれたらしっかり大きな声で「はい」と返事し、背筋をしっかり伸ばして前に進み、辞令書を渡す人の前で深く一礼します。
その後両手でしっかり受け取り、受け取った後に下がりもう一度深く一礼するという流れが正しい受け取り方なので、頭の中でトレーニングしておくのも良いですね。
まとめ
辞令交付式で知っておきたいそれぞれの立場での挨拶の例文紹介、服装や受け取り方についての方法まとめ!
- 入社の場合の辞令交付式の挨拶はしっかり自己紹介をすること、今までの経験などを話し、これからこの会社で頑張りたいという意思を伝えることが大切
- 昇進の場合も自分の立ち位置とどのような役目を受け取ったのかという紹介を一番に行い、その後これからの努力や前向きな意思を伝えていこう
- 退職の場合はいつが退職日なのかを明確に伝えること、今までの感謝とこれからの発展を祈ることを伝えていこう
- 異動の場合はどの部署に異動になったのかを明確に伝え、これまでの周囲への感謝と今後の発展を祈りつつ自分も活躍していくことを伝えよう
- 辞令交付式の服装については男女ともダークスーツで清潔感があるようにすること、辞令は一礼→両手で受け取る→一礼がマナーなのでできるようになっておこう
辞令交付式はそもそも行わない会社、また入社式後そのままの流れで行う場合もあり、服装などについても制服があればもちろん制服を着用します。
このように会社によって違う場合もあるためできれば事前に周囲や上司にも相談し、失敗なく辞令交付式を終わらせられるよう準備していきましょう!
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