12月の季語とあいさつ文例文!ビジネスで使える例文集!季語がないとどうなる?

クリスマス

街並みが赤と緑のクリスマスカラーに変わり、あちらこちらでツリーの点灯式やイルミネーションが始まる12月、華やかな季節の到来です!

クリスマスが終わるとすぐにお正月がやってきちゃいますね。

年末年始の長い休みを前に、12月に入ると師走という名のとおり、何かと忙しい日々が続きがちに・・・。

そんな時期柄、仕事の上で書面のやり取りをせわしなく行うこともあるでしょうし、お歳暮などお世話になった方への贈答、または逆に受け取った場合のお礼などで手紙を作成する機会も多くなるのではないでしょうか?

そのような際に備えてすぐに使える12月の季語やあいさつ文の例をご紹介。

効率的に仕事を進めて、気持ちよくクリスマスシーズン&年末を迎えましょう!

12月の季語一覧 ビジネスのあいさつで使える季語はこちら!

霜の付いた葉

ビジネスレターの基本的な作成ポイントは以下の通り!

こちらの形式を踏まえて作成を始めましょう。

  • 「頭語」手紙の書き出し ・・・ <拝啓><謹啓>など
  • 「時候の挨拶」季節に応じた挨拶で頭語に続ける ・・・ <~の候>など
  • 「結語」手紙の最後に入れる。〆の役割 ・・・ <敬具>など

※「頭語」と「結語」は次のように必ず組み合わせて使います。

  • 拝啓(頭語)+ 敬具(結語)
  • 謹啓(頭語)+ 敬白もしくは謹言(結語)

これらを踏まえると、以下のような手紙の構成になります。

拝啓 

〇〇の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

(本文)

敬具

  • 「頭語」= 拝啓
  • 「結語」= 敬具
  • 「時候の挨拶」= 〇〇の候、貴社ますます・・・という部分

「時候の挨拶」では、〇〇にあたる部分にその時の季節を表す言葉を使います。

それが季語です!

この時候の挨拶にある“〇〇の候(こう)”とは、〇〇というように季節も移り変わってきましたが・・という意味。

〇〇に季語を入れて「時候の挨拶」を組み入れることで、12月の手紙にふさわしい季節感を表すことができます。

それにより印象の良いビジネスマナーに即した文面が作成できるのです。

その12月を表す季語はこちら!

師走/初冬/歳末/霜寒/孟冬/忙月/厳寒/冬至/歳晩/霜枯/寒冷/初氷/初雪/寒気/霜氷/短日/極月/新雪/霜夜/月迫・・・etc

師走歳末冬至など12月ならではの言葉が含まれています。

また初氷や新雪など、冬の本格的な到来を表す表現もまた、12月にふさわしい言葉となっていますね。

ビジネスの上では「〇〇~の候」の言葉が使われることが多いのですが、そちらに代わり「〇〇のみぎり」という言葉を使うこともあります。

“みぎり” は女性に用いられることが多く、よりソフトな印象を与える時候の挨拶とすることが出来ます。

ビジネスで使える12月の挨拶文例5選

雪だるま

「〇〇の候」「〇〇のみぎり」を使う時候の挨拶は漢語調の表現ともいわれ、ちゃんとした印象となるため、ビジネスの上で用いられることの多い言い回しとなります。

漢語調の言い回しを用いた時候の挨拶の例

  • 歳末の候、貴社におかれましてはますますご発展のこととお慶び申し上げます。
  • 冬至の候、皆様ますますご壮健のことと拝察いたします。
  • 寒冷の候、貴社ますますご清栄のこととお慶びもうしあげます。
  • 歳晩のみぎり、ますますご隆盛のこととお慶び申し上げます。
  • 孟冬のみぎり、皆様ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。

ただどちらかというと、親しみのある印象を求める手紙にしたい場合、下記のように季節を表す短めの文章を用いることで時候の挨拶とすることもできます。

それを口語的な表現と言います。

口語的な表現を用いた時候の挨拶文の例

  • 本年も余日少なくなってまいりましたが、
  • クリスマスを控えた街の華やかさに心弾む今日この頃、
  • 年の暮れ、ご多忙中のことと存じますが、
  • 師走を迎え何かと気ぜわしい毎日ですが、
  • 初雪の便りが届く頃となりましたが、

年の瀬が迫り、寒さも厳しさを増してゆく何かと忙しい時期です。

相手の方の心が明るく軽くなるような表現を心がけるのが良いですね。

季語とはそもそも何? 何種類あるもの? 誰が決めるもの?・・・季語の歴史 いつから手紙に季語を入れることになった?

四季

「季語」と言えば、そもそも俳句で使われているもの。

句を詠む際に必ず入れなければならない季節を表す語句、として学校で習ったものですよね。

日本は四季があります。

そのため古来から日本人は季節に対する感性が磨かれてきて、季節にに見合った挨拶をいれることが美徳とされる文化が築かれてきた、という説もあります。

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