もしあなたの同僚がうつ病から会社復帰したら、あなたはどのように接しますか。
ここ数年、うつになる人は年々増えており、うつ病という言葉をよく耳にするようになりました。
うつ病の症状を良くする治療や薬も解明されてきており、しっかりと休息をとり治療すればうつ病はよくなることもわかっています。
うつ病が治っても元の生活を送ることができなければ何の意味もありません。
今問題視されているのは、その後社会復帰がその後の社会復帰についてです。
うつ病の再発率は非常に高いこともあり、会社での対応の仕方によってはさらに再発の危険性が高くなってしまい、うつ病患者の中には休職と復職を繰り返している人もたくさんいるのです。
その原因は復帰の時期が早すぎたり、周りの人の理解がないことが多いです。
結局うつ病発症前と同じような働き方をせざるを得ない状況におかされてしまうのです。
うつ病は本人やその周りの親族でないと本当の苦しみは理解できません。
それを防ぐためにも、今回はうつ病から会社復帰する同僚の気持ち、あなたの接し方や声のかけ方をうつ病の正しい知識とともにお届けします。
うつ病から同僚が復帰した!同僚の心理状態は?
うつ病から復帰したときの心理状態は、仕事をきちんとできるか、迷惑かけないか、会社に馴染めるかという不安な気持ちと、やっと働けて嬉しい、これまでの遅れを取り戻したいという前向きな気持ちが入り乱れています。
前向きな気持ちは一見とても良いことに思えますが、不安な気持ちと同じくらいのストレスを与えていることにもなるのです。
ちょっと前まで家から外に出るだけでも辛かった状態だったので、ただ出社して座っているだけでも周りが思う以上に、辛い状態なことを理解してあげましょう。
そもそも「うつ病」とはどんな病気?症状は?
誰もが嫌なことや仕事でミスしてしまったりすると、暗い気持ちになったり、元気がなくなったりしますよね。
それとうつ病は何が違うのでしょうか。
うつ病も気分が落ち込んだり、何をしても楽しくなくなったり、精神的に辛い状況になるのは同じです。
しかしうつ病は精神面だけでなく、身体にも不調がでてきます。
そして、その状況が2週間以上続くのです。
それにより、日常生活に支障をきたす程の症状となり治療が必要となります。
身体の不調というのは、夜眠れなくなる、食欲がなくなる、息苦しさ、動悸などがありますがうつ病の人がみんな同じ症状がでるというわけでもないため、うつ病に気がつかない人も多いのです。
今日本では女性は5人に1人、男性は10人に1人がうつ病になると言われています。
しかし気がついていないだけで、それ以上多くの人が苦しんでるかもしれません。
うつ病になりやすい人の特徴は、責任感がある、完璧主義、まじめな人。
会社でいうと、仕事を頼まれても断れない人や全て1人で背負いこんでしまう人に多いでしょう。
うつ病の治療は薬や精神療法もありますが1番は休息することです。
3食栄養のある食事をして、夜しっかり寝て朝から起きるという規則正しい生活を送ることです。
はじめのうちはこれさえも難しいでしょう。
徐々に生活リズムを整え、復職に向けて、身体を慣らし、身体と心の調子が整って主治医の許可がでてはじめて復職ができるのです。
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