親しい身内が亡くなったと友達から告げられたら、あなたならどうしますか?
何か言葉をかけるべきか…
それとも、そっとしておくべきか。
いっそ何か楽しくなることを提案してみようか?
そもそも、なんて言葉をかけたらいいのか分からない…。
そんな方のために、ここではおじいちゃんが亡くなったと友達から言われた時にどうしたらいいのかをお伝えします。
おじいちゃんが亡くなったと友達から伝えられた。友達の心境は?
私の話になりますが、私は10代の時に祖父を亡くしました。
おじいちゃんっ子だった私はショックを受けましたが、だからといって特に心境の変化は感じられませんでした。
おじいちゃんは数年間病院暮らしで家にいなかったので、いつも一緒に居たわけではないから、日常に変化を感じなかったんだと思います。
友達にもおじいちゃんが亡くなったことを言いましたが、ただ単に世間話というか、こういう事があったという報告のつもりでした。
今から思うと、身内が亡くなったのだからそれを聞いた友達はなんて言えばいいんだろう…と気まずい思いをしたかもしれませんね。
友達は、「え!」と驚いた後に、「そっかぁ」とだけ言ってました。
変に気を使われず、それでも自分の言葉を受け止めてくれた気がして、そんな一言に気持ちが軽くなったのを覚えています。
おじいちゃんが亡くなったと友達から対面で言われた時に友達にかける言葉は?
自分の体験ですが、多くは語らない素直な友達からの表現にとてもホッとしました。
友達の身近な人が亡くなったら、なんとか励まそうとか、慰めようとか思うかもしれません。
ですが、亡くなることやそれにともない悲しみや辛さを感じる事が良くない事という事にはなりません。
悲しみや苦しみや辛さといったネガティブな感情も、私たちを形成する本質の一部です。
なんとか励まそうとか慰めようとするのは、なんとか悲しみや苦しみや辛さといったものを感じないようにしてもらいたいという気持ちが込められている時があります。
おじいちゃんが亡くなった事で感じる事になった感情が、ネガティブなものであったとしても、それすらそのおじいちゃんが関わったことで感じる事が出来たかけがえのない体験です。
その感情は、おじいちゃんとその人が一緒に人生の一部を生きた証でもあります。
ネガティブな感情でもなんとかしようと考えず、その友達をそのまま受け止める事が、友人として出来る事ではないかなと思います。
例えば、私の時のように、
「え!」とか「うそ…」とか驚いた後に、「そっかぁ…」で終わったり。
または、「そっかぁ」の言葉の後に、
「おじいちゃんはどんな人だったの?」
と聞いたら、おじいちゃんについて友達が思いをめぐらせて何か話してくれると思います。
それを聞いているだけでも良いです。
または、
というのも、素直な表現ですね。
余談ですが、おじいちゃんのお葬式会場に入ろうとした時に、遺影をみたらグッとこみ上げてくるものがあって。
このあと親戚との挨拶もあるし、今は感情のまま泣いて、悲しんで、少し落ち着いたら中に入ろうと思っていたら親戚がやってきて、
「しっかりしなさい!」
「あなた一番可愛がられてたんだから、ちゃんとおじいちゃんに最後の挨拶して!」
と、叱咤激励してきたのですが、あれは本当に心から迷惑でした。
悲しんでいる人を奮い立たせようとしたのでしょうか。
何にしても、悲しみたい人を無理やりどうにかしようとするのは、される側はとても気分を害するものです。
もし友達が泣き崩れていても、
「大丈夫、元気出して!しっかりして!」
とかいうのは見当はずれなのでやめましょう。
本人が満足するまでしっかりと悲しませてあげてください。
おじいちゃんが亡くなったと友達からLINEやメールで言われた時に友達にかける言葉は?
亡くなった報告や返事を文章でやり取りするときも、その時感じた素直な気持ちを表すといいです。
例えば、「!」「うそ!」「え…」等。
普段からスタンプでやり取りしている人は、スタンプを使ってもいいですが、必ず言葉も入れましょう。
友達「おじいちゃん昨日死んじゃったんだ」
自分「え…!」
友達「週末にお葬式」
自分「そっか…」
自分「なんて言ったらいいか分からないけど…」
(なぐさめスタンプや悲しみスタンプ等)
LINEでラリーを続けるとしたら聞き役に徹しましょう。
ラリーが続かなく、不自然に文章が止まってしまい、その後の言葉が出てこないときは、そのままの状態で止めておくのも一つの手です。
何か言葉をかけたいという気持ちがわいても、かける言葉が無い場合は、無言でいましょう。
そして、その友達のおじいちゃんに対して心の中で黙祷しましょう。
自分「今、おじいちゃんに対して黙祷しておいた。」
友達「ありがとう」
言葉が出ないときは、亡くなった人や残された家族に祈りを捧げて、気持ちを行動にして表現しましょう。
また、文章でも無暗に励ますのは逆効果になる場合もあるので止めておきましょう。
おじいちゃんを亡くした友達にしてあげられることは?
家族を亡くした友達に何かしたいという気持ちがわいたときは、心の中で亡くなったおじいちゃんに黙祷してみましょう。
友達がこれからも生き生きと過ごせるように心の中で願ったり祈ったりするのもいいですね。
祈りといった人の感情は、必ずその人に届きます。
温かみのある、愛のある気持ちを送りましょう。
それが、友達としてしてあげられることです。
逆に、友達に不必要に直接干渉するのはやめておきましょう。
普段通り接することを心がけてみてください。
まとめ
最後に、友達からおじいちゃんが亡くなったと告げられた時にどうしたらいいのかのポイントをまとめます。
- 変に気をつかわず、思った事を素直に言う。
- 友達が泣き崩れていたら、励まそうとはせずにそのまま満足するまで悲しませてあげる。
- ラインでやり取りした場合、スタンプだけでなく必ず言葉も送る。聞き役に徹して、途中で会話が止まってしまったら故人に対して黙祷し、今黙祷したよと友達に伝える。
- 祈りといった人の感情は必ずその人に届くので、温かみのある、愛のある気持ちを送る。
友達として何かしてあげたいと思うかもしれませんが、いつも通り接してあげる事も一つの愛情表現になります。
いつも通り接するという事は、“あなたなら大丈夫だって信じてるから”という信頼がベースにあるからです。
友達が悲しんでいて、その気持ちに寄り添いたいときは、友達が何か話したそうだったら聞いてあげたり、何度やってもいいので気が向いたときにおじいちゃんや、友達に対して祈るなどして温かい気持ちを送ってあげましょう。
【こちらも読まれています】
コメント