最近、夫が疲れていると感じることありませんか?
数日で元気になれば何も問題はありませんが、しばらくその状態が続くようなら、それはただの疲れではなくて、うつ病の黄色信号かもしれません。
今の時代、うつ病は誰にでもなり得る病気でいつなってもおかしくありません。
さらに、うつ病はある程度知識がないと、接し方、かける言葉を間違えてしまいます。
それは多くの人が思っている以上にうつが本人を苦しめているからです。
うつの人に「頑張れ」は言ってはいけないというのは聞いたことがあるかもしれませんが、もっと些細な言葉でさえ、本人を傷つけ、症状を悪化させてしまう可能性があるのです。
それは、避けたいですよね。
今回はあなたの夫がうつ病と診断された時、妻としての夫への接し方をお教えします。
どんな言葉をかけたらよくて、どんな言葉がダメなのか、どう夫をサポートしていけばいいのかをうつ病の知識とともにお伝えしますので、是非読んでみてくださいね。
夫がうつ病になってしまった!そもそもうつ病とは?
うつ病とは、脳の機能障害が起きている状態のことをいいます。
脳がうまく働いてくれないため、自分がダメな人間だと自己否定の感情を強く抱き、少しのストレスもよりつらく感じてしまうのです。
今、日本では、100人に3~7人という割合でうつ病を経験した人がいるという調査結果があり、厚生労働省が3年ごとに行っている調査では、うつ病を含む気分障害の患者さんが近年急速に増えていることがわかっています。
ただし、うつ病に似た精神疾患もあるので、自己判断せず、必ず医師の診察をうけるようにしてください。
うつ病になると本人は、何をしても楽しくない、今まで出来ていたことでミスが増える、眠れない、だるいなどの症状がでてきます。
周りの人から見て気がつくこともありますよ。
表情が暗い、趣味の時間をもたなくなる、お酒を飲む量が増えた、食欲がない、常に疲れているなどです。
このような症状が2週間以上続く場合は、うつ病の可能性があるので、早め病気に行くことをおすすめします。
初期の段階で治療をすることが早期改善に繋がりますよ。
では、なぜうつ病になってしまうのでしょうか。
実はその答えは、まだ十分には解明されていないのですが、精神的ストレスや肉体的ストレスが原因の場合が多いといわれています。
精神的ストレスとは、身近な人の他界、日々の生活の中でのプレッシャー、周りへの気配り、孤独感など、肉体的ストレスとは、病気による体調不良、ホルモンバランスの乱れなどがあげられます。
これらがいくつか積み重なりうつ病が発症してしまうのです。
その他稀に他の症状で飲んでいる薬の副作用や遺伝子的要因が原因のこともあるようです。
つまり、うつ病になりやすい人の特徴は責任感強い、完璧主義、まじめな人ということができます。
このような人は、何かのきっかけで物事が上手くいかなくなったとき、やりたい自分とできない自分の差に大きなストレスを感じてしまいます。
もしかしたら、夫がうつ病になったのは自分のせいかもしれないと思っている人がいるかもしれません。
でも、うつ病は1つの原因で発病するのではありません。
もし心当たりがあるならそれも原因の1つかもしれませんが、特定はとても難しいので、あまり自分を責めずこれからのことを考えていきましょうね。
うつ病と診断された夫に対して妻がかける言葉は?
うつ病と診断されたとき、「病気のせいだったのだ」と受け入れて安心する人と「まさか自分が」と中々受け入れられない人がいます。
妻であるあなたがすべきことは、診断された本人が今どんな気持ちになっているかわかってあげることです。
どちらの気持ちだったとしても、無理に励ましたりせず、「そうだね」「辛かったね」と同調してあげてください。
始めは受け入れられなかったとしても、気持ちをわかってもらえるだけで、徐々に受け入れられ、治療に前向きになってくれますよ。
あなたが、病気の原因を突き止めようとして、「何が辛かった?」「いつから辛かった?」と聞いたり、病気を受け入れてもらおうと思って「最近のあなたは変だった」など指摘するのはよくありません。
自分でも原因がわからなかったり、辛かったことを口に出していえる状態でない可能性もあります。
自分で少しおかしいと思っていても、他の人から言われるのは嫌なこともありますよね。
ただでさえ、心が弱っているので、発言には充分注意してくださいね。
言葉に迷ったら何も言わなくてもいいです。
ただ側にいて1人じゃないよということを態度で示してあげてください。
もし、本人が自ら辛かったことを話してくれるのであれば、あなたにわかってほしいと思っているはずですのでただ話を聞いてあげましょう。
それに対して意見をいう必要ありませんよ。
うつ病になってしまった夫に日々かける言葉や接し方は?
うつ病の夫との生活、毎日どんな会話をして、あなたは何をしてあげられるのでしょうか。
かける言葉を気にしずぎて相手の言葉に同調するだけでは会話はなりたちませんよね。
まずは、本人を追い込まない声かけとして、日常のなんでもないことを伝えてみるのがいいでしょう。
天気のことや、一緒に見てるテレビ番組の話、今日あった面白いことを報告するのもいいですね。
ただし、思わず言ってしまいそうな、避けたい話題もあるのです。
まず、夫の友達や近所の人など身近な人の話は避けた方が無難です。
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