私が小学生のとき、なぞなぞの本が流行りました。休み時間はみんなで持ち寄ったクイズ本から、クイズを出し合って盛り上がりましたよ。
家ではテレビのクイズ番組がついていることが多く、家族で答えを予想しながら見るのが楽しみでした。
子供はクイズが好きです。クラス全体でクイズをやると盛り上がりますよね。しかし、クイズを作るのは意外と大変です。
今回は小学校低学年のクラス担任をしている先生や、児童クラブの指導員の先生に向けて、小学校低学年の子供たちが盛り上がる3択クイズを紹介していきます。
どんなクイズを出すか悩んでいる先生、小学校低学年の子供たちにはどのような内容のクイズが盛り上がるのか、問題文、答え、解説をつけてお届けしていきますよ。
参考にしてみてくださいね。
小学校低学年の子供はクイズが大好き!
なぜクイズが好き?
クイズ好きだった私が、小学生のときに感じていたことですが、クイズを出されると答えを考えますよね。
正解すると嬉しいですし、不正解だと悔しくて次は絶対正解するぞ!と夢中になっていました。
正解したときの達成感、爽快感はクセになりますし、知らない問題が出ると新しいことを知ることができたという、ちょっと大人に近付いた気分になって嬉しかったですね。
クイズはどういった場面で活用する?
大人しくしていてほしいとき、子供たちに注目してほしいとき、場面の切り替えのときなどはクイズを使うのがおすすめです。
例えば、遠足のバスの中では長時間バスの中で座っていなければなりません。小学校低学年の子供たちにじっと座っていられる時間は短いです。
そんなときにクイズを活用すると良いでしょう。
また、授業に入りたいけど落ち着きがない、先生の方に注目してほしいと思ったときに「静かに!」と声をかけるよりも「突然ですが、クイズです!」と始めると、子供たちは「なんだ?何が始まるんだ!?」と先生の方に注目してくれますよ。
低学年向けにクイズをつくるなら3択がおすすめ!
小学校低学年には、1から答えを探すクイズよりも3択クイズがおすすめです。
クラス全体や児童クラブで行うクイズは、子供たちの人数が多いので回答制のクイズでは答えが分からない子供たちは、クイズに参加できないと感じるでしょう。
その点、3択クイズであれば自分が正解と思う番号に挙手してもらえば良いですし、子供たちも参加しやすいでしょう。
難易度はどうやって設定する?
3択クイズは、選択肢で難易度を調整できます。簡単なものは明らかに違う選択肢を入れれば良いですし、難易度を上げたければ似たような、どれを選ぼうか悩める選択肢を作ると良いでしょう。
難易度を調整しやすいのも、3択クイズのメリットですね。
次から、キーワードに沿った実際の例題を5選ずつ紹介していきます。
小学生が盛り上がるクイズ:食べ物
問題1
- りんご
- みかん
- バナナ
正解:③バナナ
問題2
- 海藻
- 野菜
- 魚
正解:①海藻
問題3
- 豚
- 牛
- 鶏
正解:②牛
問題4
- じゃがいも
- 鶏肉
- ぶどう
正解:③ぶどう
問題5
- チーズ
- ヨーグルト
- ごはん
正解:③ごはん
食べ物クイズは、子供たちの身近にある食材を問題に入れると考えやすいですね。小学校1年生の私の息子が、小学校でやってきたクイズの内容はこんな感じでした。
息子は食べ物クイズの中でも、給食にまつわるクイズだったようです。他にも「茶碗1杯に入る米粒の数は?」や「学校で使われる牛乳の量はどれくらい?」など、学校ならではのクイズが出題されていたので、面白いなと思いました。
小学生が盛り上がるクイズ:アニメ
問題1
- たいやき
- どらやき
- たこやき
正解:②どらやき
問題2
- いその
- ふぐた
- うみの
正解:②ふぐた
問題3
- オレ
- ぼくちん
- オラ
正解:③オラ
問題4
- 耳がいい
- 鼻が利く
- 指先が器用
正解:②鼻が利く
問題5
- 3人
- 4人
- 5人
正解:①3人
アニメクイズは、誰もが知っている国民的アニメやその時流行っているアニメなど問題は幅広く出せますよね。小学校低学年なので、例えば「サザエさんの弟の名前は?」などアニメの中でよく出てくるエピソードをクイズにすると分かりやすいでしょう。
「ドラえもんに出てくる、のび太のお母さんに名前は?」など、あまりアニメの中に登場しない内容は分かりにくいので、低学年には難しいですね。
小学生が盛り上がるクイズ:動物
問題1
- やぎ
- にわとり
- 牛
正解:③牛
問題2
- 20分
- 12時間
- 20時間
正解:①20分
大型の草食動物は、草を食べるのに時間がかかるのと、敵がきたときにすぐ逃げられるように睡眠時間は短いです。20分のうち熟睡しているのは1~2分だと言われています。
問題3
- 泣く
- 唾を吐く
- キックする
正解:②唾を吐く
アルパカは自分が嫌なことをされると、危険と判断して唾を吐いて威嚇します。
問題4
- ワンワン
- にゃーにゃー
- ガウガウ
正解:①ワンワン
問題5
- コアラ
- ぞう
- パンダ
正解:②ぞう
動物クイズは、ひねりがきいたなぞなぞから、雑学クイズまで幅広く問題が作れますね。
雑学クイズを出したときは、解説を付けてあげると「なるほど~」「へぇ~」と反応が返ってきそうですね。
小学生が盛り上がるクイズ:難しい
問題1
- カラス
- カモメ
- ハト
正解:②カモメ
カモメは渡り鳥で、長時間飛び続けるので飛びながら寝ることができます。身体の大きい白鳥やツルは、最長2000~3000km飛ぶこともあります。
問題2
- 自分の毛
- 自分の爪
- 自分のウンチ
正解:③自分のウンチ
うさぎのウンチは、吸収しきれなかった栄養がたくさん入っているため、栄養不足にならないように自分のウンチを食べています。
問題3
- 人間
- チーター
- ライオン
正解:①人間
チーターやライオンは、短距離だと人間より速いですが、長距離となると人間より長くは走れません。人間は体温の調節ができること、二足歩行のため直射日光が当たる面積が少なくすむため体温が上がりにくいことなどが理由とされています。
問題4
- 明治時代(110年前)
- 大正時代(96年前)
- 昭和時代(33年前)
正解:明治時代(110年前)
ランドセルは当初は軍人が荷物を入れて持ち運ぶためのものでしたが、学習院初等科が学習用にと子供たちのために使い始めたのが始まりです。一般に出回り始めたのは、昭和の第二次世界大戦以降だと言われています。ランドセルが普及するまでは、風呂敷に勉強道具を包んで学校に通っていました。
問題5
- 日光を浴びる
- 目覚まし時計をたくさんかける(大音量にする)
- 夜寝ない
正解:①日光を浴びる
メラトニンという寝るホルモンは、明るい光を浴びることで抑えることができます。ホルモンを抑えれば、自然と目が覚めるので日光を浴びるのが効果的です。
難問はクイズの内容がよく分かるように、子供たちの身近にあるものにまつわる内容で出してあげると興味を持って聞いてくれるのでおすすめです。選択肢の中に子供たちがクスっとしてしまうような選択肢を入れてあげると面白いかもしれませんよ。
まとめ
今回は小学校低学年の子供たちが盛り上がるクイズについてまとめてきました。
ポイントはこちら
- クイズに正解すると達成感が得られることで夢中になれる
- 子供たちに注目してほしい時、大人しくしていてほしい場面で活用できる
- 3択クイズは難易度を調整しやすいので、低学年におすすめ
- 難問は子供たちの身近にあるものでクイズを作ろう
私の1年生の息子も、クイズを出すと喜びますし夢中になります。最近では自分でクイズを作って突然「ママクイズです!」と問題を出してきます。
雑学を取り入れてみると、子供たちも知らなかったことをゲーム感覚で知ることができて、楽しいし知識も増えるで一石二鳥ですね。
先生方のクラスの子供たちが好きなもの、関心のあるもの、流行っているものを材料に、盛り上がるクイズを作ってみてください。
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