入学祝いのメッセージというのは、頻繁に書く機会がないため、文章を考えるのになかなか時間がかかってしまいませんか?
子供宛であれば、それなりに文章も察しがつくのですが、親宛となると語彙力が試されているような気がしてきます(笑)
関係性によっては、フォーマルな文章にしなければ!と思う方も少なくないですよね。
というわけで今回は、親宛ての入学祝いのメッセージ文例を用意しました。
カジュアル編とフォーマル編にわけてご紹介いたしますので、参考になればと思います。
入学祝いのメッセージ!親宛のメッセ―ジ例文! カジュアル編
今回の例文は、私の姪が中学と高校へ入学するときのことを思い出して書きましたので、「義理のお姉さん宛」という前提です。
小学校、中学校、高校、大学と使える内容かと思いますので、もし使えそう!と思いましたら、細部をアレンジしてみてくださいね。
文例1
○○(子供の名前)のご入学おめでとうございます!
初めて会ったときは、あんなにもやんちゃだった○○が優しくて、しっかりしたお姉さん(お兄さん)になっていて、成長を感じました。
△△さん(相手の名前)が、愛情たっぷりに育ててきたからですね。
お仕事をこなしながらの、家事と育児。本当にお疲れ様でした。
育児もひとつの区切り。これからは自分の時間も増えてくるかと思うので、有意義に過ごしてください!
○○の学校のお話、また会った時に聞かせてくださいね。楽しみにしてます!
文例2
○○のご入学おめでとうございます!
受験期は本当に大変だったと思いますが、無事合格することができたのは、○○の努力はもちろん、△△さんが○○としっかり向き合って、いつも笑顔でサポートしてきたからだと思います。
2人ともほんとうにお疲れ様でした。
いつも笑顔で明るい○○なので、きっと新しい環境にもすぐ馴染んで、周りを元気にしてくれますね!
また成長した○○と、△△さんに会えるのを楽しみにしています。
素敵な新生活になりますように!
POINT
義理の姉へ宛てたメッセ―ジなので、ちょっと固い言葉になってしまいましたが、これが実の兄弟やお友達の場合は、普段の話し言葉で大丈夫です。
私が書くときに盛り込みたかったポイントは、子どもへのお祝いの言葉はもちろんですが、「親への労いの言葉」でした。
育児に対してお疲れ様って、あまりいわれることがないんです。
マニュアルもないので「私の育児はこれでいいのかな?」と悩むことも多いです。
なので、たまにポロっと「いつもお疲れ様」と言われたり
といった風に褒められると、本当に嬉しいんですよ!
それに加えて、「子供のいいところ」を盛り込むのもいいと思います。
という風に伝えてもらえると、親としては嬉しいものです。
というわけで、メッセージを渡す相手のことをよく思い出して、こんなこと頑張ってたなぁ。と感じたことを伝えたり
子供が小さい頃から成長したところ、いいところを伝えてみてくださいね。
入学祝いのメッセージ!親宛のメッセ―ジ例文!:フォーマル編
ではフォーマル編です。
あまり書く機会はないかもしれませんが、例えば職場の上司や、取引先の方にお祝いをいただいたので、自分もお返しで渡す。という話も耳にしますので、ご紹介していきます。
例文1
△△様
花の便りが聞かれる頃となりました。
この度は、○○ちゃん(くん)のご入学おめでとうございます。
まだ幼かった頃の○○ちゃん(くん)の姿が最近のことのようです。
日々成長される姿に、ご家族の皆様のお喜びもひとしおの事でしょう。
ささやかですが、お祝いを同封させていただきます。
入学の準備に使っていただければ幸いです。
これからも健やかに成長されますことを、心よりお祈りしています。
例文2
希望溢れる春を迎え、ますますご活躍のことと存じます。
このたびは、お嬢様のご入学おめでとうございます。
ご両親のお慶びもひとしおの事と存じ上げます。
心ばかりではありますが、お祝いを同封させていただきます。
どうぞ、お納めください。
これからの学校生活が、実り多きものとなりますよう、心より願っております。
まずはお祝いまで。
このような感じでしょうか。
フォーマルってむずかしいですよね(笑)
私の見解になりますが、職場の方や、取引先の方に入学祝いを渡すということは、それなりに交流があったり、お世話になっている方です。
なので、ある程度の親密関係ができているのなら、あまりにも堅苦しすぎる文面でなくてもいいのかなと思います。
ですが、メッセージを贈るときに、気を付けなければならないNGワードがあるので、次はその点を踏まえてご紹介します。
入学祝いのメッセージを書くときのコツ!NGワードは?
入学祝いのメッセージを書くときのコツ
- お祝いの言葉
- 成長を感じるメッセージ
- 労いの言葉
- 前向きな言葉
この4点を全部いれるだけで、簡単にメッセージが書けます。
1.ご入学おめでとうございます。
2.あんなにも小さかった○○ちゃんが、こんなにも立派に育ったんですね。
3.△△さんが、一生懸命に育児なさってきたからだと思います。ここまでお疲れさまでした。
4.4月からは高校生。○○ちゃんにとって、かけがえのない思い出がたくさんできることでしょう。どうか、素敵な時間を過ごすことができますよう、祈っております。
といった感じにあっという間に、それらしい文章になりました。
この4つを攻略するように書いてみてくださいね。
NGワード 忌み言葉とは?
お祝いごとのメッセージを書くときに、使ってはいけないNGワードのことを「忌み言葉」といいます。
シーンごとに違った言葉があるのですが、入学祝いの忌み言葉はこちらです。
- 変わる
- 崩れる
- 終わる
- 破れる
- 負ける
- 落ちる
- すべる
- 消える
- 変更
- 取り消す
- 中止
引用:手紙の書き方
このワードをいれてしまうと、どんなにいい内容の文章でも台無しになってしまいますし、相手が気分を害してしまうこともありますので、注意しましょう。
入学祝いの贈り物は現金?物?おすすめは?
とあるギフトサイトのランキングをみると、贈り物ランキング1位は「現金」でした。
物だと、既に持っているものや、他の方とかぶってしまう可能性がありますが現金はその心配がありません。
私も、子供ふたりが入園と入学を控えているのですが、とってもお金がかかります(笑)
シャレにならない金額が飛びますので、現金をいただけるのは、親としてもありがたいなぁと感じますね。
「現金はちょっと…」という方は、ギフトカード、商品券などであれば、渡しやすいのでオススメです。
「それもちょっと抵抗が…」という方は、ギフトカタログをお渡しするのはいかがでしょうか?
入学祝いを渡すタイミングは?マナーはあるの?
入学祝いを渡すベストなタイミングは、主に3月の中旬頃。
日本の学校は、だいたい4月の初旬に入学式があるので、それまでには渡しましょう。
入学することが確定している、小学校や中学校は3月中旬頃で間違いないのですが、高校や大学などは、受験の結果がまだでていない場合もありますので必ず親御さんに確認してから渡すようにしましょう。
親の方から「うちの子合格したのよー!」という話を、事前に聞いているのであればサプライズで渡すのもいいですね。
早めに渡したり、遅れて渡すのはNG
頻繁に会うことがないからといって、クリスマスやお正月に集まった時に渡したり入学式から大幅に時間が経ってから渡すのは、NGです。
郵送でもかまわないので、入学式の前に渡せるようにしましょう。
また、複数兄弟がいる家庭の場合「長男には渡したから次男には渡さなくていいか」。
これもNGです。
子供ひとりひとりに、きちんとお祝いしましょうね。
最後に
それでは、今回の内容をポイントでおさらいしていきましょう。
- 入学祝いを贈る相手と普段会話するような文で書く
- 親宛の手紙なので、労いの言葉や、子供のいいところを添えると喜ばれる
- フォーマルな文章とはいえ、あまりにも堅苦しい文章でなくてもOK
- メッセージを書くコツ4点を使えば、あっさりと書ける!
- 忌み言葉がはいっていないかチェックする!
- 贈り物は現金や商品券が無難
- 入学祝いを渡すタイミングは、親御さんに確認が必要!
- 早すぎても遅すぎてもNG!
- 大切なひとの大切なイベント、みんなが笑顔になる、素敵な日になりますように。
いかがでしたでしょうか。
お祝いだ!メッセージだ!と気負いしてしまうと、なかなか思いつかないかもしれませんが、大切なのは「お祝いしたいという気持ち」です。
文章にあまりとらわれず、素直におめでとうを伝えてみてくださいね。
素晴らしい春の日に、みなさんが笑顔で入学を迎えることができますよう、祈っております。
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