和食料理で大活躍の切り干し大根。
子供の時も、よく食卓にあって僕もよく食べていました。
その切り干し大根が茶色や青く変色いたなんてことはないでしょうか。
「色が変わっているけど、これ食べれる?」「これもしかしてカビ?捨てた方がいい?」
なんて疑問が出てくることもあるのではないでしょうか?
そこで今回は、切り干し大根にカビが生えたときの対処方法や見分け方、保存法などをご紹介します。
切り干し大根に青カビが生えた!食べれる?捨てる?
切り干し大根にカビが生える理由は?
1番の原因となるのは、やはり「湿気」です。
日本はそもそも湿気が高いので、カビが発生しやすいです。
カビは湿度60%以上、温度20℃以上を超えると、繁殖しやすいと言われています。
青カビの正体は?
青カビの正式名称は「ペニシリウム」。
空気中に常に浮遊していて、食べ物にもよく生えますし、
家具や靴にも発生することがあります。
青カビは種類が多く、チーズの製造に使われる青カビは有益ですが、もちろん害のある青カビも多くいます。
食べれる?捨てる?
カビを取り除いて食べたつもりでも、菌糸が残っていることがあります。
カビも植物のように根を張っているのです。
カビを食べてしまうと、感染症にかかったり、カビに対するアレルギー反応が出て、呼吸障害になる場合もあるようです。
基本的には、口にせず、捨てた方が良いでしょう。
カビ以外にも細菌が繁殖している可能性もありますしね。
切り干し大根が茶色く変色!まだ食べれる?
切り干し大根が茶色く変色!まだ食べれる?
大体約1ヶ月程で茶色に変色してしまい、匂いも切り干し大根の独特な匂いがしますが、食べられます。
ただし、茶色ではなく、黒や別の色に変わっているときは、カビを疑った方が良いかもしれません。
なぜ変色をするの?
切り干し大根の中の糖やアミノ酸が化学的に作用して褐色物質を作ることにより、切り干し大根が変色するようです。
気になる方はぜひ調べてみてくださいね。
手作り切り干し大根、雨に濡れてしまった!カビが生えてしまう?
手作り切り干し大根の作り方、干し方
- 大根の皮、身を5mm〜1cmぐらいで千切りする。(皮はお好みで剥かなくても大丈夫です)
- 大根をザルや干し網に並べ、乾くまで干す。天気が良ければ4日〜1週間、長ければ2週間程度乾くまでかかる。
- 水分が抜けたら、保存用の袋に入れて出来上がり
干し方の注意点
切り干し大根などの干し野菜を作るときは、湿気を気にしないといけません。
以下の点を参考にすれば、白くきれいに干せると思います。
- 干すときは寒い日が良い、なかなか干し上がらないと茶色に変色してしまう
- 風通しが良いところに干せているか
- 水分をしっかり取ってから干しているか
- 切った野菜が厚すぎていないか
- 雨が降ったときは、室内に混んでいるか
- 夜は室内に取り込んでいるか
- 霜や霧で濡れてないか
参考動画
1.【家庭でつくる】達人に学ぶ「切り干し大根」【ニッポン旅マガジン】
日本旅マガジンさんの動画です。
切り方からわかりやすく教えてくれていて、ハンガーを使って干していました。
2.【長期保存】切り干し大根の作り方 How to make a dried radish
himatubushi72さんの動画です。出来上がりがとてもきれいで、最後の煮物の絵はめちゃめちゃ美味しそうでした。
3.切って干すだけ、切り干し大根の作り方
榎本美沙の季節料理さんの動画です。
とてもわかりやすく説明してくれているので参考にしやすいと思います。
切り干し大根を美味しく食べよう!賞味期限は?
切り干し大根の保存方法は?
密閉できる袋に乾燥剤と一緒に入れて保存しましょう。
常温だと水分が残っていた場合、カビが生えてしまうので冷蔵庫に入れて保存するのが良いでしょう。
作った後の保存方法は?
切り干し大根は冷凍保存もできます。
小分けにしてラップしておくか、密閉容器(袋)に入れておくと使いやすいと思います。
煮物を作ったあとに冷凍保存する場合は、粗熱をしっかりと取って、水気をしっかり取ってから容器に保存しましょう。
賞味期限は?
密封容器に入れていれば、約半年〜1年ほど保存できるでしょう。
煮物にしたときは、冷蔵で4〜5日、冷凍で2週間〜1ヶ月程度でしょう。
結論!
切り干し大根に青カビが生えた!食べれる?捨てる?
- 1番の原因は、「湿気」。カビは湿度60%以上、温度20℃以上を超えると、繁殖しやすい
- 青カビの正式名称は「ペニシリウム」。空気中に常に浮遊していて、食べ物や、家具にも発生する
- 細菌が繁殖している場合もある。基本的には、口にせず、捨てよう。
切り干し大根が茶色く変色!まだ食べれる?
- 大体約1ヶ月程で茶色に変色してしまう
- 独特な匂いがするが、食べられる
- 切り干し大根の中の糖やアミノ酸が化学的に作用して茶色になる
手作り切り干し大根、雨に濡れてしまった!カビが生えてしまう?
- 切り干し大根を作るには、基本的には薄く切って、干すだけ
- 湿気や水気を避けることが大事
- 寒い日に干し、夜間や雨の日は室内に取り込もう
切り干し大根を美味しく食べよう!正しい保存方法や賞味期限は?
- 密閉できる袋に乾燥剤と一緒に入れて冷蔵保存しよう
- 冷凍保存の場合は小分けにしてラップしておくか、密閉容器(袋)に入れておこう
- 煮物を冷凍保存する場合は、粗熱と水気を取ってから容器に保存しよう
- 密封容器に入れていれば、約半年〜1年ほど保存できる
- 煮物にしたときは、冷蔵で4〜5日、冷凍で2週間〜1ヶ月保存できる
いかがだったでしょうか?
ぜひこの記事を参考に美味しい切り干し大根を使った料理を作ってみてくださいね。
読んで下さり、ありがとうございました。
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