中学校の修学旅行にふさわしいスローガンは分かり易くてポジティブな言葉を使うフレーズです。行き先に合わせてキーワードを含めるとよりいっそう修学旅行らしさを作ることができます。
今回は、スローガンが見つからない!と悩んでいる中学校関係者のみなさんへ、簡単にできるスローガンづくりのコツや旅先に合ったキーワードの見つけ方をご紹介します。
中学校の修学旅行を盛り上げる中学生らしいスローガンの作り方のコツは?
なぜ、中学校の修学旅行にスローガンが必要なのでしょうか。
スローガンを作ることで旅行の目的が明確となり、生徒ひとりひとりが主体的に旅行に参加できるようになります。
中学校の修学旅行のスローガンづくりのポイントは「分かりやすい言葉」と「ポジティブ」で「前向き」な表現を用いることです。
これからご紹介するスローガンの中には、四字熟語や英語を使ったスローガンがありますが、難しい表現を用いるとスローガンを理解してもらえないことがありますので、なるべく避けましょう。
また今回は、長崎・九州・大阪の3つの地域に分けて、行き先におけるキーワードをご紹介しながらスローガンを作っていきます。
行き先別!中学校の修学旅行スローガンアイデア:長崎編
長崎は、歴史的に「港」が栄えた土地として有名であり、室町時代から異文化が入り交じった国際的な地域として発展してきました。
キーワードは「港」や「異文化」という言葉を用いてスローガンを作成すると長崎らしい表現ができるのでおすすめです。
初めに英語のスローガンです。英語で作る時は、なるべく分かりやすい表現を使用しましょう。
「Let’s enjoy Nagasaki!」
「Tour of the beautiful port city」
「Let’s enjoy ○○」では、○の部分に他の地域の名所や名前を入れても使うことができるのでおすすめです。港町を英語で表現するのも長崎らしさがでます。
お次は四字熟語です。
「異国情緒」
「唯一無二」
「一期一会」
異国情緒は異国文化の入り交じる雰囲気を表現しており、長崎の港町に外国船が集まる当時の情景が浮かぶような四字熟語です。
唯一無二や一期一会は、他に類するものがない、オンリーワンのものや、一度きりの出会いのことを表現しており、修学旅行を通して出会う方々への貴重な機会を大切にしたいという想いで使うことができます。
「日本発展の原点へ」
「ローマと言われた港町」
「異国文化を学ぶ旅」
歴史や学びをテーマに旅行をしたい時におすすめのスローガンです。
むかし、港が発展していた時代には「小ローマ」と言われるほど活気がある地域でした。学びを深められる、長い歴史を持つ長崎では歴史上を舞台にしたスローガンをつくるのも良いでしょう。
行き先別!中学校の修学旅行スローガンアイデア:九州編(長崎以外)
九州のスローガンを作るに当たって、初めにキーワードを考えていきましょう。
九州の特徴は自然が豊かで、火山の多い地形であることです。四季折々の自然を感じることができますので、修学旅行の季節によって楽しめる草花の種類は様々になります。「自然」や「四季」、「火山」をテーマにしてみるのも良いでしょう。
また、九州と言えば方言が人気です。九州で土地によって様々な方言のイントネーションを聞くことができ、新鮮な体験となり、旅行の気分を存分に楽しむことができます。「九州の方言」をキーワードにしてみるのもおすすめです。
では早速見ていきましょう。
「花鳥風月」
「花紅柳緑」
動物や草花が自由に生息している情景を映し出しており、自然豊かな九州にぴったりの言葉です。最近では、暖化による異常気象が問題視されており、九州旅行をきっかけに環境について考えることもできるのではないでしょうか。
「自然環境」をテーマにした次のような英語のフレーズもおすすめです。
「Think our environment」
「What we can do to protect the beautiful earth」
「Protect the green life」
九州では自然に触れる機会があるので、ぜひ環境をテーマに考える旅行にするのもおすすめです。自分たちにできることや、自然環境の現状など、九州旅行をきっかけにクラスで話し合ってみるのも良いでしょう。
お次はユーモアのある九州の方言です。
「なんしよっと?」
「どうしたの?」という言葉。地元の人に問いかける時にぜひ使いたいですね。
「そうたいねー」
「そうだね。」という相槌。会話の中で頻繁に聞こえてくるかもしれません。
「私があんた支えるたい」
「私があなたを支える」という意味ですが、修学旅行でもぜひグループで協力して助け合って過ごして欲しいです。協力をテーマにしたい時にもおすすめのフレーズですね。
行き先別!中学校の修学旅行スローガンアイデア:大阪編
大阪は道頓堀やユニバーサルスタジオなど、今では日本人だけでなく海外からの観光客も盛んに訪れる国際的なスポットです。
また、新しい建築物が存在する一方で、大阪城などの歴史に名を遺す名所が数多くあります。
「天下の台所」と呼ばれた大阪では、「食」や「歴史」、「国際化」をキーワードに入れてご紹介します。
「天下の台所を巡ろう」
「見て食べて学ぼう」
「めっちゃ旨いで、大阪」
歴史に紐づいた「天下の台所」や「めっちゃうまいで」などの大阪弁を自由に入れることでユーモアがるスローガンとなります。
「獅子奮迅」
「天下無敵」
「一心一意」
大阪と言えば豊臣秀吉が築いた大阪城がありますが、秀吉をイメージした力強く真を貫く四字熟語も良いでしょう。秀吉になった気分で大阪城の見学をしてみると、さらに日本史に興味が持てそうです。
「We’re just going to have to try」
「Hang it there!」
「Get over it」
最後にご紹介する英語のスローガンはポジティブで前向きな言葉です。チャレンジしてみよう、乗り越えよう!という表現です。大阪以外の土地でも使える表現となり、今後の中学生の進路を決断する時にもぜひ思い出してもらえると嬉しいです。
最後に
今回は中学校の修学旅行におけるスローガンづくりのポイントをご紹介しました。
中学校の修学旅行にふさわしく、旅先に合わせたスローガンづくりのポイントはこちらの3つです。
2、旅先の特徴を言葉で表し、キーワードとして使う
3、英語・四字熟語・日本語に分けてそれぞれつくる
長崎であれば「港町」や「異文化」をキーワードにすることで歴史的に栄えてきた港町を表現することができます。
九州では「豊かな自然」と「方言」をスローガンのテーマにし、現地でも地元の方に実践して使える方言をご紹介しました。
大阪は天下の台所と呼ばれた「食」や大阪城を巡るツアーの場合は豊臣秀吉をテーマに考えてみるも良いでしょう。
旅行先のキーワードを探した上で、分かり易くポジティブな表現を使って、四字熟語や英語などの多方面からつくると簡単にスローガンが出来上がります。
ぜひ素敵なスローガンを見つけ、一生の思い出に残る修学旅行になれば嬉しいです。