保育園のクラスのスローガンを作りたいけれど言葉が見つからない先生方に、今回は保育園児でもわかる、気持ちの伝わるスローガン作りのコツと例文をご紹介します。
スローガンがあることで他者との関わりが生まれ始める保育園という場所で、社会のルールや思いやりを身につけるための目標をもつことができます。
どのようなスローガンが子供たちの心に響くのかを考えたうえで、子供たちに伝わる良いスローガンとはどんな言葉なのかを詳しくみていきます。
保育園のクラススローガンをつくろう!スローガンをつくるコツは?
保育園のスローガンは子供の成長の過程において、目指すべき姿を表現し、それによって子供たちに道徳心を伝えることができます。
今まで生活していた家族のなかの環境から、親元を離れて保育園という他者と共存する生活において、思いやりや、お互いを理解する気持ちが芽生えてきます。
その過程において、目指すべき姿がスローガンに書かれてあったら、子供たちは少なからず書いてある言葉を意識し始め、中には興味を持って実行してくれる子供も出てきます。
スローガンつくりのコツは、とても簡単な単語のようなフレーズの短さで、しっかりと愛情のこもった言葉を選ぶことです。
もし言葉の意味が難しくても、感情で伝わる言葉もあります。嬉しい気持ち、愛されている気持ち、相手を思いやる気持ちは徐々に理解ができてくるはずです。
良いこと、悪いことの判断ができる大人になれるよう、スローガンをつくりクラスで目指していきましょう。
保育園児にもわかるスローガンアイデア! 四字熟語編
保育園児にもわかる四字熟語を選ぶコツは、画数の少ない漢字を選ぶことと、4字熟語の中に同じ漢字が2つ以上入っていることです。
「十人十色」
「一期一会」
「以心伝心」
漢字が重複することで難しさが減り、読みやすくなります。
例えば、「十人十色」です。「十」が重複して使われています。今までは家の中の世界から、他者がいる保育園という環境で成長する過程は子供たちにとって慣れない環境に不安もあり、驚きもあるでしょう。他人を受け入れて共存していく様を表現できる言葉です。
他には、「一期一会」や「以心伝心」も良いでしょう。文字には「一」「心」が繰り返し使われており、たとえ言葉の内容が分からなかったとしても、生涯において記憶や印象に残る字体になります。
また、友達を大事にすること、思いやることをテーマにしたい時に一期一会、以心伝心はおすすめのフレーズです。
保育園児にもわかるスローガンアイデア! 英語編
保育園児にも分かりやすい英語は、単語で表現することです。長い言葉は意味も難しくなりますので、長くても単語は2語までにしましょう。
また、単語を区切って並べるのも良いでしょう。例えば「Enjoy!Smile!」のように表すと短い言葉で保育園児に目指してほしい、目標にしてほしいことをスローガンとして表すことができます。
では、保育園児にもわかる英単語はこちらです。
「Hello!」
「Thank you」
「Love」
Helloは日常生活にかかせない挨拶です。子供たちが英語で挨拶もできるようになると嬉しいですね。
ありがとうと伝える表現が増えるほど、使いたくて仕方なくなると思います。何かしてもらえたら英語でも日本語でも「ありがとう」を伝えられるような大人になって欲しいです。
「Love」
「Love」は愛情表現の一種として使われ、子供たちへの説明がむずかしいと感じる事もありますが「愛情を持って育てられている安心感」を実感し、子ども一人一人が安心して成長してもらえるような想いを込めることができます。
保育園児にもわかるスローガンアイデア! おもしろい・ユニークな言葉編
保育園児にも分かるユニークなスローガンはこちらです。
「たくさんたべよう」
「やさしくしよう」
「かんしゃしよう」
「たくさんたべよう」
食べ物も好き嫌いが出てくる年頃の子どもたちには、好き嫌いを知ることもだいじな事です。好き嫌いなくたべることもスローガンにできますが、何よりもたくさん食べて大きく成長できるように「たくさん」という表現を用いています。
「やさしくしよう」
「かんしゃしよう」
「やさしさ」や「かんしゃ」を感じるためには相手の立場で考えられるようになることが大切です。言葉が難しくても、やさしくされて嬉しい感情など子供たちは持つと思います。やさしい感情が培われるような、思いやりのあるスローガンにしたい時におすすめです。
まとめ
保育園のスローガンづくりのコツはこちらの3つです。
2、単語のみで表現する
3、気持ちに訴えかける言葉をえらぶ
言葉が難しくても、子供たちの感情に伝わるようなフレーズを選ぶことがポイントになります。
また、言葉を選択する際には英語の表現は長くても2語まで、四字熟語は同じ漢字が2度使われているもので画数が少ないものを選ぶことがおすすめです。
スローガンの言葉が難しくても、子供たちが目指すべき道徳心を培うことができるようなスローガンができることを願っています。