通知表の保護者コメント!コロナ禍の例文集小学校4年生・5年生・6年生向け!

子どもたちが小学校の高学年になると、もらってきた【通知表】を開くときの気持ちは、それまでとは少しちがってきませんか?

早くも思春期にさしかかった子なら、ほめても叱っても反発されそうだし、反対に「何をいっても糠に釘」ではこちらがストレスになってしまいそうだし...

それ以外にも頭を悩ませてしまうのが保護者のコメント欄ではないでしょうか?

年齢からくるコミュニケーションの取りにくさに加え、今はコロナ禍で子どもたちの気持ちも不安定かもしれません。

先生だけではなく、きっと子どもたちの目にもふれるであろう「保護者のコメント欄」。

いったいどんなことを書いたらいいのか、迷っておられる方も少なくないかもしれませんね?

<保護者のコメント欄に書くのは、4つの項目>

通知表の「保護者のコメント欄」は、基本的には次の4つの項目を順番に埋めていけばスムーズに記入することができます。

  1. お礼のことば
  2. 先生のコメントに対する感想
  3. 家での様子や今後の目標
  4. 締めのことば

ここでは、お子さんの学年別に具体的な例文をご紹介します。

また、高学年になると学校での人間関係はもとより、中学校への進学を控えた時期ならではの悩みなどが生じてくるかもしれませんが、そのような不安、相談事などは【通知表】のコメント欄ではなく、別の手段で伝えるようにするのがベストです。

その理由と、具体的な方法もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

通知表保護者コメント例文!コロナ禍の小学校4年生の子どもについて

例文

いつもご指導いただきありがとうございます。

高学年になり、難しくなってくる教科も多く苦戦しているようですが、「苦手」=「嫌い」になってしまわないよう、慌てず、ひとつひとつの疑問を解決していけるよう、家でもサポートしたいと思っております。

本人は、2学期に向けて、楽しみにしている「運動会」が開催されるかどうかを気にしております。コロナ禍で大変かもしれませんが、無事に開催されたらいいねと、親子で祈っております。

2学期もなにとぞよろしくお願いいたします。

「通知表の保護者コメント」は、こうでなければならない、というルールはありません。

しかし、「いつもお世話になっております。2学期もよろしくお願いします。」だけでは、「この保護者は通知表の中身をきちんと見てくれたかな?」と先生は不安になるかもしれません。

ですから、大切なのは「先生の評価やコメントをきちんと読みました」ということが伝わるようなコメントを書くことだと思います。

そして.....

ダメだったところ、厳しい評価をされたところに関しては「このように工夫していきたい」、「家でもサポートしていこうと思う」など、具体的で前向きな姿勢を示すと、先生も安心されると思いますし、子ども自身も叱られるよりずっと心に響くのではないでしょうか?

また、成績についての心配、友人関係の悩み事などがあったとしても、通知表のコメント欄に書くことはさけ、担任の先生に電話をかけてみる、お手紙を書いてみるなどしましょう。

(具体的には、後半にふれますね)

通知表は、子どもたちが成長し、大人になってからも見返すことがある大切なものです。

できることなら「前向き」なことば、あたたかい励ましのことばが残るようにしてあげたいですね。

通知表保護者コメント例文!コロナ禍の小学校5年生の子どもについて

例文

いつもご指導いただきありがとうございます。

4年生の3学期の成績は本人にとっては少し不本意だったようで、5年生からは頑張ると宣言しておりましが、いまひとつ結果にはつながらなかったようです。

しかし、「すぐには結果に表れないもの。ここであきらめずコツコツ積み重ねていこうね」と話し合いました。

コロナウイルス対策で一時中止されていた習い事のピアノ教室は再開されましたが、発表会については残念ながら中止になってしまいました。本人はとても残念そうですが、気持ちを切り替えてレッスンには前向きに取り組んでおります。

2学期以降も、なにとぞよろしくお願いいたします。

成績が良くなった時には、コメントにも困らないかもしれません。その反対に、成績が下がってしまったときのコメントは、どう書いたらいいのか悩ましいかもしれませんね。

また、つい成績のよい子とわが子を比べてしまうかもしれませんが、比べてもいいのは、あくまでも「去年までの自分」とだけ。

去年に比べて「頑張ったこと」、去年と比べて「ダメになったこと」だけに言及するようにしましょう。

そして....

先生方にとっては、高学年の子どもたちと接することは、子どもたちが低学年のころとは違う苦労があるのではないでしょうか?

なんでも話してくれた子どもたちは、大きくなるにつれて多くを語らなくなり、しかし心の内にはたくさんの思いをかかえている年ごろになります。

ましてやこのコロナ禍、先生と子どもたちが話しをする時間は確実に減っているでしょう。

家庭からの「こんなことを話している」、「こんなことを思っているようだ」というコメントは、先生方にとってはとても貴重な情報ではないかと思います。

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