不登校になる子供達の理由は様々です。
日常の些細な事であったり、いじめや学力不振など大人が何故?と思う事が子供達には大きな問題だったりするものです。
最近では新型コロナウイルスの影響で休校する学校も多く、更に不登校児が増加傾向にある様です。
新しい学校選びガイドニュースクの最新調査結果によると、小学生で平成20年度に22,652人で割合が0.32%だったのが令和元年度には53,350人で割合は0.83%と2倍の人数と0.5%も割合が上昇しています。
中学生になると、平成20年度に104,153人で割合が2.89%だったのが令和元年度には127,922人で割合は3.94%と2,000人増えて割合は1%以上も増えています。
そこで今回は、小中学生の子供達が不登校になった時にどう向き合い接していけばいいのか実例を交えながら紹介していきます。
私も4人の子供がおり、その内2人が小学生です。
不登校とまではいきませんが、不登校になりかけた時もありました。
そんな時にどう対応したかについても、少しではありますが私の体験談としてご紹介いたします。
不登校になってしまった子供の心境は?
「お腹が痛いからお休みする。」とか、「今日は熱があるみたいだからお休みしたい。」などと身体の不調などを理由に子供が学校に行きたがらない事などありますよね。
勿論本当にそうだったりする事もありますが、大体は学校に行きたくないのサインではないでしょうか。
私も小学生の子供がいますが学校に行きたくない日は大体はこうなります。
小学校に入りたての頃は毎日でした。
ではなぜこうなるんでしょうか?自分の子供の事もあり色々と聞いたり調べたりした結果この様な事が分かりました。
『安心感や安全・愛情・自尊の欲求が満たされていないと周りの目が気になり、不安になって行動が出来なくなり不登校になる』という事です。
特に不安というのが心境の中で一番影響を与えています。
不登校の子に言ってはいけない言葉とは?
- 「皆行ってるから行こうよ。」
- 「今日は行くって言ったじゃん。」
- 「大人になったらそんな事出来ないよ。」
- 「社会に出たらそんなに甘くない。」
- 「自分たちの時は無理してでも行っていた。」
- 「いつなら学校に行く?」
- 「まだ慣れてないから行けば慣れるよ。」
これらの言葉の様に子供の気持ちに寄り添っていない発言は不登校の子供の気持ちを追い込みかねません。
子供は分かっているけれど、行きたいけど行けない気持ちが不安としてあります。
子供の気持ちに寄り添いなるべく不安を取り除いてあげられる様な事や学校とは違う話題で気のまぎれる様な発言を心がけましょう。
不登校の子にかける言葉とは?
- 挨拶「おはよう」や「おやすみなさい」
- 出来た時に「よく出来たね」や「上手」
- 容姿をみて「その洋服似合うね」や「髪型カッコイイ(カワイイ)」
- 何かして貰った時に「気が利くね」や「優しいね」
何気ない挨拶など、子供の事を認めてあげたり愛情のある言葉で肯定してあげたりして自信をつけてあげられる様な言葉を掛けてあげることです。
小学校低学年の子供にはスキンシップを図る事も効果的だと思います。
抱きしめてあげたり、頭をなでてあげたりするのもいいです。
不登校の子供が立ち直るきっかけは?親ができることは?
子供が自信を取り戻し不安がなくなると立ち直ります。
自信がつき学校に行こうとした時に親が出来る事は不安を取り除くサポートをしてあげる事です。
私は、子供が小学校に入学してから1学期の修了まで毎日子供と一緒に登校した経験があります。
教室まで行き授業の準備までして帰宅後に会社に出勤していました。
家でも会話やスキンシップを欠かさずしていました。
1学期で自信がついたのだと思いますが、2学期からは子供が1人で学校に行く様になりました。
親が子に寄り添い、自信をつけるためにどうしたらいいかを一緒に考えてサポートしてあげる事が立ち直りは早いかもしれません。
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