ひとつのテーマについて賛成・反対に分かれて議論を行い、その際第三者に説得するように議論をすることを「ディベート」と言います。
教育でも取り入れられているディベート、高校生向けにはどんなディベートテーマがあるのか、盛り上がるテーマや面白いテーマの例なども気になりますね。
ここでは高校生向けの盛り上がる、または面白いディベートテーマの例、またディベートをスムーズに進めるためのコツやディベートの効果についてまとめています。
高校向けのディベートテーマを探している先生や面白い、盛り上がるテーマはどんなものがあるのか気になる場合など、ディベートについて詳しく紹介しているのでぜひご確認ください!
高校生向けディベートテーマで盛り上がる例5選!
高校生に向いたディベートテーマ、まずは盛り上がりやすいおすすめのテーマを紹介していくのでぜひチェックしていきましょう。
「勉強と部活どっちが大事?」
勉強と部活どちらを優先する、またどちらが大事だと思うかは高校生にとっても重大なテーマのひとつで、盛り上がりやすいディベートテーマとしてもおすすめです。
「学校の制服は必要?」
これも高校生にとっては重大なテーマのひとつで、制服が必要かそうでないか、なぜそう思うかなど生活に沿った内容で盛り上がりやすいです。
「学校にスマホは持ってきて良いか」
高校生のスマホ普及率はかなり高く「スマホを持つべきか」はあまり盛り上がらない話題となっていますが、学校にスマホを持ってきて良いかは生活への関わりも大きくおすすめです。
「高校生のアルバイトはあり?」
これも自分達の生活に関わるテーマでアルバイトをしたいけれどできないという生徒がいる可能性もあり、盛り上がるディベートテーマとしておすすめします。
「今後車は必要か」
車が生活に必要な田舎の場合と都会では反対・賛成のバランスも大きく変わる可能性があるものの、高校を卒業すれば免許を取得する生徒も多く将来を見据えて討論が出来ます。
高校生向けディベートテーマで面白い例5選!
盛り上がるテーマは生活や自分の関わりが大きいものがおすすめで、一方それだけではなく面白い、変わったディベートテーマも参加していて楽しめるのでおすすめです。
「義理チョコへのホワイトデーって必要?」
バレンタインデーは学校でも義理チョコとしてクラスメイト全員にほんの少しチョコを送るなどしている場合も多く、そんな場合にもホワイトデーは必要なのかという議論は盛り上がりやすいです。
「LINEの既読スルーはあり?」
高校生のスマホ普及率は先程お話した通りかなり高くLINEも使われているため自分達と関わりが深いテーマとなっていて、楽しめるディベートテーマとしておすすめです。
「ラーメンとカレーどっちが国民食?」
日本人で食べたことがないことはまずないカレーとラーメン、どちらが国民食なのか、多く食べられているのかを議論するのも面白いテーマでおすすめです。
「夏休みの旅行は海か山か」
家族で旅行なども多い夏休みのお出かけ先、海が良いか山が良いかは個人の性格や嗜好によって分かれやすく、楽しめるディベートテーマになっています。
「男女の友情は成立する?」
恋愛などへの関心も高まる高校生ならではのディベートテーマで、男子や女子、友達の影響など意見の幅も広くなりやすいので盛り上がります。
ディベートのルールや進行のコツは?
ディベートは最初にお話した通り対立する意見で討論するだけではなく第三者を説得するために議論することが大切なので、まずはこの基本ルールをきちんと理解しておきましょう。
ディベートのやり方
- テーマを用意する
- 賛成・反対側に分かれる
- 片方が立論する
- 質疑応答時間
- 交代する
- 反駁する
- 質疑応答時間
- 交代する
あとは反駁→質疑応答を繰り返し、どちらが良いかの判断は第三者が決定することになるため、決して相手チームを論破することが目的ではありません。
ディベートの役割
ディベーター
賛成・反対に分かれて議論を行うグループのことであり、1チームおよそ3~5人になるように調節するとバランスが取れやすいです。
ジャッジ
第三者、つまりディベートを聞きどちらの意見が良いか決定する役割で、多数決になる場合もあるため奇数で揃えておくとスムーズです。
進行係
進行係は言葉通りディベートを進行する役目で時間管理の役割も持ち、開始の宣言や終了の宣言、時間管理、また最終的にジャッジの判定が出来なかった場合の勝敗を決めます。
時間配分についてはそれぞれやりやすい時間で決めて問題ありませんが、多くの場合以下のように決められているので参考にしてください。
- 総合時間:44~70分
- 立論・反駁:4~6分
- 質疑:3分
高校生の場合は1時間以内で区切るように調整したほうが他の授業とも合わせスムーズにできるので、それぞれの授業時間も合わせて考えてみましょう。
ディベートはただの口論ではなくその結果第三者がどちらを支持するかを競うものであり、そのための分析力や判断力、協調性などが育ちます。
また聞いている人に理解しやすい説明ができるようになるなど今後の人生においても役立つ事が多く、高校生でディベートを行うメリットは大きいんですね。
白熱して盛り上がったディベートをまとめるには?
時間が過ぎてしまった、それならまだしも喧嘩になってしまった、結論がまとまらないなどのトラブルもディベートではよくあるので、注意点やコツもチェックしていきましょう。
日頃からあまり発言しない、自分の意見を言えない生徒の場合はディベートでも発言しにくく、その結果目立つ生徒の意見が採用されてしまうなども考えられます。
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