学業の始まりを告げる始業式。
生徒にとっても先生にとっても、休み明けの一番最初の式典ですね。
これから始まる学業に向け、気持ちを切り替えるための大切な時間でもあります。
そのなかには、必ず校長講話がありますよね。
校長先生にとって、式典のたびに講話を考えるのは大変なことです。
今年はどんな話をしようか?
どうすれば生徒たちにちゃんと話を聞いてもらうことが出来るだろうか?
そんな始業式での講話に頭を悩ませている校長先生、安心してください!
この記事では、2学期の始業式での講話に使える例文をご紹介していきます。
式次についてや、講話で話す内容や長さなど、各ポイントもまとめていくのでぜひこれからの講話の参考にしてくださいね!
- 中学校2学期始業式の校長講話例文!
- 校長講話の作法とは?
- 2学期始業式の式次第は?
- 参考になる校長講話例!
中学校2学期始業式の校長講話例文!
はじめに、校長講話の例文をひとつご紹介していきます。
みなさん、おはようございます。
今年もまた猛暑日が続き、暑い毎日を過ごしたことでしょう。
そんな暑さにも負けず、夏休み中には多くの部活動がそれぞれの大会に力を注いで頑張っていました。大変素晴らしいことですね。
さて、いよいよ2学期が始まりますが、2学期は一年で一番長い学期ですね。
すなわち、たくさん成長する時間があるということです。
私はみなさんに、この2学期に「挑戦」をしてほしいと思っています。
みなさんは「サーカスの像」という有名な話を知っていますか?
サーカスの像は、片足を細い鎖で繋がれています。
そんな細い鎖なら、引っこ抜いて逃げ出せると思いませんか?
しかし像は逃げ出さないんです。なぜでしょう?
答えは、「自分には力がない」と思い込んでいるからなんです。
この像は、幼いころからずっと鎖に繋がれて育ってきました。
逃げ出そうと思っても、小さな体では鎖を引きちぎる力が無かったんです。
そうして大人になってからも、幼いときの「力がない」という思い込みから逃げ出すことはないそうです。
みなさんもこのサーカスの像のように、「自分には出来ない」と潜在的に思い込んでいることがあると思います。
無意識のうちに「自分にはこれは出来ない」と決めつけていませんか?
しかしそれは、自分の可能性を捨ててしまうことになります。
「出来る」と思ってやれば、出来ることはたくさんあります。
ですからこの2学期には、今まで出来ないと思い込んでいたことにも「挑戦」してほしいと思います。
勉強も部活動も、それ以外のこともそうです。
特に今学期には体育祭や文化祭など、行事がたくさんありますね。
どんなことにも、全力で「挑戦」する、そんな2学期にしてください。
まだ暑い日が続きますので熱中症には十分気を付けて、ひとりひとりが有意義な時間を送りましょう。
この例文のポイントは、「挑戦」というひとつのキーワードについて、自らが感銘を受けた有名な話をもとに生徒にもわかりやすくまとめていることです。
独りよがりで話が進まないよう、生徒に同意を求めるような語り方も入れています。
このように教訓になるような話をわかりやすく、簡単にまとめて話してみてください。
いかにも校長講話といった堅苦しい文章にならず、聞きやすい印象になりますよ。
校長講話の作法とは?
校長講話の作法ですが、
- 呼ばれたら礼をして移動
- 登壇して礼
- 演台の前に立って礼
- 講話
- 終わったら礼
- 降壇の前に礼をして元の場所へ移動
だいたいどのような式典でもこの流れで十分でしょう。
より大切なのは、講話の中身です。
ではどのような内容を伝えるべきなのでしょうか?
校長講話=教育的な話です。
行事のたびに行われる「校長先生のお話」というのは、いわゆる生徒に教えを説くための話です。
生徒の教訓になる内容を伝えるようにしましょう。
具体的には、以下の4つの点に気をつけてください。
- 生徒にわかりやすい(生徒に理解できるように話す)
- 時機に合っている(その行事に合った講話をする)
- オリジナル性がある(自分の言葉や学校の話を入れる)
- 3分以内にまとめる(内容はスッキリと、800字程度にまとめる)
また、一年の間に何回も行われる校長講話は、どうしても同じ内容になりがち・・。
しかし生徒の心に響く講話をしたいのなら、しっかり話題を集め、同じ話をしないように心がけてくださいね!
2学期始業式の式次第は?
- 開式の言葉
- 校歌斉唱
- 校長講話
- 閉式の言葉
2学期は式の後に表彰式が行われる場合が多く、始業式自体は簡単に行われることが多いです。
また最近では熱中症対策を考えて、校長講話も長くなりすぎないように注意が必要ですよ。
式に望む生徒はどんな心境?
長い休みが終わり、最初に行われるのが始業式です。
大人であっても休み明けの初日は憂鬱になりますよね?
子供も同じく、始業式に望む生徒の多くは嫌だなぁと感じているでしょう。
特に、暑いなかでの長い校長講話の時間は退屈以外の何物でもありませんよね。
そんな生徒たちに退屈な話だと聞き流されないよう、話は短く、わかりやすくをしっかり心がけてください。
参考になる校長講話例!
それでは、ここで参考になる講話例を3つほどご紹介していきます。
例1
今日はcommitmentという言葉についてお話します。 人は何かをやろうとする時には、まず自分がやろうとすることを宣言します。 宣言することでその言葉をより責任を持つものにします。 commitmentとは、語源的にはラテン語の「一つに組み合わせる・委ねる」という意味であり、人に任せる「委託・委任」という意味になります。 委託は約束によって生まれることから自分に任せられた責任の大きな約束となり、責任・公約という意味でも使われます。
commitは「約束する」という動詞になりますが、企業では、commitの最上級の表現としてfull-commitという言葉が使われる時があるそうです。 特に重要な契約や案件、計画などに関与する場合などには「full-commitします」などと宣言し、会社内外に強い意志や決意を示すそうです。 また「top-commitment」という言葉もあり、企業のビジョンや環境問題への取り組みなどを含んだ表明を意味します。多くの企業のHPなどで表示されています。
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