「預かり保育」は仕事をしているお母さんのためのもので、専業主婦だと利用できないのでは…と思っていませんか?
しかし、専業主婦でも用事や体調で預かり保育を利用したいときもありますよね。特に夏休みは期間も長いので、利用できたらいいなと考えているお母さんも多いのではないでしょうか?
専業主婦のお母さんが夏休みに預かり保育を利用する方法についてご紹介していきます。
夏休み預かり保育を専業主婦でも使えるの?
預かり保育とは、「保護者の希望に応じて、4時間を標準とする幼稚園の教育時間の前後や土曜・日曜、長期休業期間中に、幼稚園において教育活動を行うもの。」と文部科学省にて定められている制度です。
全ての幼稚園にて実施しているわけではないのですが、長期休業中でも実施している団体が近年増加傾向にあります。
国の規定では特に対象者や条件は指定されておりませんので、基本的には専業主婦の方でも利用することが可能です。ただし、地域や幼稚園により独自に対象者や条件を設けているところもあるため事前に確認が必要です。
夏休み預かり保育を利用する場合の理由の書き方は?
預かり保育を実施している幼稚園により理由を問うところと問わないところがあります。理由を聞かれない場合は、「子どもと仲の良いお友達が行くから」「たまにはお母さんも羽を伸ばしたいから」といった理由で気軽に利用するお母さんもいます。
一方、中には理由の記入を求める幼稚園や理由の中で更に条件を絞っている幼稚園もあります。希望者が多い幼稚園ですと「両親の就労」「兄弟の学校行事への参加」「出産」「保護者の病気」「介護」などといった条件に限った場合のみ申し込み可能なところもあります。
そのため、まずは申し込もうとしている幼稚園が申し込みにあたってどのような条件や書類の提出を求めているのか事前に確認しておきましょう。
特に条件はないけれども、理由の記入が必須な場合どのように書けばよいのか悩んでしまいますよね。そこで、お母さんたちが預かり保育をどのような理由で利用したことがあるのか一例をご紹介します。
・下の子どもを妊娠中でつわりがひどかったため
・下の子どもの出産直後だったため遊びに連れて行ってあげることができず可哀想な思いをさせてしまうため
・自身の免許更新のため
・冠婚葬祭のため
・母親が職業訓練校に通うため
しかし、上記以外にも「育児に疲れてしまって休養が欲しい」というお母さんもいますよね。そんなお母さんに朗報!中には「リフレッシュ」という項目を設けており、育児からのリフレッシュのために預かり保育を受け入れている幼稚園もあるのです。
ただし、預かり保育が常に申し込みが多いような地域ですと受け入れが難しい可能性もあります。また、リフレッシュ目的で受け入れてくれる幼稚園は近隣だと私立のみで預かり料金が高いというところもありますので、事前に下調べしておきましょう。
中には「近隣は受け入れ条件が厳しいので、嘘の理由で申請をしてもいいのかな?」と考えるお母さんもいますが、嘘の申請はやめてください。
例えば「体調不良」で申請して預けたにも関わらず、お洒落して街中を歩いている姿を見られたら悪い噂が立つのは言うまでもありませんよね?そうなると子どもが「お母さんは嘘つき」とレッテルを貼られていじめられてしまうかもしれません。嘘はどこかでバレてしまう可能性があり、家族の信頼をなくしてしまうので絶対にやめてください。
夏休み預かり保育利用時に子供に泣かれた・・・ どう対処する?
預かり保育に連れて行こうとしたら子どもが大泣きしてしまった!そんな場面に出くわすお母さんも少なくありません。預かり保育に連れて行く前に子どもへの説明や泣いてしまったときの対応についてご紹介します。
既にお母さんをしている皆さんはお気付きでしょうが、子どもは大人以上に人の感情に敏感です。そのため、お母さん自身が少しでも「大丈夫かな?」という不安な気持ちを持っていると子どもは察して不安になり泣いてしまいます。罪悪感を持って預けることも同じです。
泣いてしまう子どもを見てお母さんが益々不安になり更に子どもが泣いてしまう…という悪循環が生まれることも多いです。
預かり保育を利用するお母さんの中には、「お母さんとしてダメなんじゃないか」という罪悪感を持つ人も少なくありません。しかし、今や多くのお母さんが利用しています。それにそれでお母さんの負担が減り心に余裕が出来て子どもに愛情たっぷり注いであげられるのであれば、その方がいい親子関係ができるのではないでしょうか。堂々と送り出してあげてください。
繰り返しとなりますが、まずはお母さんが心から安心して送り出してあげることが大切です。「楽しいところ」「お母さんが嬉しい」ということ伝えてあげてください。子どもはお母さんが嬉しそうなのが何より嬉しいのです。
しっかりとした理由がある場合、例えばお仕事がある場合は「○○が幼稚園に行っている間、お母さんもお仕事頑張ってくるね。」と説明してあげると子どももより安心するでしょう。
そして、お迎えのときに「いい子にしててくれたからお母さん本当に助かった。いい子だね。偉いね。」とたくさん褒めてあげてください。お母さんが笑顔で迎えに来てくれる場所となれば、子どもにとってもいい場所となるのです。
預かり保育の上手な利用方法とは?
預かり保育を実施している幼稚園により、条件は異なります。そのため、長期休暇中は対応しているのか・どういった条件であれば利用できるのかというのは事前に確認しておきましょう。受け入れ体制に応じ自分の状況を考えながら活用してください。
近隣幼稚園の預かり保育で適した制度がない場合、預かり保育以外にも利用できる制度があるので諦めないでください。
例えば、ベビーシッターや家事代行を当日予約することができるサービスを提供している会社があります。病気を持っている子どもでも事前に条件を設定して申し込むことも可能です。
▼キッズライン(ベビーシッター、家事代行)
https://kidsline.me
▼mamacoco(ベビーシッター)
https://mama-coco.jp/lp/ps001/user/register.html?gclid=CjwKCAjwqqrmBRAAEiwAdpDXtCDRELW9z81ewcyt6kNBLhQto2n47pUmW9vDUFXM5lVTZKpmeenuzRoCVRwQAvD_BwE
系統が少し異なりますが英語漬けの環境で子どもを預けられるサービスを提供している英会話スクールもあります。
▼kids Duo
https://www.kidsduo.com/about/
厚生労働省の指示の下、待機児童が50人以上いる市町村では「保育コンシェルジュ」を設置しています。そのため、なかなか受け入れてもらえない場合や困ったことがあれば相談することが可能です。
▼保育コンシェルジュ 厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-11907000-Koyoukintoujidoukateikyoku-Hoikuka/0000118006.pdf
まとめ
今回の記事のポイントをまとめてみます。
2.幼稚園により理由の提示や条件を定めているところがあるため事前に確認が必要
3.子どもを預けるときはお母さんが罪悪感を持たない・不安にならない
4.預け先がない場合にはベビーシッターのサービスも探そう!
専業主婦でも家事に育児に忙しいですし、用事もありますよね。またたまにはリフレッシュが必要なときもあります。制度を活用して、お子さんと良い親子関係を築いていってください!
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