学級通信は、学校の様子を保護者や家族に伝える伝達ツールの一つです。大事なお知らせを書いたり、伝えたいメッセージを盛り込むことで学校と家庭を繋ぐことができます。
学級通信を作るのは大事なことは周知の事実です。しかし、分かりつつも億劫に感じている人や頭を悩ませている人も多いのではないでしょうか。できれば「テンプレートが欲しい」と思う人もいますよね。
そこで、今回は特に夏休み前にフォーカスを充てて、学級通信をどのように書いたらよいのか悩んでいる先生が使える例文をご紹介します。
夏休み前の中学生向けの学級通信に何を書くべきか
夏休みは生徒が浮かれるときです!ついつい気持ちが緩みんでしまい、不摂生な生活やリズムの乱れる生活を送りがちです。中学生がやりがちな夏休みの行動として、以下のようなことが挙げられます。
・朝遅くまで寝てしまう
・1日中遊んでばかりいる
・栄養の偏った食事をする(冷たいものばかり食べてしまう)
・校則違反なことをする(髪を染める、ピアスをあける)
こんな行動や生活を1ヶ月以上過ごしてしまうと、夏休み明けに学校への復帰が難しくなってしまう生徒もいます。私自身も元々朝が弱いこともあり、休暇中はお昼近くまで寝てしまい親に怒られていました。結果、夏休み明けに早く起きて学校に行くのがとても辛かったです。
しかし、一方で夏休みを有効に活用した学生は夏休み明けにぐんと成長することもあります。夏休みの過ごし方次第です。やはり先生としては、自分のクラスの生徒には充実した夏休みを過ごし9月から成長した姿で会いたいですよね。
そういった背景を踏まえて夏休みにハメを外しすぎないよう注意喚起を促すメッセージを入れることが大切です。ただし、単純に「気をつけましょう」だけでは生徒の心にも保護者の心にも残らないので、少しユーモアを加えて発信するようにしましょう。
▼動画も参考にしてみてください。
【夏休みに一気に成績を上げる方法】中学1年生・2年生(TOPS吉津校)
夏休み前の学級通信中学1年生向け 文章例
1年生は小学生から環境が変わり、緊張した1学期を終えたところです。そのため、まずは「1学期お疲れ様でした」ということを労ってあげてください。それと同時に大人の階段を登った感覚を持ち、気が大きくなる可能性もある時期です。
「自分は中学生になったんだ!」という意識があり、小学生扱いをされることを嫌がる世代でもあるため、小学生と同じ接し方をしないように注意する必要があります。
<例文>
4月に入学してから早3ヶ月が経ちましたね。慣れない環境でお疲れ様でした。
だいぶ中学校にも慣れてきた頃でしょうか。
保護者の皆さまには、お子さんが新しい環境で慣れない中頑張っているところをご支援ありがとうございました。もうすぐ待ちに待った夏休みですね。
夏休みはゆっくりと羽を伸ばして疲れをとってください。夏休みは生活リズムが乱れて、ハメを外しやすくなる時期でもありますので、特に夏休みの間はお子さんの様子を注意してみてあげてください。
9月にまた一回り大きくなった元気な姿を見れるのを楽しみにしています。【夏休みに気をつけたいこと】
□夏休みでも早寝早起きをする
夜更かしや遅く起きる習慣をつけてしまうと、新学期から学校に来るのが辛くなってしまいます。
また、夜10時から2時はゴールデンタイムです。この時間に寝ていると身長が伸びたり肌が綺麗になったりします。
自分の体のためにもしっかり睡眠をとるようにしましょう!
□毎日机に向かう
ついつい緩みがちな時期ですが、毎日机に向かって勉強することを意識しましょう。
「勉強」は問題集を解くだけではなく、本を読むことも入ります。
【宿題】
夏休みには以下の宿題を出しています。
〈宿題の列挙〉
2学期最初に提出です。忘れないように計画的に取り組みましょう。
【最後に】
夏休みは上手く活用できると、ぐんと大人になれる時期です。
日頃の疲れを癒してゆっくり羽を伸ばしつつ、節度をもった生活を心がけましょう!
夏休み前の学級通信中学2年生向け 文章例
2年生は学校生活にも慣れ、たるみやすい時期となります。そのため、2年生の夏休みが1番危ないとまで言われているほどです。成績の良かった私の妹も中学2年生のときにすっかりたるんでしまい、夏休み明けのテストはボロボロだったということもありました。
2年生は「自分が先輩になった」という意識もつく時期です。そのため、先輩としての背中を見せて欲しいことを匂わせた内容にすると効果的です。
コメント