社会生活をしていたら、誰しも一度は悩む人間関係。子どもは学校や習い事、大人は職場や近所付き合いなどなど。人間関係と一口に言っても、その内容も様々です。
その中でも特にイヤなのが「悪口」です。わざと聞こえるように言ってくる人っていますよね?
私も、子どものときも、大人になってからも言われたことがあります。悪口を言われた当日は、本当にイヤな気持ちでした。
家に帰ってからも、ずっとそのことを考えてモヤモヤモヤ…テレビを見ても、漫画を読んでも、気分が変わらずモヤモヤモヤ…
「なんで私があんな風に言われなきゃいけないの!!!」”腹わた煮えくり返る”とは、まさにこのこと。
または、「私はあんな風に言われるほどダメな人間なんだ…私なんて…」と、自分を責めたり、悲観的になってしまうことも。
でもちょっと待ってください!あなたは何も悪くありません!悪いのは、みじめなのは、どう考えても、悪口を放つ相手です!
さらに、こんな疑問や悩みもお持ちではありませんか?
- 「どうしてあの人は私に聞こえるように悪口を言うんだろう?」
- 「聞こえるような悪口には、どう対応するのがベスト?」
- 「悪口で相手を訴えることも出来るのかな?」
この疑問や悩みをすべて解決します!
そのヒントとなる大前提として「悪口を言われたらあなたの勝ち!」ということです。
悪口を言われてイヤな気持ちになっているあなた。負けた気になっていませんか?
でも実は真逆です!あなたが勝っているのです!
具体的にはどういうことなのか?
私の実体験を交えながら、次のポイントを解説していきます。
- 悪口を言われたら勝ち!とはどういう意味?理由は?
- 悪口を聞こえるように言う人の心理とは?
- 悪口を言う人への対応はどうするべき?
- 悪口に対して訴えることは可能?
5分くらいで読める記事です。読み終えた時には、悪口を言う人への対処法を攻略できていること間違いなし!
明日から、会社や学校に向かう足取りも軽くなることでしょう♪
それではさっそくいきましょう。
悪口を言われたら勝ち!その理由は?
具体的に悪口を言われたら勝ち!とはどういうことか?その理由も説明します。
結論から言うと…悪口を聞こえるように言う人(相手)は、
- あなたを羨んでいる人
- 何かしらの不満があり、他人への悪口でしか憂さ晴らしできない可哀想な人
この2通りです!
1つずつ解説していきます。
①あなたを羨んでいる人
- 相手はあなたを自分より上に見ている
- あなたに一目置いている
- 悪口を言うことで、あなたの価値を下げたい、貶めたいと思っている
ということです。
その時点で、あなたの方が勝っていることが分かりますね!
具体的には…女の子によくあるパターンを紹介します。
クラスに、とても可愛い子がいたとします。
可愛い子って、可愛いだけで妬まれたり、陰口を叩かれる…ありがちですよね。それは、可愛い子を「羨ましい」と思っているから悪口を言うのです。
こう考えると、悪口を言っている方が可哀想でみじめな人だな…と思いますよね?
残念ながら、私は可愛いことが原因で悪口を叩かれたことはありません(笑)が、友達がそのターゲットになっていたことはあります。
可愛いというだけで「ぶりっ子だ」「男好きだ」などなど…ひどい言われようでした…。だいたいそういう発言をする人は、彼氏がいない&大して可愛くない人でした。笑
②何かしらの不満があり、他人への悪口でしか憂さ晴らしできない可哀想な人
このパターンは、本当にただの「とばっちり」「八つ当たり」です。あなたに聞こえるように悪口を言うことでしかストレス発散できないのです。
現状が辛くて、逃げ出したい…そのために他のこと(悪口)にエネルギーを注いでいるのです。とっても可哀想な人ですね。
その一方、自分には、他人にぶつけるような不満はないですよね?
ということは、相手より幸運ということ。その時点で、勝っています☆
悪口を聞こえるようにわざと言う人の心理は?
悪口を言われたら勝ち!という意味は分かっても、やはり疑問は残ります。
- なぜ聞こえるようにわざと言うのか?その心理は?
- 何をねらって聞こえるように悪口を言っているのか?
- 悪口をわざと聞こえるように言う人は、どんな性格をしているのか?
この3つをそれぞれ解説していきます。
①なぜ聞こえるようにわざと言うのか?その心理は?
直接言えない & 言い返されるのが怖い
意外なことに、この理由が多いのです!
このタイプの人には、
- 「聞こえてますけど。」
- 「直接言ってください。」
などハッキリ言い返すと、だいぶひるみます。
私の友達の実体験を紹介します。
職場で、パーテーション越しに自分の悪口を聞かされていた友達。パーテーション(薄い板)ですから、上司も友達に聞こえているのは承知していたと思われます。
最初は、友達も何も言わず、悪口が終わるのを待っていました。終わったら、パーテーションの奥から出てきて、普通に挨拶をして退勤していたそうです。
しかし、悪口が続き、うんざりしていた友達。嫌な気持ちを回避しようと対策を考えました。
いつものように悪口が聞こえてきたある日…意を決して、悪口の最中にパーテーションの奥から出て行き、上司に一言。
それからというもの、全く悪口は言われなくなったそうです!
勇気を出して直接聞いてみて良かった、と友達は話していました。
相手が悪口を言われて傷つくのを楽しんでいる
この文章だけ見ると、本当に性格が悪いなーと思いますよね。人が傷ついてる姿を見ることしか楽しみの無い、とても可哀想な人。
一種の病気とも捉えられます。
②何をねらって聞こえるように悪口を言っているのか?
続いて、悪口を放つ相手にも、何か意図(ねらい)があるはずです。
どんな意図(ねらい)があるのでしょうか?
自分の権力を誇示したい
自分には悪口を堂々と言う権利がある、と思っています。その権力を誇示したいのです。このタイプの人は、根回し上手&カースト上位の人が多いです。
その奥底にある心理としては…
- 人を悪く言うことでしか、自分の価値を認められない
- 人を悪く言うことで、自分の欠点や弱さを隠そうとしている
ということが考えられます。
構ってほしい
人々の気を引きたいというタイプです。いたずらや嫌がらせにしても相手にしてもらえなかった経験があるのかも。
小学生男子は、好きな女の子に対して、悪口言ったりしますよね!
直してほしい
純粋に、直してほしい部分だと思っているパターンもあります。これはごく少数派です。
心理学的には、悪口や批判などの8割は、言う側に問題があるとされています。2割程度は、本当に自分のためになる悪口や批判があります。
自分を客観視してみて、改めて見直してみるのも良いですね。
もしくは、近しい友人に「こう言われたんだけど、どう思う?」と相談してみるのも良いでしょう。
③悪口をわざと聞こえるように言う人は、どんな性格をしているのか?
ずばり!次の3つが当てはまります!
嫉妬心が強い
他人を妬む気持ちが強い人。
小さい頃から、人と比べられて嫌な思いをしてきた場合が多いです。あまり褒められずに成長したのかもしれません。
寂しがり屋さん。かまってちゃん。
誰も構ってくれない、相手にしてくれなくて寂しいのです。こういう人はマイナスのエネルギーを出しています。
自然と周囲から人がいなくなります。だからこそ、悪口を大声で言うことで注目を浴びようとしているのかも。
自分に自信が無い
自己肯定感が低い人が多いです。
もっと言うと、自己肯定感を高める手段として、「他人を悪く言う」ことしかできない人です。
自分の悪口が聞こえたらどう対処する?
続いて、具体的な対処法を5つ紹介します。
①相手にしない
どのサイトや文献を見ても、一番に出てくるのがこの対処法!
悪口を話す人は、自己肯定感が低く可哀想な人が多いです。どのタイプの相手にも有効な対処法です。自分を利用して自己防衛している可哀想な人だと同情してあげましょう。
- 「悪口言われちゃったな~」
- 「何か心に闇を抱えている人なのかも。可哀想に…」
と悪口を受け流しましょう。
時には、悪口の中にも、本当に自分が改善すべきところもあります。自己分析は生きる上で大切です。
意見を受け入れるかどうかは別として、悪口を1つの意見として頭の片隅に置いておくことも一つの手。
②逃げる
「①相手にしない」と似ていますが、こちらもおすすめです。
逃げるが勝ち!です。
悪口に正面から向き合うのは避けた方が良いでしょう。職場や学校での集団の場となると、面倒なトラブルに発展することも。派閥があれば、なお面倒。
どうしても関わらないといけない場合は、なるべく接点を持たないようにしましょう。
例えば…
- 休憩時間は、相手がいないような場所を選ぶ。
- 飲み会では、相手から離れた場所に座るようにする。
③第三者に愚痴を吐かせてもらう
静観が最善。そうと分かっていても、こちらも人間です。イライラや嫌な気持ちを爆発させたい時もありますよね。
ただ、直接言い合いをしてトラブルは避けたいという方には、おすすめの対処法です。
愚痴を聞いてもらい、共感してもらうと、ストレス発散になります♪
ここで気をつけたいのは、「信頼できる人」にだけ愚痴ることです。
うっかり口が軽い人に話すと、よくよく自分が愚痴っていたことが広まり…気付いたら、他の人に悪く言われる…なんてことも!
そんな事態は避けたいので、愚痴る相手は慎重に選びましょうね♪
さらに、「その悪口を言ってくる相手を知らない第三者」がおすすめです。
④直接言い返す
直接言い返されると思っていない、気の小さい相手に有効です。だから、ハッキリと言い返されると何も言えなくなってしまうのです。
ここでのポイントは「感情に任せて発言しないこと」です。
ビジネスの場なら、ビジネスのために発言しているスタイルを貫きましょう。
- 「円滑に仕事を進めるために尋ねるのですが…今のは私に対する発言ですよね?」
- 「改善できる部分は善処するので、ご助言お願いします」
などなど。
あえて丁寧に、冷静に、伝えるのがポイントです☆
もし、学校やプライベートの場なら…
- 「今のは私に対しての言葉?だとしたら、はっきり聞かせて。」
- 「直せそうなら、努力してみる」
- 「悪口を言われて不愉快なんだけど、私にどうしてほしいの?」
などなど。
学校やプライベートなら、そもそも関わらなければ良いと思います。しかし、言い返してこないと思って悪口がエスカレートする場合も。
「私は言い返すこと、行動に移すこともできる」というアピールになり、抑止力にもなります。
⑤悪口を言われた直後に超明るく本人に話しかける
これは少々難しい対処法です。
簡単に言うと、悪口を言ってくる相手に対して、超明るく振る舞うのです。
「私はあなたに悪口を言われても、何のダメージも受けていない」というアピールです。
「相手は傷つくのを楽しんでいる、自己肯定感の低い相手」に有効な手段です。
私はこれを実践して小学校時代の悪口・いじめを回避しました。いわゆる「仲間はずれ」にされていた時期がありました。
でも、学校に行かないと家族は心配するし、行かなきゃ…と毎日憂鬱でした。でも、その憂鬱な様子を見せたら相手の思うツボ。
いかなる時も明るく振舞い、授業では先生からの笑いを取るように努力しました。
※幸いなことに、その先生は子ども達から人気のある方でした。
そしていつの間にか、仲間はずれにされるようなことは自然と無くなりました。
悪口を言い続ける他人のことは変えられない。けれど、自分の考え方や行動は、自分で変えられるのです。
悪口に対して訴えることは可能?
そもそも悪口に対して訴えることはできるのか?結論としては、条件が揃えば「訴えることは可能です」。
該当する罪として、考えられるのは2つ。
「侮辱罪」と「名誉毀損罪」です。
侮辱罪は、刑法231条で定められています。「公の場で人を侮辱した場合」に成立します。名誉毀損罪は、刑法230条で定められています。
「公の場で、あたかもそのことが事実であるかのように伝え、人の名誉を傷つけた(人の評価を下げる恐れのある言動をした)場合」に成立します。
どちらも「公の場で」がポイントです。
1対1の面と向かった悪口の場合は、訴えられないということです。
どちらも「親告罪」というカテゴリに入ります。
親告罪は告訴期間が「犯人を知った日から6ヶ月以内」となっています。
あまりにも悪口が続いて、心身共に病んでしまうこともあります。でも、悪口なんて、立証しようが無いし、泣き寝入りするしかない…そんな風に、諦めなくても大丈夫ということです。
法律が守ってくれることもあるのです。
- 「公の場で」
- 「犯人を知った日から6ヶ月以内」
この2つのポイントをしっかり抑えておきましょう!
まとめ
⚫悪口を言われたら勝ち!その理由は?
あなたの悪口を言う人は…
- ①あなたを羨んでいる人
- ②何かしらの不満があり、他人への悪口でしか憂さ晴らしできない可哀想な人
相手はあなたを自分より上に評価しているのです!不満を解消できない、可哀想な人です。
⚫悪口を聞こえるようにわざと言う人の心理は?何をねらってる?どんな性格?
- 直接言えない
- 相手が悪口を言われて傷つくのを楽しんでいる
- 自分の権力を誇示したい
- 構ってほしい
- 直してほしい
- 嫉妬心が強い
- 寂しがり屋さん。かまってちゃん
- 自分に自信が無い
⚫自分の悪口が聞こえたらどう対処する?
- 相手にしない
- 逃げる
- 第三者に愚痴る
- 直接言い返す
- 悪口を言われた直後に、超明るく本人に話しかける
⚫悪口に対して訴えることは可能?
- 条件を満たせば可能
- 訴えるとしたら「侮辱罪」か「名誉毀損罪」
- 「公の場で」「犯人を知った日から6ヶ月以内」がポイント
悪口を言われて対処法を考えているあなた。まずは、「悪口を言われたら勝ち!」という心構えをしっかりと持ってください。
その次に、相手にはどの対処法がベストか考えましょう。
あなたの悪口を言っていた相手はどんな人ですか?
- あなたを羨んでいる人?
- 自己肯定感の低い人?
- 構ってほしい人?
- 憂さ晴らしをしている人?
どれに当てはまりそうですか?
それぞれのタイプにピッタリの対処法を見付けて、実践してみましょう♪
他人のことは変えられません。でも、自分の考え方や行動・言動は変えられます!
明日からの出勤、通学、お出掛けの足取りが軽くなることを願っています♪
Do Your Best☆
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