真っ白なご飯と一緒に食べたり、おにぎりの具として入れたり、とてもおいしい梅干し。
長期的に保存できて、賞味期限なんて言葉は無縁の食べ物って感じがしませんか。
正直私も、腐ったりカビがはえたりせず、ずーっと保存できるものと思っていました。
実際、私の実家でもおばあちゃんが毎年梅干しを漬けてくれていましたが、腐ったりカビがはえたりしたのを見たことがありませんでした。
でも、よくよく見るとスーパーなどに売られている梅干しって賞味期限がありますよね。
あれ、ということは梅干しって腐るの?もしかしてカビもはえたりする?
気になったら何でも調べてみたくなるのが私の性格なので、調べてみました!
梅干しのいろんなこと。
まさか、梅干しにカビがはえるなんて!
せっかく調べたので、梅干しにはえるカビのことや、賞味期限、保存方法までご紹介していきたいと思います。
もしよかったら、参考にしてみてくださいね。
梅干しに白いカビがはえた!食べれるの?捨てた方がいい?
みなさんは梅干しにはえたカビって見たことありますか?
残念ながら私は実際に見たことはありません。
私が食べている梅干しはたいていスーパーで買ったものなのですが、何か月か冷蔵庫に入れていてもカビがはえたりしませんでした。
私のような方は、カビのはえた梅干しなんて見たことがないんじゃないでしょうか。
それもそのはず、スーパーで売られているものには防腐剤が混ざっているので、カビがはえにくくなっているのです。
それに、賞味期限が記載されているので、やっぱり期限を守りますよね。
じゃあ、いつ、どんな梅干しにどんなカビがはえるのでしょうか。
それはずばり、お家で漬けた梅干しです。
お家で梅干しを作っていると白カビのようなものとよく出くわします。
なんだかびっくりですよね。
できあがった梅干しじゃなくて、作る途中でカビがはえるなんて。
でも、せっかく保存食として作った梅干しにカビがはえたら悔しいやら、悲しいやら。
私なら、へこみ過ぎてしばらく立ち直れないかもしれません(笑)
では、そもそも手作りの梅干しになぜ白カビがはえるのでしょうか。
それは梅の実を洗った後しっかり乾かさなかったり、直射日光に当ててしっかり水分を抜かないとカビがはえる原因になってしまいます。
つまり、水分が原因ってことですね。
それと、梅酢にしっかり漬かっていないとこれもまたカビがはえやすくなるので、しっかり梅酢につけましょう。
それでももし、白カビがはえてしまったら、梅を取り出して熱湯かホワイトリカーでしっかり洗って、半日から1日天日干しにしてください。
梅酢はガーゼかコーヒーフィルターでこして、ホーロー鍋でしっかりと煮立たせてから、冷まし、天日干しにした梅をいれて漬けなおします。
でももし、梅酢が変な匂いがしていたり、梅の中にまでカビがはえていたら、潔く捨てて下さいね。
カビが梅の中にまで入ってしまうと、消毒しても殺菌されないので、気を付けて下さい。
ちなみに、昔おばあちゃんが漬けてくれていた梅干しにカビがはえたり腐ったりしていなかったのは、お塩のおかげでした。
おばあちゃんが作る梅干しは、お塩たっぷりでとっても酸っぱい梅干しでした。
なんと、お塩をたくさん使うことで、殺菌効果があり、かびたり腐ったりしない賞味期限のない梅干し、本当の保存食が完成していたのです。
なるほど、やっぱり昔の人はすごいなと感心させられました。
でも、今は健康志向なので、塩分は少なめの方がいいですよね。
お塩が少なくなる分、カビがはえたり腐りやすくなったりはしますが、きっちり、手間をかければ、おいしい梅干しができるというわけです。
もし、おうちで梅干しを漬けるなら、しっかり除菌と乾燥をしてカビをはやさないおいしい梅干しを作りましょう。
梅干しのカビか塩か見分け方!
手作りの梅干しにはえる白カビ。
でも、この白カビって見分けるのが意外と難しかったりするんです。
その代表的なものとして産膜酵母といわれるものがあります。
なにそれ?酵母ってなに?って私も初めて聞いたとき思いました。
ぱっと見は梅酢にうっすら白い膜がはったようになるので、初めて見たら、確かに白カビと間違えるかもしれませんね。
でもこの産膜酵母、全く体に害がないんです!
むしろ梅を柔らかくしてくれる素敵なものなんです。
産生酵母は、酵母の1種で増殖することで、ペクチンやセルロースを分解する酵素を産生するんです。
なので、梅酢が白くにごってしまったと慌てなくても、大丈夫ということです。
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