南千住にある「素盞雄(すさのお)神社」の天王祭2020が6月に開催されます。
勇壮な神輿振りが有名なお祭りなので、ぜひ見てみたい!参加したい!という方も多いのではないでしょうか?
どうしたら参加できるのかな? 地元の町内会に関係ない人はダメかな?と思ったり、お祭りの情報が欲しいと思う人は、これを読めば南千住天王祭2020の情報がわかりますよ!
今回は南千住にある素盞雄神社の天王祭のスケジュールから出店情報、祭りの見どころ、神輿振りの参加方法などを紹介していきます。ぜひ参考にしてみてくださいね!
天王祭南千住2020!素盞雄神社天王祭のスケジュールは?神輿の時間は?
今年のスケジュールは?
「素盞雄神社天王祭2020」
日程
2020年6月3日(月) 大祭式
2020年6月8日(土)、9日(日)氏子まつり
9:30~17:00(入場は16:30まで)
場所
素盞雄神社および周辺氏子区域
〒116-0003東京都荒川区南千住6-60-1
アクセス
・京成本線の千住大橋駅から徒歩約8分。
・日比谷線、常磐線の南千住駅から徒歩約6分。
・都電荒川線の三ノ輪橋駅から徒歩約11分。
※来場数が多く混雑します。公共交通機関を利用しましょう。
陰祭の年の氏子まつりスケジュール(参考)
素盞雄神社天王太鼓会による奉納太鼓
神輿庫前
・午後7時~(土曜日)
・正午~(日曜日)
間道七ヶ町連合渡御(日曜日)
サンパール荒川前~日光街道口の千住間道
・午前9時~正午
町屋地区連合渡御(日曜日)
尾竹橋通りにある荒木田交差点~原稲荷神社
・正午~午後2時30分
連合宮入り
こつ通り(正式名 小塚原通り)
・午後5時~
※2020年の詳細は例年5月以降HPで発表されます。
素盞雄神社天王祭HP
今年は本祭?
2018年が3年に1度の「本祭」だったので2020年は「本祭」ではありません。
「陰祭」では本社神輿はでませんが、町内神輿やこども神輿等、その盛況さには変わりありません。次回の本祭は2021年、その次の本祭が2024年になります。
地元の人にとっての祭りの意義
素盞雄神社の特徴は左右に振る神輿振りの激しさが群を抜いていて他よりも激しいことで有名です。
スサノオが「荒ぶる神」ということで神輿を左右に揺らしてそれを再現しているのではないかと思われます。その勇壮な様は地域の誇りとして受け継がれています。
天王祭の歴史は?素盞雄神社の隠れたパワースポットとは?
天王祭の歴史、本祭と陰祭の違いは?
本社神輿が渡御する三年に一度の御神幸祭を俗称で「本祭」といい、それ以外の年を「陰祭」といいます。
「本祭」は素盞雄神社御本社神輿の渡御があります。
スサノオ神社とは?神社の歴史、スサノオとはどんな神様?
「スサノオ神社」とは、牛頭天王・スサノオを祭神とする祇園信仰の神社で日本各地にあります。荒川区(南千住)にある素盞雄神社は南千住、三ノ輪、三河島、町屋など61町にも及ぶ区域の総鎮守です。
795年に牛頭天王・飛鳥権現の二柱の神が降臨した奇岩を祀って創建したと伝えられています。古くから疫病除けで知られ、安政5年(1858年)江戸にコレラが流行した際は「疫除守」を求めて多くの参詣者が足を運んだそうです。
スサノオ(スサノオノミコト)は、日本神話に登場する神です。
神話の中ではマザコンで、尋常でないほどの怪力で暴れん坊。でも和歌を詠むような文化的な側面もありながら、ヤマタノオロチを退治した英雄でもあるという、とてもパワフルな神様です。
スサノオは「人間と結婚した神様」としても有名です。
ヤマタノオロチを退治した理由が、「クシナダヒメ」です。
「クシナダヒメ」の可愛らしさに一目ぼれしたスサノオは、クシナダヒメを嫁にもらう代わりにヤマタノオロチを退治しようと申し出たのです。めでたく「クシナダヒメ」と結婚する事ができました。
お母さんが大好きで、やんちゃな性格と聞くと、わがままな子どものような神様に思えてきますね!
スサノオ神社のパワースポット瑞光石とは?
御祭神スサノオ大神・アスカ大神が光を放ち降臨した小塚の中の奇岩を「瑞光石(ずいこうせき)」と言います。降臨した時に「我々をこの地に祀れば、疫病を祓って福を呼び込んでこの土地は栄えるだろう」と御神託を授けました。
瑞光石は富士塚内に境内に祀られていますが残念ながら現在登ることはできません。でもこの場所に行くだけでパワーを感じると言われています。
蘇民将来子孫也とはどんな意味?
「蘇民将来」は、「蘇民将来説話」の中に現れる人の名前です。
蘇民将来という人物はスサノオに宿を貸した人物で、スサノオはそのお礼に「茅の輪を飾り、蘇民将来の子孫の家ですと書いたお札を付けていれば厄災や禍を除くことができる」と告げたことから、「蘇民将来子孫也」とお札や護符に記されるようになったのです。
天王祭南千住2020みどころ3選!神輿振り・出店・天王太鼓!
神輿振り(二天棒について)
勇壮な神輿振りを支える国産ヒノキで作られた長柄四間半(8.1m)の二天棒(棒が2本)。
都会の神輿は「棒4本」が多いのですが、田舎の細いあぜ道だと4本では神輿が通るのに狭すぎるので、2本になったと言われています。昔は南千住も田んぼが多かったのでしょうね。
神輿を笛の合図で左右に90度近くまで大きく傾けることを繰り返し地面すれすれまで左右交互に倒し振り合います。神輿を沈みこませて、一気に持ち上げて神輿を反対側に振ります。
知らない人が見たら神輿が横倒しになるので「危ない!」と驚くかもしれません。そのくらい大変荒々しく勇壮な情景です。
【動画】激しい神輿振り 天王祭2018 素盞雄神社例大祭「本社神輿渡御・神輿振り」No.2 『4K』
神輿は地元民でなくとも担げるのか?
各町内会で担ぎ手募集をしているところがあります。
ポスターやホームページで詳細を確認できます。
半纏の貸出しは無料としているところが多いので是非参加してみてくださいね。
ポスターに記載されている参加方法は「直接出向く」か「連絡先に電話」するものなので、地域に関わっていない人は、ちょっと緊張してしまいそうですね。
出店について
また、天王祭の同時間帯には、縁日屋台の露天が道沿いにおよそ100店舗出店します。参道を埋め尽くすほど露店が並び、多くの人で歩くのが大変なほど賑わいます。
東京 南千住 素盞雄(すさのお)神社 天王祭 南千住二丁目の神輿 2016.6.4
※6分37秒くらいから出店の様子が見えてきます。
天王太鼓
「本祭」で本社御輿を先導する直径六尺(1.8メートル)の超大太鼓には素盞雄尊ゆかりの魔除けの言葉「蘇民将来子孫也」が書かれ、太鼓の上には平和の象徴かんこ鳥がのせられています。
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