保育園に通う子供は毎日色んな刺激を受けて帰ってきます。先生やお友達との会話からどんどん知識欲も刺激され、知りたい欲求が増えてきますよね。お子さんの「どうして?」「なぜ?」は知識への第一歩。しっかり答えてあげたいのが親心。
でもそもそも七夕ってなんだっけ?笹ってどうして飾ってるんだろう?改めて質問されてすぐに答えられますか?私はちゃんと答えられませんでした。答えられない時お子さんはどんな顔をするでしょうか。悲しそうな顔?それとも少しがっかりした顔?そんな顔させたくありませんよね。
親が知らないと子供に説明できませんよね。実は七夕は一つの伝説と二つの行事が重なって出来たんですよ。子供の質問にきちんと答えて、知的好奇心を満たしてあげましょう。それが子供の知識欲を刺激し、お勉強が好きな子への入り口になります。
今思えば、私のどうして攻撃に飽きもせず答えてくれた母親にとても感謝しています。簡単な質問には答えてくれたし、年齢が上がるにつれ難しくなる質問には辞書を引っ張り出してきて一緒に調べてくれました。今はネットで検索して調べるのが簡単になっています。どうぞ、この記事を読んでお子さんの疑問に答えてあげてください。
織姫と彦星の伝説
神様の娘で織姫という女の子がいました。女の子はとても働き者でしたが、働くことしかせず、綺麗な服を着たりお化粧をしたりしませんでした。お父さんである神様は、働き者の人間の彦星と結婚させます。二人は幸せに暮らしましたが、二人共働かなくなってしまいました。怒った神様は二人を大きな川の両岸に離れ離れにして、一年に一度しか会えないようにしました。という中国の伝説です。
なんとなく聞いたことあるお話ではないでしょうか?神様は自分が結婚させたのに、いざ結婚してお互いしか見えないような状況になると怒ってしまったんです。ちょっと勝手ですよね。でも神様は強すぎて逆らえないです。私の頑固な父親を思い出させられます。
乞巧奠(きこうでん)
織姫にあやかって、女の子が裁縫が上手になるように七月七日にお願いする中国の行事です。元々は裁縫だけに針をお供えしていたんですよ。それが日本に伝わると、裁縫だけではなく、習い事の上達を願うように変化しました。
今では上達を願う願い事より、将来の夢を書くお子さんのほうが多いのではないでしょうか。私の子は保育園児のとき、まわりのお友達が「ケーキ屋さんになりたい」「プリキュアになりたい」なんてかわいい夢を書く中で「普通のサラリーマン」と書いていて反応しづらかったです。
棚機(たなばた)
昔の日本の行事です。今の様に食べ物がたくさん無い時代、人々は豊作を願いました。その行事の一つが、選ばれた女性が神様のために棚の付いた機織りで一晩で完成させ捧げるというものでした。その時使われた機織り機が棚機(たなばた)と呼ばれ、七夕(たなばた)の語源になりました。
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