七夕といえば、あなたは何を思い出しますか?
織り姫、彦星、笹飾りに天の川…。
小さなお子さんをもつ親であれば、願い事を短冊に書いて飾りを作りましょう!という場面が何度かあります。
字が書けるくらいの子どもであれば、本人が短冊に書きたいことがあるのでしょうが、1歳2歳くらいだと親が書くしかないですね^^;
それでは、どんな願い事を書いたらいいのでしょう?
親が勝手に考えても問題ないのでしょうか?
ここではそんな疑問や悩みについて、おすすめの事例とともにお答えしていきます。
七夕の短冊に書く願い事、1歳児は何を書けばいい?おすすめの例、3選!
児童館や保育園で短冊を書いて提出、なんて場面に遭遇すると思います。
ですが発語はおろか、親の言っていることもまだ理解してくれない1歳~2歳のお子さんなら、そもそも願い事があるのかもわかりませんよね!
実際に願い事の書かれた短冊を目にして、いいなあと思ったおすすめの願い事を3つ紹介します。
- 病気に負けず元気に大きくなりますように!
- お友達がたくさんできますように!
- お歌が上手に歌えますように!
親の立場からですが、健康や成長のことは何よりの願いですよね。
また、1歳2歳くらいだとおもちゃ遊びや大人のまね事など、まだ友達との関わりが少ない頃です。
これから成長していく過程で友達が増えてほしいと願うことも、大切なことですね。
3つめの「上手に〇〇」についてですが、1歳2歳ごろの子どもはできることがちょっとずつ増えてきて、親や先生に褒められるとニコニコして喜んでいます。
トイレトレーニングも始まる時期ですね。
「おトイレが上手にできるようになりますように!」というのもかわいらしいです。
ふだんの子どもの様子を思い浮かべて、これができたらスゴイな!喜ぶだろうな!ということを代筆する気持ちで書いてみるのもいいでしょう。
七夕の意味をどう説明すればいい?1歳でもわかる簡単な伝え方は?
七夕の伝説は漢の時代の中国から奈良時代に日本へ伝わり、七夕の語源は古事記で詠まれた歌の一節で…と、大人でも理解するのに難しい内容です。
また、中国をはじめ韓国や台湾でもその風習はさまざまで、短冊に願いを書くことも日本独自の文化です。
もともとは織り姫にあやかって機織りが上手になることを願う風習が、やがて芸事などの上達も祈るようになりました。
このような七夕の意味を1歳2歳の子ともに理解してもらうことは、まず無理でしょう(笑)。
ですが七夕は伝統的な風習であり、その雰囲気を経験させてあげることはできます。
織り姫と彦星が1年にたった1度だけ会える7月7日。
天の川を仰いで(雨天の場合は想像して…)ふたりが出会えているかな?と話しかけてみましょう。
そして短冊のお願いが届きますようにと空の星にお願いします。
また、家庭菜園などがある家族は暑い夏のあとには実りある秋を迎えられるよう、いっしょに祈れるといいですね。
七夕飾りを工作してみよう!1歳でも作れる簡単な作り方3選!
小さな子どもでも作れる、七夕飾りを紹介します。
折り紙は100均で十分なものが購入できますし、そのほかの道具も家にあるものでまかなえます。
折り紙で七夕飾り★おりひめとひこぼし(カミキィ kamikey)
- 準備するもの:折り紙2色×各1枚、のり、ペン
- 所要時間:約10分
折り紙は親が折ってやり、顔の部分を子どもに書かせてあげてはいかがでしょう。
どんな表情になるかはちょっと賭けかもしれませんが、それもまた思い出となります。
体の部分も含むと10分以上かかりますが、顔だけですと半分の時間で完成します!
七夕飾りの折り紙 簡単な「投網・くずかご」の作り方【音声解説あり】七夕シリーズ#10 / ばぁばの折り紙
- 準備するもの:折り紙2枚、ひも(つるすため。なければティッシュのこよりで代用可)、はさみ、ものさし、ペン
- 所要時間:投網 約10分・くずかご 約5分
動画は細かい作業ですが、手本よりもざっくり切ってOKです。
はさみを使わせることはできませんが、折り紙を拡げる後半部分をやらせてあげるといいでしょう。
飾るよりまずおもちゃになってしまう気がしますが、折り紙を数枚用意して飾り用を確保しましょう。
折り紙 一枚で作る簡単な星 Origami easy star instructions(1 sheet)
- 準備するもの:折り紙(必要に応じて、手形用に絵の具)
- 所要時間:約5分
こちらも折り紙は親が折ってやり、星に顔など書くとかわいらしいです。
少し大きめの折り紙を用意して、手形を押してみるものいいかもしれません。
1歳ごろの小さな手は、とてもかわいいですよね。
七夕飾りはいつからいつまで飾る?飾り終わった飾りはどう片づければいい?
結論から言えば、1週間程度前もって飾っても問題はないでしょう。
一般的に、短冊や笹飾りなどの七夕飾りは7月6日の夕方から夜にかけて飾りつけをし、翌7日の夜までに片づける「一夜飾り」が基本です。
日本の七夕の風習は織り姫と彦星の話と、棚機女(たなばたつめ)の習わし(6日に機織りして7日にお供えする)とが合わさっていることに由来しているからです。
ですが幼稚園や保育園、ショッピングモールにはそれよりも前から飾られているのをよく見かけますよね。
親としてはせっかく手間ひまかけて飾ったものを一夜限りで…とは悲しいです。
ちょっと前もって準備して、七夕の雰囲気を家族で楽しんだあと7日の夜にすみやかに撤収!という流れがよさそうですね。
次に、片付けの方法としては次の例があります。
★七夕送りなどの神事に参加して燃やす、川や海に流す
近くの神社や公共の場で行事があれば、参加させてもらいましょう。
くれぐれも自分で燃やしたり、海に流したりはしないでください。
環境の問題や自治体の条例に触れてしまうこともありますので、注意が必要です。
★燃えるごみとして捨てる
シンプルで手間がかからない方法ですが、ちょっと気が引ける人も中にはいますよね。
捨てる前にカメラに収めたり、小さいものはスクラップ風にしてアルバムなどにとって置くのもいいでしょう。
また、笹が近所の公園や山などに自生しているのであれば、小ぶりなものを持ち帰るのがベストです。(持ち帰りOKかどうかは、事前に確認してください!)カットして燃えるごみに出せます。
造花タイプの笹が市販されているので、繰り返し使用するにはいいですが、捨てる際には地域の処分方法にしたがってくださいね。
まとめ
短冊に書く1歳向けの願い事、七夕飾りについて紹介した内容をまとめてみます。
- 健康や成長を願う内容。短冊は親が書いてOK!
- 七夕の意味は理解できなくても、伝統や雰囲気を楽しむ!
- 飾り作りは子どもが手伝えるよう、工夫してあげよう!
- 飾る期間は1週間程度ならOKだが、基本は7月6日~7月7日の一夜飾りなので、7日夜に撤収する!
- 笹飾りを捨てる場合は、処分方法に注意する!
色とりどりの笹飾りを、キラキラした表情で眺める子どもたちの姿が目に浮かびます。
日本の伝統文化に触れながら、家族やお友達と楽しく初夏を過ごしたいですね。
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