体育祭のスローガンというと、どうしても他のチームとかぶってしまうことが多いように感じます。
他とかぶりたくないあなた、「サブタイトル」を利用してみてはどうでしょう?
難しく考えず、ポイントを抑えれば、伝わりやすくなります。
伝わりやすくなることで、モチベーションも高まります。
さらに、競い合ったり、みんなで協力することで士気も上がります。
また、サブタイトルがあることで、青春の思い出が鮮明な記憶になるかもしれません。
ここに、スローガンとサブタイトル例をまとめました。
体育祭のスローガンサブタイトル!サブタイトルとはどんなもの?役割と作り方は?
まずは、例をあげて説明しましょう。
2019年楽天イーグルスのスローガンです。
「RESTART!日本一の東北へ」
2019シーズン、楽天イーグルスは、球団創設15年目という節目の年を迎えます。
「RESTART!」には、これまで歩んできた14年間で得た良い部分は残しつつ、新ゼネラルマネージャー(GM)、新監督が率いる新生楽天イーグルス(Rakuten Eagles)が、心機一転、生まれ変わって再スタート(START)する決意を表しています。
また、2018シーズンに引き続き「日本一の東北へ」の言葉を採用。
ファンとチーム、そして東北全体が一丸となり、全員で勝ちにいく、日本一を目指すという誓いをスローガンに込めました。
引用元
この例では「RESTART!」が「スローガン」、「日本一の東北へ」が「サブタイトル」になります。
どうです?どちらかだけだとインパクトに欠けますが、球団の思いを解読すると、「スローガン」と「サブタイトル」のお互いが相乗効果を生み出していると感じます。
「スローガン」で、まずはどかーんと伝えたいことを表現します。
その後、「サブタイトル」で、「補足」や「気持ち」を表現するとしっくりした仕上がりになるのです。
体育祭のスローガンサブタイトルアイデア!スローガンが四字熟語だった場合は?
四字熟語というのは、それだけで威風を感じさせます。
よって、サブタイトルをつける場合は、やわらかい、優しい表現をするとバランスがとれます。
おもしろい表現や言葉を使ってもいいですね。
「一騎当千(いっきとうせん)」~仲間があってこそ~
ずば抜けて強い勇者の例えです。
一人で千人を相手にできるほど強いことをさしますが、いくらずば抜けていても、仲間がいなければ成しえないという気持ちを表現しました。
「獅子奮迅(ししふんじん)」~カモーン、明日の筋肉痛~
獅子が奮い立ち、凄まじい勢いで猛進する様をいいます。
相反して明日の心配もしているひょうきんな学生の気持ちを表しました。
「剛胆無比(ごうたんむひ)」~絆を信じて~
他の者よりも抜きでて肝がすわっていて、思い切った行動をとる様をいいます。
その裏には、仲間との絆があってこそできる行動だ、という思いです。
「国士無双(こくしむそう)」~今日こそ俺の出番だ~
他に並ぶ者がないほど優れた人物のたとえです。
普段勉強では自信がないけれど、体育祭なら暴れてやるぞ、という学生ならではのワクワク感を表現しています。
「確乎不抜(かっこふばつ)」~水分補給はしっかりと~
意思や信念などがしっかりとしていて物事に動じない様です。
それでも冷静に水分はとりましょう、と訴えます。
夢中になる子供と、冷静な大人が入り混じる学生ならではの様子を表現しました。
体育祭のスローガンサブタイトルアイデア!スローガンが英語だった場合は?
スローガンが英語の場合、分かりやすい英語を使うことが一番です。
しかし、多少分かりにくくてもサブタイトルがあれば補足が可能です。
四字熟語同様、カッチリした意味合いの英単語には、やわらかなサブタイトルをつけるなど、バランスを考慮しても面白いですね。
「Make joy」(楽しもう)~ 今が、青春真っ盛り~
ただひたすらに楽しめる、というのも学生の特権です。
「Never,Never,give up」(決して諦めるな)~それは最高の思い出~
最後まで後悔ないように戦ったことは、記憶に刻まれることでしょう。
「Cast away care」(心配は捨ててしまおう)~仲間の笑顔が勇気~
不安や心配も、「仲間」がいれば、何とかなるものです。
「Never complain,Never explain」
(文句を言うな、言い訳をするな)~最大の理解者達と共にいこう~
学生の最大の理解者は、学生です。
文句も言い訳も仲間なら分かってくれる。
だからこそ、それは抜きにして楽しもうよ、という語りかけです。
「Share my enthusiasm」(情熱を分かち合おう)~それでも優勝は譲らない~
体育祭にかける情熱はシェアするけれど、勝ち負けはまた別なもの。
勝つ気持ちにこだわる様子を表現しました。
体育祭のスローガンサブタイトルアイデア!スローガンがおもしろい言葉だった場合は?
スローガンがくだけているものは、サブタイトルはかっちりしたものの方がバランスがとれますね。意味も伝わりやすくなります。
「キューピー3分リラクシング~3分リラックスしたら本気でいこう~」
本気ばかりでなく、リラックスして集中力を高めるのも、仲間との大事な時間。
そんな時間だから、ゆるーく3分リラクシング。
誰もが知っているキャッチフレーズの引用です。
「無駄に高い気温とプライド~暑さに負けんな~」
近年の温暖化同様、年を重ねることで高くなったプライド。
プライドという言葉で勝ちにいく気持ちを表現しました。
「よろしい ならば優勝だ~ Dream bigger~」
シンプルに優勝という言葉を使いたく、こんな表現になりました。
中途半端ではなく、大きな夢を持ってチャレンジするさまを描きました。
「努力+気力+協力= 優勝~ 最高の思い出をつくりに~」
「〇力」で韻を踏み、足し算しました。
どの〇力も、出し切って優勝できれば最高の思い出になりますね。
「群れたい、勝ちたい、めだちたい~どれも青春の1ページ~」
こちらも「〇〇たい」で韻を踏み、最後に「めだちたい」という素直な気持ちを表しました。
どの「〇〇たい」も青春ならでは、の気持ちです。
体育祭のスローガンサブタイトルアイデア!スローガンが一文字言葉だった場合は?
スローガンが一文字言葉だった場合は、一番サブタイトルがつけにくいように感じます。
漢字はいくつか意味があるので、その後のサブタイトルによって意味合いや解釈も腕の見せ所になるというわけです。
「翔(しょう)~みせてやろう、最高到達点~」
こちらは純粋に「空高く飛ぶ」という意味合いから、「最高到達点」という表現を使いました。
「烈(れつ)~日焼け対策は万全に~」
競技に関してのはげしい、強烈という意味と、太陽の激しさ、暑さを表しています。
女子校にもってこいのサブタイトルです。
「躍(やく)~同じ阿呆なら踊らにゃそん~」
おどる、跳ね上がるの意味から、「せっかくの祭りなら楽しもうぜ」との意味がこめられています。
「進(すすむ)~思いのままに~」
進む、向上するとの意味から、学生らしいサブタイトルをつけました。
体育祭の計画から準備、そして実行まで進められた充実した気持ちを表しました。
「煌(きらめく)~今の一瞬をかがやきに~」
振り返ったとき、体育祭というイベントが人生の中で輝く、きらめくものになりますように。
まとめ
- 「スローガン」で、まずはどかーんと伝えたいことを表現します。その後、「サブタイトル」で、「補足」や「気持ち」を表現するとバランスよくまとまります。
- 漢字や英語のスローガンのサブタイトルをつける場合は、やわらかい、優しい表現をするとバランスがとれます。
- スローガンがくだけているものは、サブタイトルはかっちりしたものの方がバランスがとれます
- スローガンが一文字言葉だった場合、サブタイトルで意味合いや解釈を表現します。
指定がないスローガンなら考えやすいですが、「四字熟語で」「漢字一字で」など制限が出てくることもあると思います。
私は過去に「スローガンは四字熟語で」との制限に直面したことがあります。
幸い、国語の先生と親しかったのでアドバイスをいただいたことがありました。
スローガンは英語で、との制限なら留学生に聞いていみるのもいいかもしれません。
その道のプロに聞くことは、言葉の選択の幅が広がりますよ。
素敵なサブタイトルで、思い出に残る体育祭が開催できますように。
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